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鹿嶋少将の航海日誌second

宇宙戦艦ヤマト新作情報・二次創作他、気になったものなどをお届け(^-^)

ヤマト2205-ヤマトよ永遠に-サイドストーリー【cosumo cougar】

2021-10-03 13:13:21 | 宇宙戦艦ヤマト2205外伝
地球の領宙・領空・防空識別圏は広大であり、同時にガルマン・ガミラスやボラーなどの航宙空軍力に対し数的な劣勢が見込まれる。その状況下で将来の航空優勢を維持する為の防衛戦闘機が求められる事と成ったのだが・・・
地球連邦防空隊の運用機は、防衛政策上の必要に応じて装備の調整がなされるとされるが、これまで調達実績として、開発されたコスモタイガーⅡやコスモパイソンなどの機体を各艦隊から調達する事例が多かった理由から、改めて防空隊の能力向上やシステム更新のニーズ、また、先のデザリアムによるガミラス星襲撃、ガミラス星崩壊を目の当たりにした古代は、仮に艦隊が出払っていたとしても、地球本土の侵略の抑止力として、連邦防衛防空隊の強化再編が不可欠であると防衛会議に提案。しかし、人員不足、新たな開発、配備は、艦(ふね)自体ですら無人A.Iの艦(ふね)に移行しつつある中、航宙空機に思いきった予算は組めない。また、技術や、人員の育成の必要があるとされ、一部のみ採用と成った。
これらの事を踏まえ、将来の防空戦闘機に向けて各種の技術研究を進めることと成った。要素研究および、先進技術実証機としてコストタイガーⅡの改良型の開発が進められた。高運動ステルスの向上、機体構造軽量化技術開発が急ピッチで進められた。
開発研究機体=cougar-クーガー
ヒートシールド/コンフォーマル・レーダ・システム、多機能センサ、通信の機能を併せ持つセンサシステム/レーダー/自己防御システムやアビオニクス電子戦システムなど。
更に電動アクチュエーション技術および、油圧を電動モーターで代替し、重量と整備性を改善戦闘機用統合火器管制技術と盛り込まれ、コスモタイガーⅡで培ったステルス技術を始め、エアインテーク、ウェポンベイ、レドームなど探知を避ける為の多くの技術が取り入れられた。
エンジンは「ハイパワー・スリム・エンジン」というよりコンパクトなエンジンによる機内容積の増加、エンジン推力は、コスモタイガーⅡを上回る性能を達成し、今後さらに推力を上げる予定である。
高運動性、ステルス性向上を目的として全周20度の推力偏向を可能にする新型ノズルに関する研究も進められた。
これらのアビオニクスを効率的に冷却するために新型の熱移送システムが導入された。





【コスモタイガーⅡ(改)コスモクーガー】



「戦闘艦ばかり多くても、そのほとんどが無人A.I制御だ。」
「航空戦力を人員を育成しなければ地球は、いずれ侵略されかねない。」ヤマトを預かる古代は、そう心に思う。
真田の後押しもあり、今回の新たな機体の開発とテスト飛行が、可能と成った。
だが、慢性的な人員不足を理由にテストパイロットは新人を送って来た。

古代はヤマトの第一艦橋から揚羽の飛行を見守っていた。
今日はテスト初日、自由に飛行させた。
古代なりに彼、揚羽の技量を見極めるためだ。
上昇、下降、タッチアンドゴー、ダッチロールからの立て直し、旧日本軍パイロットが得意とした木の葉落とし、木の葉のように一度、エンジン出力を極限まで絞り、自由落下に近い下降から、一気にスロットルを全快にし、急上昇という、アクロバット飛行を古代に見せつけるように揚羽は楽しんでいた。

「……。」
「揚羽は俺が育てる。」古代は心にそう思う。


【揚羽 武】
戦術科航空隊所属。土門とは同期で友人。
揚羽財閥の御曹司だが、宇宙パイロットへ憧れ、宇宙戦士訓練学校を経てヤマトに着任。






~fin~

この物語りは、リメイクシリーズ【宇宙戦艦ヤマト2205】のサイドストーリー的
オリジナル二次創作外伝です。
挿し絵的画像はイメージです。

宇宙戦艦ヤマト2205外伝-サイレント魔獣-後編

2021-08-06 15:42:00 | 宇宙戦艦ヤマト2205外伝
見えない空間から忍び寄るUX-01。
レプタポーダ商船の制圧に夢中なキメラ率いる白兵戦隊らは、乗り込んで五分としない内に異変に気がついたようだ。

