雑想

写真、カメラ、車、音楽、旅、ラーメンなど個人的な趣味のごった煮的な日記です。

価値

2023-03-15 20:16:50 | 雑想

今、東日本大震災クラスの地震が起こったら、空には素人が操縦するドローンが飛び交い、地上では動画の配信しているYouTuberがわんさか闊歩している姿が眼に浮かぶような気がする。

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聞いた話ですが。新聞に時々入っている出張買取業者のチラシ。一応会場は押さえてお客さんが持ち込んだ商品の買取するのだけど、こういった田舎だとご高齢の為に体が不自由で出歩けない方も多く、そういった人って結構良い品物を持っていたりする。とある方がチラシを見て「何でも買い取ります」というので仕立ての良いスーツを売るべく業者を呼んだらしいのですが、実際に来てもらって査定金額は?と聞けば「スーツに名前が入ってるから買い取れない」と。

確かにその通りなのだけど事前にそういう話もしないし名前の刺繍くらい取れるのでは?スーツを2階から1階に持ってくるだけでぐったり。でも出張買取業者の本当のお仕事はここから。親切なご主人、玄関で査定するのもなんなので居間に通したのが間違いの元。「他に売るモノは無いですか」と部屋中を物色され、カメラや時計を見つけると「これ、売ってくれませんか?」。スーツの件からすでに怪しさ満点だった言動に、いろいろ理由を付けて売るのを断固拒否。

結局動かない時計を一つ、500円で売って帰ってもらったわ、わはは!。という武勇伝的な話なのだけど、その売った動かない時計って本当に500円なんだろうか。こういう輩が動かない時計に500円出すだろうか。昔、とある出張買取業者が訪問した家では、亡くなった方が使っていた時計、依頼主から壊れているのでタダでいいよ、と渡されたのがPATEK PHILIPPE。業者はすぐに気づいたけど正当な査定をせずそのまま持ち帰り、修理して数百万で売った、という話もある。

ロレックスやオメガ等、名の知れた時計なら売る側も少しは賢くなるのだが、世の中には一般的に知られていない雲上ブランドがいくつも存在する。時計に限らず、本来の持ち主なら価値を知っていて購入してる商品も、例えばご主人が亡くなったご高齢の奥様とかだとそんな事知る由もない。それどころか前述のPATEK PHILIPPEを渡した人も、不要なモノが無くなってスッキリしたと感謝すらしているかもしれない。という事で、何でも買います的な出張買取業者って怪しいね、モノを売る時はある程度知っている方に一度相談してみましょう、ってお話でした。

 


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