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[ おたまじゃくし ] / 2005年05月21日
正直な話、とても困ってます。ここの執筆者は、みな内容の濃い話をとてもうまく書いてますよね。私立理科系体育会出身の私は、文才もなく、毎回毎回何を書こうかと、本当に悩んでいます。
で、今日もやはり、海上自衛隊の艦艇での撮影について書くことにします。(こればっかりだな・・・)
昨年9月から、本格的な撮影が始まったわけですが、毎年秋は、海上自衛隊にとっても稼ぎ時、海上自衛隊演習が行われるのも11月ごろですから、各部隊とも演習に向け、仕上げの訓練の時期なんです。
そんな時期に、長期行動の合間、次の出港までの短い寄港中に撮影された映像がふんだんにあります。中でもこの映画のもうひとつの主役とも言うべきイージス艦「いそかぜ」に扮した護衛艦「みょうこう」わずか1泊の横須賀寄港中、ヨンファたち工作員が化けたFTG隊員の乗艦シーン、艦内各部のシーンなどを夜中までかかって撮影しました。
その上、真田先任伍長のインタビューまで艦内、CPO室を借りて実施しました。CPO室の皆さんには本当にお世話になりました。室内の大掃除をしてもらったり、「みょうこう」就役以来はじめてテーブルクロスや椅子カバーをかけてくれたりと、至れり尽くせりでした。こちらからは、インタビューするために部屋を使わせて下さい、とお願いしただけなのに、大変な労力をかけてしまったと思いました。でも、それがぜんぜん恩着せがましくもなく、淡々とさりげなく、普段と変わらぬ様子なんですね。母港の舞鶴を離れ、長期行動の途中に寄港した横須賀で、飲みにも行かずに翌日のインタビューの準備をしてくれたCPO室のみなさん、ありがとうございました。
次は、横須賀から晴海までの回航時に撮影させてもらった「むらさめ」早朝06:00の出港時に、乗員と俳優さんが一緒に出港作業をするということで、1時間前の05:30から、出港作業(もやい、甲板諸作業など)の立付けをしてくれました。(※立付け:海上自衛隊用語で、予行とか事前訓練のこと。)
制圧部隊が乗った潜水艦内の撮影では、潜水艦基地が横須賀米海軍基地内ということで、煩雑な入門手続きをしてくれた連絡官室の皆さん、担当者はパイロットでしたが、たしか春の異動で航空部隊に戻ったはずです。潜水艦「たけしお」、この春除籍されましたが、俳優さんやスタッフたちは、ロケ弁を用意しているのですが、わざわざスープを用意してくれた調理担当の乗員の方、ありがとうございました。P氏が旨そうに食べていましたね。海上自衛隊の食事って、本当に旨いんですよ!
総員離艦シーンでは、「はたかぜ」「いかづち」の内火艇の乗員は、深夜まで4時間も横須賀基地の海上で艇を操ってくれました。撮影後、P氏がお礼のTシャツを渡すと、「仕事ですから。かえってすみません。」と逆に恐縮してました。停泊中の艦艇は、外舷の明かりをすべて消してくれたり、海に入る俳優さんや、緊急事態に備えて海中で待機するダイバーたちのために艦内の風呂を準備してくれました。
まだまだありますが、海上自衛隊の協力方針は、「全面協力」、各部隊、各艦の乗員は、幹部から若手の曹士にいたるまで、日常の業務と変わりなく、本当に淡々とさりげなく協力してくれてました。映画を見ながらそんなこともチラッと思い出していただけるとありがたいですね。
もっと、面白い話を書ければいいんですけどねぇ・・・まあ次回も、記憶をたどりながら、いろいろ書き連ねていきます。
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[ おたまじゃくし ] / 2005年05月14日
おたまじゃくしです。昨日、南の島から海自機で50分ほど北へ飛んだ「村」へやってきました。これから約1ケ月こちらに滞在し、その後また海自機に乗って南の島へ帰る予定です。
ここの宿舎は、テレビも新聞もないため、情報が何も入らない状態です。インターネットも勿論自由に使えない状態、というより、インターネットに入れるPCがありません・・・・  てな訳で、とことこ1時間以上歩いて、インターネットカフェに来ています。車も自転車も持ち込んでいないので、交通手段は、2本足だけです。

