名古屋市の文化施設・ここ最近

◎ここのところこういうことを書いていなかったら、実は今年は名古屋市の文化施設の一部で、平成２０年度以降の新たな指定管理者を決める年に当たっていることをすっかり忘れていた。前回のときは個人的にかなり大騒ぎしながら見たり読んだり書いたりしていたのがウソみたいだ。で、結果を名古屋市のウェブサイトから確認する。

文化のみち二葉館(名古屋市旧川上貞奴邸)指定管理者の候補者選定結果について
http://www.city.nagoya.jp/shisei/gyouzaisei/shitei/nagoya00045177.html

名古屋市芸術創造センター指定管理者の候補者選定結果について
http://www.city.nagoya.jp/shisei/gyouzaisei/shitei/nagoya00045265.html

名古屋市文化小劇場及び名古屋市民ギャラリー矢田指定管理者の候補者選定結果について
http://www.city.nagoya.jp/shisei/gyouzaisei/shitei/nagoya00045267.html

●いずれも公表日は本日（１０月２日）付け。大ざっぱに言うと「現状維持」。これまで管理を受託してきた団体が来年度以降も引き続き同じ施設の運営を行うということになった。愛知県舞台業協同組合（愛舞協）とサンデーフォーク、NHK中部ブレーンズなどの連合軍は１つの受託も勝ち取ることができなかったが、こういう所にやらせてみると面白いかも、と言う委員が選考する側にはいなかったのだろう。こういうグループには、昔も今も実質的な稼働率があまり良いとは言えない、ここなどを任せてみたいなどと考えるのだが、どうだろうか。
△そうそう。行政絡みでもう１件。名古屋市の「行政評価」は、今年度「施設の管理運営」を中心としてチェックが入ったが、その結果が先日公表された、との報道があった。A～Dの４段階評価を役所内部と外部評価の２方向から付けられたが、身内でも『C」、外部からは「D」つまり統廃合を検討せよとなったものの中に、都心の演劇の稽古場として重宝する名古屋市短歌会館が入っていた。きっとおエラい先生方は、名前ではなかなか想像しにくい用途があの建物にあることなど、最初から眼中にないのだろう。そういうところまで考えていては、はじめからスリムにする、お金を節約するのが本旨の行政評価など不可能なのかな。じゃあ、なぜ名古屋城本丸御殿は高い評価を得てるのかな。あそこではセレモニーはできても、稽古はきっとできないと思うんだけどな。などなど、詳細はここが詳しい。