カレーライスのルーツってご存知ですか? 私も気になってちょっと調べてみたところ諸説あって、たぶんそれぞれがそれなりに正しいのだと思うのだけれど、普及に一役買ったのが旧日本海軍っていうのは万人の認めるところでしょう。旧日本海軍が海軍食にイギリス海軍のカレーシチューを採用し、日本人の口にあうよう小麦粉を加えとろみをつけて、ご飯にかけて食べるようにアレンジ。そしてこのカレーがふるさとに戻った水兵さんたちによって全国に広がり、日本中の家庭にいきわたったってことのようです。
旧日本海軍では、毎週金曜日をカレーの日と定め、日本中の艦内でカレーが食されたとか。というのも、来る日も来る日も海ばっかりの艦上生活では、曜日感覚が薄れていくため、毎週金曜日にみんなの大好きなカレーを食べて、一週間の感覚を身につけたんですね。この伝統は今に引き継がれているそうで、海上自衛隊の艦内での今日のご飯はカレーライスです(たぶん)。撮影前に勉強のため艦の見学をした際、真田広之さんも海軍カレーの伝統をご存知だったのでしょう、カレーをリクエストされ「とてもおいしい」と召し上がったそうです。このカレーも艦によって個性があるようなので、一度、食べくらべの会を催していただけるとありがたいですね。少しずつでいいから全部の艦のカレーを食べてみたいなあ。
こんな歴史があることから、昔から海軍の街として歩んできた横須賀市と商工会議所、そして海上自衛隊横須賀地方総監部の三者は、6年前に「カレーの街よこすか推進委員会」を発足してカレーによるまちづくりを始めたんですね。横須賀オリジナルのカレーを作り「よこすか海軍カレー」と名付け売り出すにあたって参考にしたのが、明治41年(今からなんと97年前)の料理レシピ「海軍割烹術参考書」とは恐れ入ります。簡単にレシピを紹介すると、材料:カレー粉、小麦粉、肉、人参、玉葱、馬鈴薯を入れること。調理法:カレー粉、小麦粉を炒ってルーを作ること。提供法:原則として、カレーライス、牛乳、サラダの3点セットで提供。薬味にチャツネをつけること。これだけです。このレシピに基づいて作られた「よこすか海軍カレー」は「ふるさとの懐かしいおふくろの味」がするそうです。う~ん。おなかがすいてきた。
で、作ってくれたんですね。横須賀カレー本舗のみなさまが、イージスカレーを。正確に言えば「横須賀海軍カレー『亡国のイージス』版」となるそう。仙石先任伍長や、宮津副長や、如月行も、金曜日にはこのカレーを食べていたんじゃないかなあ…なんて考えながら食べたら楽しいですよね。4月23日には京急・横須賀中央駅前に横須賀カレー本舗のアンテナショップもオープンし、「横須賀海軍カレー『亡国のイージス』版」も発売されるそう。1食210gで400円(予定)とちょっとお高めだけれど、伝統とこだわりとイージスの香りのするこのカレーはきっと一味違うはずだ。海軍カレーには、応用編として海軍カレーパンとか、海軍カレーマドレーヌ(これ、どんな味?)、どらカレー(カレー風味どら焼きですね)などもあって横須賀名物となっているそうな。
さあ、GWは横須賀でカレーだな。私はとりあえず社食でカレーかな…。
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週休2日制以前は土曜日の昼食でしたし、海自では日曜の休日を前に隊員が悪さしないようスパイスなどの沈静剤効果を期待して食べさせていたのが今の金曜カレーのルーツだと思われます。
こんな話広報官は話せないでしょうし、なにより若い隊員は土曜日休みが当たり前だから信じてるみたいですが。
休日といえば艦での休暇はどう過ごされてるのでしょうか?娯楽施設とかあるのかな?
旧海軍も通常の時は日曜日は休日なんですね。
今も昔も休日前に食べるカレーは美味しさ倍倍でしょう。
ポスターをバーンとのせて、そういうカレー情報も含めて、これからどんどん出てくるであろう情報をブログだけではなくて掲載してください。
どんなパッケージになるのか
とても楽しみですね。
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