「キメラ様!」

「何か?」

「この商船(ふね)様子がおかしい。」
「船内に乗り込んで五分、クルーを誰一人と見かけません。」

「……そう云われてみれば。」

「第三波、四波隊、聴こえるか?」

「……ザザ……ザザ……ザ……………。」

「第三波、四波隊、聴こえるか?」
一回目同様に無線はザザーと砂嵐が聴こえるだけで、隊員からの応答は無い。

「……キメラ様!どうしました?」

「……三波隊も四波隊も応答が無い。」
「……罠かも………。」

「キメラ様!囲まれた!」
「しかもアンドロイド兵だ!」

「ちっ!」
キメラは奥歯をギリギリと音漏れする程に噛み締めた。

「完全に慈悲など要らぬと云う事だな。」
「撃ち捲れ!!」
「足を止めろ!!ブリッジさえ制圧(お)せば、こんな奴らガラクタに過ぎん!!」

倒しても倒しても、次から次へと死を恐れないアンドロイド兵は、キメラら確保の命令に従い、麻酔銃片手に邁進して来る。

「ど、どんだけ配備されてんだよ!コイツらッ!!」
「切りがない!!」

進む事も後退する事も出来ず、立ち往生するしかキメラたちには無かった。
「ドンッ!!」と鈍い音と船が揺れた。
同時にキメラの無線に飛び込む悲報。

「エンジンに被弾!!」
「あ、亜空間からの攻撃です!!」

キメラは再び奥歯をギリギリと音漏れする程で噛み締めた。
同時に右足に痛みが走った。
数秒もすると意識が遠退くのを感じた。
キメラは膝から崩れるように床に倒れた。キメラの後を追うように副長も床に倒れた。

◆◆◆◆

「お目覚めかね!?」
キメラの頭の中に聞き覚えのある声が、ぼんやりと回っていた。
少しすると、そのぼんやり感は消え、ハッキリと解った。
ガミラス十字賞を授与する時、初めて本人を目にし、録音ではなく生の声を聞いた、あの声だった。
デスラー総統本人の声だ。
キメラは横たわる身体を起こそうとしたが、「ジャリ。」と金属音と数センチメートル程しか動かない異様な感覚に包まれ、キメラは起き上がる事が出来なかった。



「あら、お目覚めね。」
「まだ、安静になさった方が貴女(あなた)の為ですわ。」

叙勲式でも見かけた侍女がベッドのキメラから見て右斜め前に確認出来る。
キメラは漸く、自身の置かれた立場を理解した。

「声の主はデスラー総統。私は拘束されているのか。」
「……なら、部下たちも!?」
「もう少ししたら解るだろう。」そう心の中で呟いた。

天井付近に空間モニタが映し出されている。
やはり、デスラー総統であった。
総統自らが尋問?と心に過った。

「自身の立場が理解出来たようだね。」
「結論から伝える。」
「受け入れるか、拒否かの返事を聞かせて欲しい。」

「我が試作艦の艦長を務め、その後、実戦報告をして欲しい。」
「受けて貰えるかね?」

「……試作艦ですか?」

「そうだ。受けて貰えるかね?」 

キメラはほんの一瞬、侍女の方を観た。
侍女の手にはリモートコントロール機が握られていた。
キメラは試す事を思い付く。
一度くらいなら「NO。」と答えても殺され事は無いだろうと。
痛めつけられたとしてもと。

「どのような試作艦くらいかは教えて頂きたいものです。」
「仮にNO。を選択をして処刑されるとしても。」

侍女はモニタ超しに「コクリ。」と頷くと無言で手にするリモートコントロール機を操った。
キメラの両手、両足に繋がれた鎖がゆっくりと開いてゆく。
漢字の「大の字」に身体が開いてゆく。
鎖は「ピン!」と張ったが止まる気配は無い。
キメラの顔にシワが入る。
「クッ!」と息が漏れた。
鎖はまだ、止まらない。
漏れた息は苦痛な声に変わった所で鎖は止まったが、キメラの身体には何やら液体のようなものが、垂らされてゆく。
ひんやりと冷たさを直に感じたキメラは、漸く自身が裸体だと気づく。
謎の液体は液体金属のように自然に身体に合わせ形成されてゆくのが、解った。

「これはね。ミルベリア星系に生息する液体金属生命体。」
「貴女の身体を完全に覆った時点で貴女は10年掛けて吸収されるわ。」
「溶かされると云った方が正解かも知れないわね。」
「穴という穴から体内に入り込んでゆくわ。」
「10年は苦痛よ。」