さて、先日コメントコーナーにSH-60Jの10機編隊について書き込んだところ、いろいろな方から反響や個人的にもご質問などいただきましたので、しつこく10機編隊の撮影について、書かせていただきます。

館山航空基地所在の第21航空群には、第101、121、123と3個航空隊があります。10機編隊の撮影は、昨年秋、館山航空基地の開隊記念日行事の祝賀編隊飛行の折に実施されたものです。勿論10機もの哨戒ヘリを1個航空隊で飛行させることはできませんので、21空群内の航空隊の混成編隊で飛行したわけです。
当日は、祝賀行事が行われますので、編隊の基地上空通過時刻は、秒単位で決められていました。どこの基地、航空隊で実施する際も同じなんですが、時間を調整するためにかなり余裕を持って離陸し、決められホールディングポイントで、待機するのです。
撮影は、この待機時間中に実施されました。民間の撮影用ヘリが飛来し、2個の5機傘型編隊を撮影したのですが、撮影ヘリの速度が、最大で約80ノット、SHは100ノット以上で飛行しますので、かなり撮影には苦労したようです。低速では、なかなか安定した編隊を形成するのは大変ですから、撮影機の速力にあわせるわけにもいかず、基地上空通過時刻も来賓の方の挨拶の状況により土壇場で変更されるので、編隊長やそのコ・パイは、言葉では言えないくらい大変だったと思いますよ。
通常、ホールディング中は、ルーズフォーメーションといって、やや各機の距離を開いた状態で飛行します。そのほうが、搭乗員の疲労も軽減される訳ですから。ところが、この日は、離陸からホールディング、そして進入から基地上空通過後の解散まで、ずっとタイトな編隊飛行をやってもらった訳です。
降りてきた列機パイロットから海幕担当者に「腕がパンパンに張っちゃいましたよ。」などという言葉が聞かれました。しかし、決して不満を漏らすということではなく、その言葉とは裏腹にこのパイロットの顔には、自分たちのヘリがカッコよく撮影してもらえたことへの喜びと、約2時間にわたったタイトフォーメーションををやり終えた達成感があふれていました。彼らに早くこの映画を見せてやりたいものだとつくづく思います。

第21航空群だけでなく、実際の撮影に協力してくれた艦艇や部隊、資料の提供や物品の貸し出しに尽力してくれた部隊の隊員すべてに、早くこの映画を見てもらいたいです。自分でチケットを買ってね。
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[ おたまじゃくし ] / 2005年05月07日
連休で自宅に帰ってきましたが、ここ数年、ゴールデンウィークなんて縁がなかったもので、どんなふうに過ごしていいかわからなくて、結局、飲んだくれています。

思えば、前の勤務先は、本当に忙しいところでした。年末年始も夏休みも普段の土日も関係なく働いていました。まぁ、自分の能力の無さに起因するものなんですが...  しかし、忙しい忙しいといいながら、2年8ケ月間、1日も抜かずに飲んでいたような気がします。

さて、このところ、大きな事故が続いていますね。JRの脱線事故、静岡県警ヘリの墜落など。原因については、事故調査の結果を待たなければ無責任なことはいえませんが、日本の国全体が忙しすぎて、自分の仕事をいちいち確認しながら実施していくという余裕が無くなっているのではないでしょうか。人命に関る大きな事故、トラブルばかりでなく、普段のデスクワークの中での身近な経験を通じて、まさに「どうしちゃったんだ、日本?!」といいたいところです。

