山猿日誌

~春夏秋冬~クライミング・山スキー・登山の記録集。

荒城川~栁谷沢歩き~先輩達とのんびり旅~

2018-10-15 | 

柳谷左俣最大の滝を前に

10月13、14日
飛騨高山・荒城川
メンバー:Uさん・Fさん・S木さん・shibata
ルート:丹生川ダム~荒城川~栁谷右俣~栁谷左俣下降~柳谷出合林道~林道終点

 
 以前に荒城川の近くにある沢上谷を遡行した際に、この近くに荒城川という滑床で有名な沢があるとUさんから聞いていて気になっていた。しかし、熊がでるらしく簡単な沢のようだが一人で行くのも怖いので、秋のきのこ狩り山行をかねて行ってきた。
調べてみるとほとんどのパーティーが柳谷下部で遡行終了していた。上部がどうなっているのか気になったので右俣奥まで詰めて尾根を乗越し左俣下山という工程にした。柳谷右俣と左俣が非常に対照的な谷だったのが印象深い。

 13日(晴れのち曇り夜中小雨)

 5時30分集合だったが、セットしたはずの目覚ましが鳴らずに飛び起きて10分遅刻で集合場所到着。寝ぼけ眼で丹生川ダム到着。
UさんとS木さんは、荒城川下部をすでに遡行済みなので、林道終点まで車で移動しそこから林道歩きで合流地点の柳谷出合へ。まだ遡行していない私とFさんだけダムから林道を少し入った場所から遡行開始し柳谷出合へ。

 沢に入って少し歩いたところから雰囲気の良い空間が広がる。滑床と小さな滝が数か所、真夏だったら飛び込みたくなる釜それらをのんびり眺めながら、そしてキノコ採集も忘れず歩いていく。しかし、林道がすぐ横を走っているので少し寂しい感じもする。初心者にはもってこいのデート沢である。
途中、ナラタケ、ムキタケ、ヌメリスギタケをゲット。


入渓してすぐから良い雰囲気。


時期がもう少し遅ければ紅葉がきれいだろう。






沢登というより沢歩き。

 林道の小屋が見える地点から上部は滑床もほとんどなく河原歩きとなり、柳谷出合着くまでに少し飽きてきてしまう。最後の堰堤を越えるところで林道へ上がりそのまま林道を300mほど歩き柳谷出合二人との合流地点へ。ここまで4時間近くかかってしまい二人を1時間以上待たせてしまった。
 ここからようやく4人で行動。久しぶりのUさん、S木さんとの山行なのでうれしい。
柳谷右俣に入ってしばらく歩くと、『おーー、これぞTheナメ』と言わんばかりの滑滝&滑床続きで心弾む。途中の滑滝で遊びながら登っていたらおもいっきり頭打って滑り落ちた。(低くてそしてヘルメット被っていて良かった~)


どこまでも続くーの滑床は~。


ここで頭強打、滑で遊ぶ時は気を付けましょう。


滑るので慎重に。

標高1300mを越えた地点で大きな滝が現れ、ロープを付けずに1ピッチ目直登、後続にロープを投げて登ってきてもらう。2ピッチ目は、直登せず右岸を捲くような感じで登る。この滝を越したら特に難しい所も無い、時間も16時近くになってきたので幕営地を探しながら歩く。H1430m付近Uさんが見つけた場所に決定。笹を切り払って整地し寝床完成。なかなか燃えてくれない焚き木をみんなで交代で仰いでなんとか服が乾かせるくらいに燃え上がってくれた。
晩御飯は、本日採ったキノコ入りsibata特製みそ鍋を腹いっぱい食べていただきました。
21時前就寝。


14日(くもりのち晴れ)

夜は寒かったが、モンベル№3シュラフとシュラフカバーでぐっすりだった。
幕営地を6時45分出発。


幕営地出発

H1470mの二俣を見逃さないように地形図をしっかり確かめながら登り詰める。だんだんと源流に近づくにつれて谷は狭まり藪っぽい所もところどころ出てくる。H1470m二俣を左に入りH1500mから40mほど斜面を登り尾根を乗越し栁谷左俣へと降り立つ。左俣の源流調査にFさんと二人で更に上へ行ってみたが、特にこれといった景色も広がらず徐々に谷は狭まり笹が谷を覆ってきているといった感じだった。


笹薮漕いで乗越へ。

 柳谷左俣も滑床続くのかと思っていたが滑床はほとんどなく3つの大きな滝がありそれを懸垂で下降することとなった。









 滝の下降が終わったら今度は堰堤が次々出てきてそれの処理に手間がかかる。途中からしっかりとした林道の踏み跡を辿って柳谷出合到着10時45分。
ここからは、昨日遡行した荒城川を横目に林道をのんびり下っていく。12時過ぎ林道終点到着。

歩いてみたかった滑床地帯、気になっていた源流部、マイタケは採れなかったけどキノコもゲットすることができ、先輩方のおかげで目的が達成できた楽しい山行となった。また今度来るなら真夏の暑い日に来てガンガン泳いでみたい。



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