「……ま、10年?」
「殺るんなら今直ぐに殺れ!」

「……一つ!一つ教えてくれ!」
「部下は生きているのか?」

侍女はモニタに目線を送った。
「ええ。全員、ご無事ですわ。」

「解った!試作艦の艦長を務める!」

モニタに映るデスラーは指を「パチリ!」と鳴らした。
液体金属生命体はキメラの身体から消えた。
いや、元々、液体金属生命体はキメラの身体には垂らされてはいなかったのだ。
裸体の上に無味無臭の水は垂らされたが、全てはVR映像を観せられていたに過ぎないのだ。

「そうか。やってくれるか。」
「君の部下と服は返そう。」

◆◆◆◆

数時間後、キメラには試作デスラー砲艦が貸与された。
UX-01の改良型のようだ。
01の艦首側艦底部にデスラー戦闘空母に搭載されたデスラー砲が装着された改良型UX-01だ。
艦底部の約半分はデスラー砲だ。
亜空間から忍び寄り、"ゲシュ=ダールバム砲"を撃ち放つ。
正に静かに忍び寄る魔獣だ。
キメラは、この試作デスラー砲艦にキマイラと名付けた。



時は流れ、西暦2204年末期。






「コイツはご機嫌な艦(ふね)だよ。」
「そして、私らは総統直轄の部隊。最高だ。」

「明日は試射を兼ねて実戦だ。」
「みんな!今日は、ゆっくり休め。」
「と云いたいところだが、上陸許可が出た。」
「深酒しない程度に久しぶりに呑むか?」
「帝都で呑むなんて、二等じゃあり得ないが、我々は一等を得た!」

大きな歓声がクルーから上がった。
2199までの帝都とは全く異なった帝都バレラス。
賑やかさと華やかさは、対して変わらないが、それは"見た目"上の話。
今では軍関係者や政府関係者は、ほぼその姿を見かけない。
デスラーの総統再任に「よし。」としない臣民は息を潜めているだけで、居ない訳ではない。
些細な事で暴動に発展しかねないからだ。

帝都バレラス中心街

「あのクラブで呑むぞ!」



キメラは昔の血が騒ぐのか、お酒を片手にコスプレしてのお立ち台。
部下たちも各々が楽しんだ。


銀河系外縁部◆









「キメラ様!」
「基幹艦隊旗艦より、直電!」

「うむ。読み上げよ。」

「試射ではあるが、殲滅せよ!デスラー(総統)。であります!」

「アップトリム10°デスラー砲発射体制!」
「砲雷長!目標、ボラー艦隊旗艦!」
「座標入力!」
「機関長!ゲシュ=ダールバム機関最大へ!」

「ゲシュ=ダールバム増幅システム作動!

「通信士!通常空間の僚艦へ通達!」
「30秒後に試射を行う。当該座標より撤退せよ!」
「巻き沿いを喰らっても責任は負わず。」
「我が艦は総統直轄の艦である。速やかな行動を期待する!以上だ。」





「座標入力完了!」
「物質転送波、送射ッ!!」

「デスラー砲、発射ーーーッ!!」


◆◆◆◆




「ヴゥルテ。君はメモリは上手くあのA.Iが引き継いたようだ。」



「サイレント(亜空間)魔獣-キメイラ-か。
「いい響きだ。」

「それはそうと、タラン参謀。」
「フラーケン大佐に会場入りしろと伝えよ。」

「ザーベルク!」


~fin~


この物語りは、リメイクシリーズ【宇宙戦艦ヤマト2205】の外伝的オリジナル二次創作外伝です。
挿し絵的画像はイメージです。
※現在、1/1000スケールで試作デスラー砲艦、制作中(^ー^)

宇宙戦艦ヤマト2205外伝-サイレント魔獣-前編

2021-08-01 21:10:00 | 宇宙戦艦ヤマト2205外伝
あの白色彗星帝国ガトランティスと戦い、地球、ヤマトと別れを告げたガミラス元総統デスラーは、新天地を目指し、太陽系中心部を目指す代わら、新兵器の開発を急がせていた。