さあ、映画の話をしましょう。海上自衛隊が「亡国のイージス」の撮影に協力するにあたっての基本方針は、いうまでもなく「全面協力」でした。しかしながら、部隊運用であるとか、訓練スケジュールなど、種々の制約があったのも事実です。そんな訳ですから、あれだけの俳優さんたちはじめ、数多くのスタッフの皆さんのスケジュールを調整したプロデューサー氏の苦労は、並大抵のものではなかったようです。オマケに昨年は、台風の当たり年、台風が襲来するたびにスケジュールの変更です。真田さんはじめ、わが国を代表する俳優さんたちのスケジュール変更は、海幕長のスケジュールを変更するよりも大変だったのでは、ないでしょうか?

実際の撮影現場では、各部隊とも安全確保=事故の絶無を期したことはいうまでもありません。ある方曰く、「この映画は、30年に一度の映画である。」(誰だったっけ?) もし怪我人でも出した日にゃ、映画そのものがぶっ飛んでしまいますから・・・

俳優さんはじめ多くの素人さんたちを艦に乗せ、ヘリから空撮や基地内でさまざまなシーンの撮影など、結構危険を伴うと思われる場面もあったのですが、部隊側は、撮影スタッフ等の皆さんの安全確保ということに、常に意を払っていました。

安全確保のためには、休日や夜間の撮影に際しても多くの隊員が長時間にわたり協力し、事前の準備から撤収作業まで、黙々と働いていたことが印象に残っています。

海上自衛隊側ばかりでなく、撮影陣も何度も何度も艦艇や部隊での撮影を繰り返しながら、マンネリに陥ることもなく、さまざまな手順やプロセスを省略することもなく、基本に忠実に自分の仕事をこなしていく。これが職人の世界なんでしょうね。

人間だれしも、物事に慣れてくると慢心というか、基本を忘れてしまうものですが、すべての原点は、「基本の厳守」ということだと、あらためて感じています。なんか、エラそうなことを言ってしまいましたが、私自身、何事も基本を忘れずに日々精進していこうとあらためて考えている今日この頃です。
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[ おたまじゃくし ] / 2005年05月01日
おたまじゃくしです。連休明けには、南の島から1時間ほどの「村」へ行き、
1ケ月ほど滞在します。
私の正体につきましては、ひとまず置いておきましょう。今日は「亡国のイー
ジス」の公式記録カメラマン(スチール写真)の齋藤清貴氏についてお話します。
というより、齋藤氏の写真についてお話します。
齋藤氏は、以前からカワイイねーちゃん(セクハラかな?)の写真集などを多く出
版しており、そのほかにも花をはじめ自然界の様々なモノを被写体にした写真を
多く世に出しています。
今回、「亡国のイージス」の公式記録写真を撮影するのが、自衛隊の艦艇や
航空機を撮影する初の体験とのことでした。
齋藤氏の撮った写真は、他の写真家の方々が撮った写真とは、明らかに違い
ました。軍事関係あるいは、航空・海事関係の出版物で見る艦艇や航空機の
写真は、被写体の機能美といいますか、メカとしての美しさが前面に押し出さ
れているものですが、齋藤氏の写真のイージス艦やP-3Cは、生身の女性を
感じさせる艶かしい美しさがありました。(フネもヒコーキも英語では「She」なん
ですけどね。)
特に、舞鶴沖でイージス艦「みょうこう」を空撮した写真、流氷に覆われたオホー
ツク海上空のP-3Cの写真には、特にそのことを感じさせる「色気」がありました。
この2枚の写真については、防衛庁の海幕のある庁舎A棟8階に展示してありまし
た。防衛庁関係者の方は、ぜひ見に行って下さい。もう片付けているかもしれませ
んが・・・
齋藤氏が撮影した「亡国のイージス」・海上自衛隊に関する写真集を出版する動き
があるそうです。
こちらのほうも発売が決まったところで、宣伝部あたりが公表すると思いますが、
一見の価値あり、と思います。
同じ被写体でも撮る人の感性でこうも違うものなんだな、と感じた次第です。
では、よい休日をお過ごしください。
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[ おたまじゃくし ] / 2005年04月23日
 さて、TBS系列で放送されている「夢で逢いましょう」ですが、
なかなか面白いですよね。
 海幕広報室は、あのドラマそのままの雰囲気ですよ。テレビ
ドラマに自衛隊の制服が毎回登場し、しかも実際の広報室そ
のままに描かれるなんて、驚きですよ!
 こんなことが起こったのも、きっかけは「イージス」への全面
協力なんでしょうね。
 聞くところによると、そろそろ前売り券が売り出されるようで
すね。
 私は、多分、南の島にいますので、公開と同時には観ること
ができないでしょうが、大ヒット間違いなしと確信しております。
 で、「夢逢い」の広報室ですが、室長は長塚さんありきだった
わけですが、その部下の鬼塚とか森嶋といったキャラは、実際
の広報室員がモデルだそうです。
 ドラマの中の会話も現実に近いものがありますよ。「亡国のイ
ージス」に協力した海上自衛隊の広報マンは、こんな雰囲気な
んだ、なんてことを考えながらドラマを見るのも面白いかもしれ
ませんね。
 南の島から「おたまじゃくし」でした。
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[ おたまじゃくし ] / 2005年04月16日
  現在、 鹿児島県鹿屋市に滞在しています。5月14日に行われるエア・ショーに向け、海自のP-3C哨戒機が、毎日朝夕2回訓練しています。 でかい図体に似合わず、 軽快なマニューバーを超低空で見せています。しかも編隊で! スゴイですよ! 中には、一人で飛んでも変態飛行というパイロットもいるようですが…。 失礼…。

