山猿日誌

~春夏秋冬~クライミング・山スキー・登山の記録集。

飽きずに荒島岳

2014-12-15 | 山スキー2014
12月14日(雪)

ひどい目にあったにもかかわらず、翌日も飽きずに荒島岳へスキーにやってきてしまった。
しかし、前日の雪質を知る者なら、滑りたくなるだろう。

Tさんに同行してもらい、本日はのんびりモードで、頂上は目指さずシャクナゲ平まで。
どうもスキー先行者が居るようで、ラッセルは全くない高速道路状態です。
ラッセルが無いのはつまらないので、Tさんにルーファイの勉強も兼ねてトップで行ってもらいます。



シャクナゲ平手前で単独スキーヤーが追い付いて来たと思ったら、あらら!わさびさんではありませんか!
僕たちより30分も後に出発したのに、もう追いつくとは!まだまだ衰えの知らない健脚ぶりです。
ここからは、わさびさんと一緒に行動です。

シャクナゲ平に到着すると先行者のトレースが小荒島岳方面へ伸びていた。一のカラ谷でも滑りに行ったのだろうか?
僕たちは、来た道を滑るのでシャクナゲ平で昼食タイム。
雪はしんしんと降り続きますが、風がほとんどなかったのでそれほど寒くなかった。


Tさん本気盛(マジもり)、僕あっさりテイスト、この辺から気合がちゃいます。

エネルギー補給したら、あとは一気に滑り下りるだけ。


Tさん気合満タン!


わさびさんは相変わらず安定した滑りです。


楽しい滑りなどあっという間、最後のシュプールをどう描こうか。


ラスト、ノンストップでGO!

やはり今回、間違いのない雪質でした。
しかし、滑るとすぐ足が痛くなってくる。まだまだ余計な力が入っているのだろう。
Tさんやわさびさんの滑りを勉強させてもらおう。




護摩堂山

2014-12-08 | 山スキー2014


12月7日(雪時々曇り時々晴れ)
福井県/護摩堂山(1152m)
メンバーTさん・shibata

金曜日から降り続いた雪は、里にも山にも豊富な雪をもたらしてくれた。
そんな中じっとはしていられず、さっそくスキー板引っ張り出し、近場の護摩堂山へ登りに行ってきた。

 現地に着くと、取り付き点近くの除雪がまだされておらず、駐車スペースが無い。
仕方なく谷トンネルを越えて石川県側へ駐車して、そこから歩いて谷トンネル越えて取り付き点へ。
しかし、歩いている途中で除雪車が駐車スペースをきれいに空けてくれていた。


谷トンネル歩くと結構長いです。

 護摩堂山は初めて訪れる山で、いまいちどのラインから登ると良いかが分からず、とにかく適当に尾根や林道や杉林を抜けて行く。我ながらでたらめなラインどりだ。


落雪に要注意です!

トレーニングも兼ねていたので、ほぼトップでラッセルをさせてもらった。
膝上くらいのラッセルを黙々と4時間、反射板のある頂上へ到着。


Tさんセカンドで一生懸命登ってきてくれます。今度はトップですね。

思っていた以上の積雪で登りに時間がかかってしまったので、楽しみにしていたカップラーメンタイムはお預け。早々に準備を整えて滑降開始。


滑りはまったく敵いません。


あっという間に国道まで下りてきてしまいました。

ラインどりがへたくそだったので、所々登り返しになってしまったが、パウダー斜面や杉を避けて滑ったりするのは、やはり楽しい。
下りはのんびりと1時間半ほどかけて戻ってきたのだが、それでも早くて滑り足りなかった。
国道に着くときれいに除雪されていて、道路両サイドには、160㎝ほどの雪の壁ができていた。




よっ日本一!

2014-05-28 | 山スキー2014

火口底より、良さげな岩場。でもここまでのアプローチが大変です。

5月25日(晴れ)
富士山・3776m
メンバー:oyaziさん・パンダさん・shibata

oyaziさんは、人生初の富士登山。
パンダさんは、二度目だが山スキーでは初。
僕は、夏に一度。そして、三年前にチャレンジし悪天候に阻まれあえなく敗退して以来、山スキーとしては二度目の挑戦。
今回は、oyaziさんの強い引きのおかげで、最高のコンディションに恵まれ富士山登頂&火口滑りを楽しむことができた。

ルートは、車で一気に2400mの五合目まで上がれる富士宮ルート。
早朝からたくさんの登山者、山スキーヤーで賑わっています。その中に、お隣石川県の某会の方々が、こんなところで会えるとはうれしい限りです。

雪は五合目からてっぺんまでほぼつながっていた。


いざ富士山!初のoyaziさん気合がちゃいます。

樹木もちょっとした草木もないので、とにかく黙々と登るしかない。6時スタートで10時頂上着。
下をのぞいてもoyaziさんとパンダさんの姿が見えない。登ってくるまでの少し時間がありそうなので、かねてから滑ってみたかった火口へひと滑り。
ちょっと時間が早かったせいか雪があまり緩んでおらず、あまり滑りは楽しめなかった。火口の底に居ると落石がゴロゴロ、すり鉢状なのでどこから落石があってもこちらに転がってくる落石。危険を感じ即登り返し。11時10分再度頂上着。

