先週「Shall we Dance?」を観て楽しかったという感想を書いたのだが、今週になって、キャンペーンのため来日していたリチャード・ギアが首相官邸を訪れ、小泉総理とShall we Dance?と踊っていた。なんでも、リチャード・ギアの姪っ子(?)が、小泉総理の写真を見て「似ている!」と言ったことで、ご対面に至ったとか。本当に似ているかどうかはここではおいといて、小泉総理も最近は明るいニュースが少ないから、リチャード・ギアの華やかさに乗っかりたいって思ったのだろうか。政治部記者に囲まれるリチャード・ギアという状況も面白かったし、話題になりテレビや新聞、あちこちで報道されていたので(新聞の総合面・政治面に映画の話が載ることはとってもめずらしいことだしね)、いいキャンペーンだったと個人的には思う。
その新聞の総合面・政治面(大体どの新聞でも表紙をちょっとめくったところ)に「首相日誌」というのがある。首相が誰とどこで会っていたか、ということが時系列に書かれているのだが、私はここをみるのが好きである。誰と会っているかで、世の中で起こっていること、起こりそうなことの流れがわかるし、誰が好きか嫌いか勝手に想像したりするのも楽しい。
特に好きなのが、夜ご飯チェック。誰とどこで何時に入り、何時までいたかというのが細かく書かれている。前総理の森さんの時は、料亭の名前がずらりと並び、「料亭密室政治」と世間でよく非難されていたけれど、小泉さんはちょっと違う。いま、首相公邸が東五反田(永田町の公邸が工事中のため仮公邸住まいなんですね)にあることもあって、ご近所の高輪プリンスなどはよく利用されているみたいだし、料亭というよりはレストラン系のスマートなイメージのところが多いように思う。ちなみに昨日は、赤坂のイタリアンレストラン「グラナータ」で参院予算委員長の中曽根さんや予算委員会理事の面々と2時間20分間の食事をされている。今日からの新年度を前に平成17年度予算案が国会を通過して成立したことの慰労会だったのだろうか? いつもは、秘書官と一緒のことが多く、お友達少ないのかな~? なんて勝手に思っている。首相は独身だし、もっと色気があってもいいのに・・・とも期待するが、そんな感じはない。
さて、映画『亡国のイージス』で「攻撃を許可する」梶本総理を演ずるのは原田芳雄さんだ。梶本総理の「首相日誌」ではどんな人と会い、どんな話をし、どんな夜ご飯が並ぶのだろうか? そんなことを想像してみるのも面白いかもね。
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120ヘェ~って感じです。
ぜひそーゆー目で新聞を読んでみようと思います。
最近でこそいい感じで歳を取られて映画、ドラマ、CMでよき父親を演じてらっしゃるが、そもそもは日本映画史上初めて長髪にジーンズのヤクザ役でスクリーンデビューを果たした人(それまでは角刈りで着流しかボンタンだった)。
このエポックメーキングなニュー・アウトローヒーロー・スタイルは当時の若者たちに多大な影響を与え、故・松田優作氏を始めそのファッションに追従した俳優も数限りなくいたと聞いてます。
そんな芳雄さんが、今回、映画史上初めて体制側の人物を演じる。
只事ではすまないだろうし、本当に楽しみです。
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