 さて、このブログでは、「亡国のイージス」関係者の様々な話が紹介されていますが、 忘れちゃならないのが、F-2戦闘機のパイロットです。真木蔵人? 違います。2番機のパイロット、「F」1尉のことです。 「F」1尉は、 名前がついていなかったのですが、プロデューサーや海幕担当者が空幕広報室を訪ねた際、 ある空自のおっさんが 「おい、 わしんとこへ珈琲飲みに来んか? わしんとこの珈琲は、ブルマンじゃけんのう。 旨いでぇ!」と。そこで、プロデューサーその他がぞろぞろとそのおっさんの部屋へ行きました。 その部屋でご馳走になった珈琲、 ホントに旨かったです。ブルマンかどうかは知りませんが、 煎れてくれた女の子、たしか3等空曹でしたが、 可愛かったです。で、そのおっさんが「おい、 わしも映画に出せぇや」ときました。「スナックで、カラオケ歌っとるおっさんでえぇからな」
 
   さすがに、プロデューサーも困ってしまいました。 おっさん、すかさず「そうじゃ、F-2のパイロット、宗像? やめとけ、 そんな訳のわからん名前"F"にせぇや、頼むぜ。」旨い珈琲ご馳走になった手前、 ダメとも言えず、もし、ダメと断ったら空自がヘソまげて、F-2飛ばしてくれなくなったら困るし…。 なんせこのおっさん、1等空佐なんですわ。

  海幕長や護衛隊群司令も映画に出たいと言い出すし、 自衛隊って出たがりが多いです。しかし、このプロデューサー、頭がいい!なんと「わかりました。」と答えました。

  「さすがに宗像1尉は変えられませんが、2番機のパイロット、これを"F"1尉にしましょう。」 そしたら、おっさん、「えぇのう!」と大満足でした。後日、このおっさんに、 "F"1尉と名前の入った台本を届けたところ、 ちょっとテレながら喜んでくれました。 これが、 "F"1尉命名の真相です。ところで、映画の中には、この名前、登場するんですかねぇ、監督?