パンダさんが頂上に着くのを待って一緒に剣ヶ峰へ。3人で記念撮影(oyaziさん記録)


パンダさん、くじけそうになりながらも登ってきてくれました。そうこなくっちゃ。

 頂上から雪は良い感じに緩んでいて大斜面を自由に滑っていきます。しかし、久しぶりのスキーは足にきます。半分ほど滑った時点で足はもうパンパン。残りは我慢の滑りとなってしまいました。
それでも今シーズン最後のスキーは、リベンジも果たせ大満足で終わることができました。
お付き合いいただいたoyaziさんパンダさんありがとうございました。

そろそろ、沢とクライミングの道具を引っ張り出してきますか。


銀杏峰~部子山中退

2014-03-16 | 山スキー2014

銀杏峰より奥にそびえる部子山を目指す。

3月16日(曇り一時雪)
銀杏峰一般ルート~部子山途中まで
メンバー:ひろとろさん・kyuちゃん・あっこさん・山猿

 県外へルンゼ登りを予定していたが、この時期気持ちの余裕があまりなく中止させてもらった。
その代りに、まだ行ったことのない部子山へ行くというkyuちゃん達の山スキーに同行させてもらった。
 
 思っていたよりも天気が悪く、気温も低い上、風も強かったため部子山への登りルートがガチガチにクラストしていた。滑っても面白くないだろうということで部子山登頂は諦め途中まで登って撤退。下山は来た道の途中にある名前の分からない谷から滑り下りた。
雪質は良いとは言えなかったが、良い感じの傾斜、そして徒渉ありですんなり下山するより面白かった。


クラストした斜面で安定した滑りのあっこさんとちょっと〇〇腰なkyuちゃん。


こういうのも山スキーのある意味『魅力』でしょ。

そてにしても初同行のあっこさん、登りはまだ慣れていないようで少し時間がかかっていましたが、滑りになったら水を得た魚のように楽しそうにガンガン滑ります。
ゲレンデで数えるほどしか滑ったことのない、いい加減な滑りの僕とは全然違う、きれいな滑りで見とれてしまいました。
しかし初徒渉では、ブーツのままガンガン水に入るkyuちゃん(水を得たkyuちゃん)には敵わなかったでしょうか。

パウダー隊だよ、俵谷滑降。

2014-02-17 | 山スキー2014

山はやっぱりよかです。この景色見ているだけで癒されます。

2月16日
小白山・俵谷滑降
メンバー:oyaziさん・わさびさん・山猿


 久しぶりにパウダー隊に参戦。マニアック山スキーを楽しんできた。

石徹白へ行く途中で、スキー客の車が坂道を上がれず渋滞に巻き込まれ到着が遅くなってしまった。
駐車場に着くと、ん?見たことある車そして福井ナンバー、間違いないI崎さんの車だ。そして荷物からしてパンダさんも一緒のようだ。

8:50スタート。
I崎さん達のトレースが杉山方面へ向かっている。もしかしてルートかぶるか?先を越されるのはいやだな~。

僕たちは、杉山へは行かずコル目指して登り詰める。
 
この方々相変わらずマニアックなところを登ります。

前日夕方の天気予報では、曇り予報だったが良いほうにハズレてくれて快晴。最高です。

稜線に出てもI崎さん達のトレースは無い。どこへ行ったのやら?杉山で打ち切ったかな?

標高を上げると風も強まり、クラストした斜面も出てきたが、ぎりぎりシール歩行のまま登ることができた。
12:00頃小白山手前ピーク到着。
小白山までは行かず、手前の雪庇の張りだしていない所からドロップインすることに。


この瞬間が一番どきどき、わくわくする。



雪質は、前日の南岸低気圧の影響だろうか?しっとりパウダーという感じであまりスピードが出ない。
それでも立木ない斜面をかっ飛ばすのは気持ちがいい。
1200m付近から谷割れが出てきたのでシール張りなおして尾根に登り返す。
そして、そのまま杉山へピークハント。
杉山に着くとやはりI崎さん達のと思われるトレースがあった。


杉山からは小白山と滑り降りた俵谷の展望が抜群だ。

パウダー隊、このまますんなり終わらせてくれはしません。
杉山からの下りは、杉林や谷やらで難儀させられ何度も転倒。
久しぶりに良い運動させていただきました。
15:40駐車場着。

下山後ブーツを脱いだらブーツがぶっ壊れた。あー、まだシーズン中なのにどないしよう。

帰りに久しぶりに白鳥でホットドッグを食べて帰る。やっぱりうまい。oyaziさんも気に入ってくれたようで良かった。
次回The Day目指して!