子守唄

年末年始、HDDに撮り溜めた番組を暇を見て視聴中。

某番組で子守唄の話題がありましてね。そこで随分昔の話しで思い出した事を。

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その前に事前知識。当時我が家では一羽のセキセイインコを飼っていました。親父が勤務していた会社に偶然迷い込んできたインコを、何故かウチで飼う事になりまして。こいつが結構頭のいい真面目で素直なインコでね。名前をピー助といいます。

ある日。ソファーに寝転んでTVを見てた母のところに、人なつっこいピー助君が舞い降りる訳です。その時母は何を思ったんでしょうかね、

むんず

とピー助をわしずかみにして、ピー助の首筋や頭をなでながら子守唄を唄い始めたのです。

「ねーんねん、ころーりーよ～・・・」

最初は騒いでいたピー助でしたが、いつのまにやら目を閉じてじっとしている様子。そしてあろうことか、ピ－助君は本当にスヤスヤ眠ってしまったのです・・・。

勿論、子守唄で寝てしまったピー助君にも驚きましたが、「子守唄」を唄う母親てのが懐かしくも新鮮で、強烈に印象に残っております。多分はるか昔、僕にもその子守唄を唄ってくれたんでしょうね。憶えていないけど、どこか記憶の隅に残ってる母の子守唄。

その時の僕は、ちょっとピー助に嫉妬していたのかもしれません。

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そんな母は今、定年を迎えて悠々自適な親父と一緒にジムに通ってるそうです。もしかしたら、今や僕よりもマッチョかもしれません。