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[ おたまじゃくし ] / 2005年04月10日
  昨日、 滞在先のPCの状況から書き込みがブログに反映されませんでした。申し訳ありません。実は、今、鹿児島にいます。桜の花が満開、 風に花びらが舞ってとてもきれいです。 ちょうど沖縄戦たけなわのころ、花吹雪の中、多くの若者が飛び立っていったことを思うと、 ガラにもなく目頭が熱くなります。また、あらためて、古庄海幕長のおっしゃった「リスペクトの心」について、考えています。

  最近、ある出版社から「人間爆弾と呼ばれて」という本が出版されましたが、 この本の冒頭に山岡荘八さんの文章が載っています。 その文章を読んでみると特攻で散っていった、 当時の若者の気持ちが少しはわかるような気がします。きっと、多くの海上自衛官たちも、 一朝有事の際には、 同じように考えるのでしょうね。
 
  書き込みが遅れた上、 あまり関係ない話ですみません。

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[ おたまじゃくし ] / 2005年04月02日
 昨年11月、南房総・T航空基地での撮影について、
お話しましょう。

 負傷して意識を失った仙石曹長が、ホバリング中の
SH-60Jに救助され、その後、機内で介抱されるシ
ーンなんですが、まず、ヘリのホイストケーブルにぶら
下がったクルーが、真田さんとハーネスで一体になり、
地上(映画の中では、艦上)からヘリまで吊り上げられ
ています。
 このヘリのパイロットは、部隊でも中堅どころの信頼
のおける腕のいいパイロットであったことはもちろんで
すが、ケーブルに吊り下げられたクルーも機内でケー
ブルを操作するクルーも哨戒ヘリ部隊勤務の長い、実
際の救難任務や患者輸送に数多く従事した経験のあ
る航空士でした。
 映画の撮影協力とはいえ、猛烈なダウンウォッシュ
の中、意識のない負傷者という設定の素人さんを吊り
上げるのですから、みな真剣そのものでした。
 また、機内で介抱するシーンも実際のヘリの狭い機
内での撮影であり、搭乗員役の俳優さんも、撮影にあ
たる笠松カメラマンはじめスタッフの皆さんは、かなり
苦労されたようでした。

 早朝から、撮影協力の準備にあたってくれた搭乗員、
整備員、車両の運航や航空管制に従事する隊員、各
部隊との調整にあたってくれた幕僚、できるだけ撮影
の邪魔をしないようにフライトスケジュールを臨機応変
に変更してくれた各飛行隊の隊員たち、このシーンに
係わった官民のすべての関係者の「思い」が凝縮され
たすごいシーンになっています。
 CGの技術が進んだ現在、苦労して狭いヘリの機内
や危険な作業をしなくてもそれなりの迫力ある映像が
できるとは思いますが、実物の迫力というものは、「作り
物」では、やはり出せないのではないでしょうか。
 このシーンばかりでなく、海上自衛隊が協力している
シーンは、実物の迫力と現場の隊員たちの思いが伝わ
ってくる映像になっています。映画に協力しているという
気持ちばかりでなく、何のために俺たちは、海上自衛隊
にいるのか、といった熱い思いを感じ取っていただければ
幸いです。

 ちなみにT基地での撮影が、真田さんの最終の撮影で
した。
 撮影終了にあわせて、古庄海上幕僚長(当時)から真
田さんあてのメッセージ(短歌)と花束が届いていました。
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[ おたまじゃくし ] / 2005年03月26日
 春は別れと出会いのシーズン、私も昨日から新しい職場に移り、
本来の「仕事」を約3年ぶりにはじめます。
 映画の撮影開始前からお付き合いさせていただいた、すばらしい
スタッフの方々とも、なかなかお会いする機会はなくなると思います
が、今後とも「亡国のイージス」の一員として、このブログはじめ、関
連商品に関わることなどに積極的に関与させていただくつもりです。

