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左の谷筋をつめて三ノ峰へ。
8月1日(晴れ)
三ノ峰(2128m)
単独
ルート:市ノ瀬~岩屋俣谷川~井谷右俣~三ノ峰~東俣谷川~三ツ谷川
暑い夏はやっぱり涼しい沢へ。
今回はちょっと長めのコースをぐるっと一周、最後の川原歩きは色々な意味で長かった~。
車を下山予定地の三ツ谷川出合いに駐車し、そこから市ノ瀬まで徒歩で向かう。(4:20)
岩屋俣谷川へ入渓した時には、辺りはすっかり明るくなっていた。
H1082mの二俣で井谷へ。そこからところどころ悪い登りも出てくるがロープを出すほどではなかった。
H1560m二俣。左俣は同会のFさんが遡行しているし、記録も多かったのであまり記録の無い右俣へと進んだ。
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こんな感じのゴーロ歩きが続く。
最初は何もなくただのゴーロ歩き、このまま三ノ峰まで何も無いのかな~と思っていたところに、
出ました!40mほどの滝。遠くから見たときは捲きになるかな~と思ったが、近くに来ると弱点があり直登できそう。
最初は左から登り、数メートル登ったところから右トラバース、その後草付きを交えながらまっすく登る。思っていたより、手がかり足がかりがあり簡単に登ることができた。
でも、ノーロープはちょっと危険だったな。
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この谷最大の滝、最後にお楽しみが待っていました。
予定では三ノ峰避難小屋辺りへ出る予定だったが、途中で間違えたらしく三ノ峰頂上へドンピシャで出てきた。(9:00)
頂上からは、白山、別山がきれいに見渡せ気持ちがいい。
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源頭付近はお花畑。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/73/dc38865121780971f737471099bb9c3b.jpg)
三ノ峰から望む別山。あの壁を登りたい、滑りたい。
今回は、帰りの行程も長いのでのんびりと休憩はしていられない。
少し腹ごしらえして即下山。
上小池へ向かう登山道を最初は利用して、途中六本檜より手前で藪漕いで東俣谷川へ入る。
特にロープを使うことなく本流へ降り立つことができた。
あとはのんびり川原歩きと思って下山しているところで、出会いたくない奴と出会ってしまった。
奴との間は距離にして5~6m。奴より先に僕が気付き即座に谷の上へ駆け上がる。振り向いて写真を撮ろうと思った瞬間、奴も僕に気付いたようで水の中へダイブ。対岸の茂みへと逃げていった。
しかし、逃げていった方向がこれから僕が下山していく方向だ。しばらく、様子をみてから笛をピーピー鳴らしながら一目散に駆け下りた。
ここで気付いたことが一つ、奴を発見して最初に思ったことが『かわいい♪』だった。それはほんの一瞬に過ぎず、すぐさま『逃げろ』に変わったが、これでは本能的に生き残れないかもしれないな。
さて、もう安心。東俣谷川取水口から林道があり、もう少しで杉峠への登山口というところで、
右の茂みから、枝の折れる音、ガサガサと草の擦れる音が鳴ったかと思ったら何か大きな物体が僕の方向へ向かってくる。
本能的に『これは絶対ヤバい!』と思い来た道を必死でダッシュ。数メートル行ったところで振り返ってみると、先ほどの奴より更に大きな奴2号が林道を横切り茂みへとダッシュして行くところだった。こっちに向かってこなくて良かった~。今回はかわいいなんてとんでもない、本当に死ぬかと思った。
ここからは、ずっと笛を鳴らしっぱなしで歩き続けた。あのスタートダッシュはオリンピック選手もまっちぁおやな。
車駐車地点着(12:50)
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鷲かな?かっこいい鳥でした。
以前もこの山域で熊と遭遇しているので、多いことは分かっていたが一日に二頭はさすがに寿命の縮まる想いでした。
これほどに長いと思った下山路はないかもしれない。
それでも暑い夏の沢登はやめられない。これからも熊には用心しながら沢を楽しみます。
いくらモサの山猿さんでも お気をつけあそばせ。
無事生還でよかった、泣く人がでなくてよかった。
いや~金太郎のように熊さんとお相撲とれたらよかったんですけどね~。
熊鈴つけていなくて、カラビナとかハーケンじゃらじゃら鳴らしてたんですけど意味なかったようです。
パンダさんもあの山域行く際は気を付けてくださいな。