鹿嶋少将の航海日誌second

宇宙戦艦ヤマト新作情報・二次創作他、気になったものなどをお届け(^-^)

神話・女神パンドーラーの贈り物◇プロローグ◇

2020-08-11 15:33:41 | オリジナル作品

◆銀河中心部◆

遠い古の時代。
地球に人類が誕生して、文明が築き上げられて間もないころ__。 

この宇宙を揺るがすほどの騒動が、起こってしまう・・・


[お前の大切なものは、頂いてゆく。]

[……なっ!何!?]
[ふざけるな!]
[貴様!何者?]
[私が授かったものは、神々の王ゼウス様から認められし者しか扱えないのだぞ!]

[フッハッハッハッハッハッ!]
[知った事か。]
[頂いてゆく。]


◇神話・パンドーラーの贈り物◇
    プロローグ編


私の名はパンドーラー。
ゼウス様の息子ヘーパイストス様が造り上げた"女性型人造人間"。
特殊能力を備えた人間。
解りやすく言えば"女神"と"人類"の混ざりあった"人間"。
そして私は神々の王ゼウス様から授かった壺、人間に分け与えるもの全てが入った壺を扱える唯一の人間。

不覚にも私は、その壺と、もう一つ大切なものを持ち去られてしまった。
とにかく私は、それを取り返す為、次元レーダーの反応を頼りに、探し出す捜索に出たのだ。

時に銀河歴2020年。
私はフルオートマチックで次元と時空間を航海出来る船=次元時空航行船マザースター号で、未来の地球へと赴いた。

≪マザースター号メインA.Iイライザ≫※可視化ホログラフ



[おはようイライザ。]

[おはようパンドーラー。今日は早いのね。]

[ええ。一刻を争う事態なの。]
[ゼウス様から授かった壺を、持ち去られたわ。それともう一つ大切なもの。]

[あら。それは大変。それで場所と時代は?]

[場所は地球極東日本管区。時代は西暦2220。]

[これまた随分と未来の地球ですね。]

[そう。でも、腑に落ちない事があるのよ。]

[腑に落ちない事?]

[そう。腑に落ちない事。今は、それを詳しく説明する時間は無いわ。]
[捜索しながら説明してあげるわね。]
[と言う事で、出発よ。]
こうして、私の捜索は始まった__。


マザースター号。
次元空間と時空間を航行する能力を備えた船。
私の産まれた銀河・宇宙でも航行が可能な船。
非武装でスピード重視に造られた船。
非武装だけど護衛ドローンを8機、搭載してあるの。
ドローンと言っても、彼らには各々(それぞれ)自我(こせい)があり、各々が自己判断で行動する頼もしい存在よ。
私は彼らを衛士と呼んでいるの。

全長:80m  全高:22.5m 
主エンジン:ダークマター流動機関×1基
(メインバーニア×5基)
姿勢制御スラスター×多数
出力:76.000kw  推力:2.160.000kg
フルオートマチック船
※基本的には、メインAIのイライザが全て管理運航
船体カラーは深い赤。
バタフライのエンブレムを施してある。

船体イメージとしては大鷲のくちばしね。



  ≪次元時空間ホール≫

[パンドーラー。着いたわ。]

◆西暦2220年  地球・極東日本管区◆



[さて、着いたようだけど、確かに近代化が進み文明を極めて来ているようにも思えるけど、まだまだ序の口辺りかしらね。]
[どう思う?イライザ。]

[そうね。パンドーラー、貴女(あなた)の子孫も、まだまだ成長過程にあると言う事でしょう。]
イライザは淡々と答えた。
そこには感情と言うものを持ち合わせてはいない。
私も、それを期待している訳ではない。
参考にする為の意見、それでいい。
先ずは、この時代にあった格好に合わせる事からはじめた。
この時代に馴染む服を選び、私は都市に足を運んだ__。


ハイカラな建物が建ち並んでいりる。
私は、その中でも一際、背の高い建物の屋上に上がった。
捜索するには高いところから探すのが効率が良いのよ。
私は携帯した時間コンパスレーダーを覗き、手前から見下ろした。
時間コンパスレーダーはゴーグルタイプの双眼鏡のようなもの。
経度と緯度それと高度、そこに存在した目標物の時間が映し出されるの。

ゆっくりと首を左右に振り、ひと目盛り分、上に目線を合わせて、また首を左右振る。
これを何度か繰り返した時だった。

[……!]
[見つけたわ。]
私はズームアップして確認した。
格好よく屋上からダイブして、颯爽と登場したいのだけど、それは出来ない。
だって未来の地球だって言っても、まだまだ発展途上の星。
異星人に思われるわ。
私は屋上に上がった時と同じように高速エレベーターで地上まで降り、私の大切な娘と壺を持ち去ったヤツの足取りを追った__。


[やっと追い付いたわ。]
私は上着の胸元からタイムスリープカプセルを取り出し、空中に投げた。
これで結界の外は時間が止まった状態。

[そこまでだオゾマ!!]
[娘と壺を返して貰おうか。]
[貴様のような下級魔道士が扱える代物ではないぞ!!]

[あっ!ママ!]

不適な笑みを浮かべ、振り替えるオゾマは、こう言い放った。

[返しても良いわ。]
[でも、その前に!]

[$#?@§……?@§#ハァァァァァーーーッ!]
[残念ね。娘さんには暫く過去の世界で暮らして頂くわ。]

[アッハッハッハッハッハッ!]高々と笑うオゾマ。
娘は次元と時空を超え、過去の世界へと飛ばされしまう。

[……くっ。]
[貴様……娘イヴを何処に飛ばした!]

[ふん。自分で探せるだろ!?]
[その時間コンパスレーダーが有れば。]
[私と壺は諦めるか、大切な娘を諦めるか、どちらかを選べ。]

私は躊躇わず、オゾマ!貴様を捕らえると言い返した。
何故なら、オゾマの言う通り、時間コンパスレーダーが有れば私の大切な娘イヴは救う事が出来るからだ。

[ほほう。良いのだな?]
[ならば私も過去に逃げるとするかね。]
そう言い放ったと同時にオゾマも、私の前から消えた。

[アッハッハッハッハッハッ!]と笑い声を残し消えた__。


  ≪パンドーラーの娘イヴ≫


第一話へ
つづく。


~あとがき~


この物語りは、オリジナル作品です。 舞台となる地球や一部の地名を除き、登場する人物・メカ等は架空です。
挿し絵的画像は過去に集めた画像で、イメージです。

ラジオスイート[宇宙戦艦ヤマト]新たなる旅立ち番外編

2020-08-11 09:56:01 | 日記



来る8月12日(水)19:00より[宇宙戦艦ヤマト新たなる旅立ち]番外編だってさ(- -;)

9月20日で放送停止するって以前、言ってからヤマト特集は、これが最後だと思うよ☺️

因みに↓↓


[永遠に]編も番外編たから混ざるかもね。
予想だからね。
掛からなくても石、投げて来んなよぉ( ゚Д゚)ペッ