 先日、UFOに関する話をしましたが、今回は、旧海軍の英霊の話
をさせてください。
 南九州にあるK航空基地、ここは戦争中特攻隊の基地であり、多
くの若い搭乗員が飛び立ったところです。
 現在、海上自衛隊のP-3C部隊やヘリの搭乗員を養成する部隊
があります。
 戦前、戦争中からの建物がまだ使われており、その建物に昔の搭
乗員の方と思われる英霊がときどき現れるそうです。
 数年前まで、古い建物が他の基地から飛来した隊員の宿舎として
使われていたようですが、夜中に帰ってきた数人の隊員が、玄関前
に整列した坊主頭の白い事業服姿の若者たちを目撃したり、資料室
で勉強している最中に居眠りしていた教官が、いすを蹴飛ばされたり
したこともあるそうです。
 そのほかにも、飛行場エプロンの西端にある土手上に毎日夕方座
って、飛行作業を見ている数人の英霊の方々がいる。などという話も
あります。
 そんな馬鹿な!という話なんですが、非科学的だと否定するだけで
なく、戦争のこと、国を守るために亡くなった多くの方々のことを考える
きっかけにしたいですよね。
 映画の撮影に協力した海上自衛官たちも、普段は、ただのオヤジ、
いまどきの若造ですが、一朝有事に際しては、きっとすべてを投げ出
して国を守ろうという気概を持っているのでしょうね。
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[ おたまじゃくし ] / 2005年03月19日
 「ローレライ」も好調なスタートを切ったことだし、今年の
日本映画界は、福井3部作で決まりですな!
 特にこの夏は、「亡国のイージス」「スターウォーズ」
「宇宙戦争」「妖怪大戦争」と軍事関係や戦争に関する
キーワードを含んだ映画が集中してますね。
 昨今の国際情勢を反映していると思ってしまうのは、
私だけでしょうか?

 海上自衛隊も引き続きテロ対策特措法に基づき、イン
ド洋方面に艦艇を派遣したり、国際緊急援助隊にも輸送
艦等を派遣しています。
 インド洋方面への艦艇派遣は、最近では、報道される
機会も少なくなりましたが、隊員たちは、厳しい環境の中
淡々と任務を遂行しています。
 「亡国のイージス」の撮影に海上自衛隊が全面協力し、
この夏公開されることは、海上自衛隊の士気高揚に大きく
資するものであると考えます。
 
 確かに原作は、自衛官が某国工作員とともにイージス艦
を乗っ取り、国家に叛旗を翻すというものであり、一部では、
「ホントにそんな映画に協力するの?」みたいな意見があっ
たことは事実ですが、この映画の関係者の皆様の真摯な態
度と映画造りに掛ける情熱、そして、なによりも劇中の隊員
一人一人が血の通った人間として、どのような思いを胸に海
上自衛隊という組織の中で働いているのかというところまで
描かれている、ということが協力することを決めたひとつの
理由だったと聞いています。

 海上自衛隊の協力した撮影現場には、すべて足を運びま
したが、断片的なシーンの撮影だけを見ても、この映画の
面白さがぐっと迫ってきました。
 夏の公開が待ち遠しいと思っている海上自衛官は、数多
くいることでしょう。
 さて、私はどこでこの映画を見ることになるのでしょう?
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プロフィール
イザヤ・パンダサン
映画ライター/英国の映画学校卒業後、ヘラルド・トリビューンの芸能担当、夕刊フジ等を経て現在フリー。本作の制作全過程を密着取材。好きな歌手はかぐや姫のパンダさん。かのイザヤ・ベンダサンは母方の叔父である、わけがない。
しょうりょうかん
EXILE好き。
夜行性ペンギン
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出雲あきら
夜の演劇ライター。ロケハン先で、風俗通い。
S?A?T?C?
Sは酒、Cは千鳥足。酔ってつぶやくオンナの本音
おたまじゃくし
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