【旧ザルツ星方面ガミラス親衛隊管轄本土防衛隊所属キメラ・マジュール】
スラッとした長い脚、170センチメートル以上の高身長で胸元にはガミラス十字賞のペンダントを垂らし、授与式に着用した式典用の白い佐官の制服に身を包む女性。
名前はキメラ・マジュール。
年齢は、地球人に換算して二十代前半と云ったところ。
数名の部下を従えるキメラは、元々、デスラー政権派に所属していたザルツ星出身の士官。階級は少佐。
当時、ギムレー率いる親衛隊管轄の小部隊キマイラ隊隊長と貸与されたケルカピア級高速巡洋艦の艦長を兼任する。
西暦2199年末期、宇宙戦艦ヤマトの活躍の影響も荷担し、更には総統であるアベルト・デスラーの消息不明などが重なり、デスラー政権は崩壊、ガミラス帝国の植民地惑星で反ガミラスを心の中で掲げていた民衆たちは、これらをきっかけに活発化した。
ガミラス派を唱えていた政府高官や軍部士官らを拘束、処罰した。
中には処刑された者たちも。
そんな動乱若しくは革命とも云えるガミラス派を一斉摘発が大規模に行われていった。
それを察知したキメラは逃走、旧エピドラ星宙域(暗礁宙域)と呼ばれる空間宙域に身を隠した。
暗礁宙域化はデスラー総統によるものが大きい。
ガミラス星本土決戦時に第二バレラスから掃射された通称デスラー砲直撃によって崩壊した惑星エピドラ。
その残骸や破片そして、エピドラ星消滅による連鎖的反応で引き起こった周辺惑星の異常気象による惑星崩壊現象などが、この暗礁宙域を産み出したのだ。
太陽系で云えばアステロイドベルト宙域を縮小した感じだ。
艦艇が隠れるにはおあつらえ向きである。
ほとぼりがある程度、冷めた頃を見計らい、キメラは再び動き始めた。
ガミラス派残党狩りが始まった当初は、デスラー政権が崩壊した事が知れ渡っていなかった事もあり、略奪も、そこそこに上手く行っていた。
だが、それは長くは続かず、あっという間に略奪は難航してゆく。
時は変わり、西暦2203年キメラは、捕まって処刑されるくらいならばと、生き抜く術を考え、それを実行に移した。
それは完全な慈悲なき海賊として生き抜く事を。
だが、それは僅か一年余りで幕を閉じる事となる。

「キメラ様。おあつらえ向きの獲物を捕捉。」
「艦、側面には惑星レプタポーダ旗が描かれてます。」
「あそこは元々、工業地区で鉱石の採掘が盛んに行われていた星。」
「ガミラス星本土で収容しきれなく成った反対派の者たちの流刑地と成った星。」
「おそらく積み荷は鉱石類、船ごと頂いちまった方が楽かと。」

「うむ。」
「護衛の警備艇が二隻と、今時の護衛にしては少な過ぎにも思えるが。
「図体ばかりデカくて中身が無いないなんて事がない事を願うか。」

「キメラ様。お言葉ですが、方角からして、あの方角はガミラス星の方角。」
「足が遅く、中身は"たんまり"かと思われます。」

「うむ。」
「副長の云う通りかも知れんな。今回は船ごと奪取する。」
「総員!白兵戦よーーい!」
「歯向かう者は躊躇うな。全て殺れ。」
「帰投後、前回、奪取した民間船に小分けして後日、金(かね)に変えて、また暫く身を隠すよ。」

「アイサー!」



「ハイニ。どうやら狙っていた獲物が餌に釣られ、動き始めたようだ。」

惑星レプタポーダ旗を施した商船は、海賊を誘き寄せる罠の船。
このところガミラス星に運び込まれはずの船が相次いで海賊に襲われると、耳にしたデスラーは海賊がどんな輩なのか興味を抱いていた。

◆◆◆◆

「ディッツ君。私が総統に返り咲いた事を面白くないと思っている輩が、頻繁に海賊行為を行っているみたいたが、何か情報を掴んではないかね?」

「総統。その話は私も聞いていますが残念ながら、今のところ詳しい情報は得られていません。」デスラーの問いかけに鋭い眼差しを覗かせ、口髭をなぞりながら答えた。
その様子からデスラーは「嘘はついていない。」と判断した。

「総統。囮を出してはいかがでしよう?」
「殺るのではなく、逮捕するのです。」

「提督。それなら以前にも試したが失敗に終わった。」
「輩は、多少なりとも戦術を心得ているようだ。」

「総統。猟犬をお貸し頂ければ生きたまま逮捕は可能かと。」

「猟犬!?フラーケンをか?」
「良いだろ。但し、失敗は許されないが。」
「フラーケン大佐にはまだ、やって貰わねばならない事があるのでな。」

「ザーベルク。」



デスラーはガミラスワインを「クイッ。」と煽った。

◆◆◆◆

「商船に配置されているアンドロイド兵にインプットせよ。」
「海賊らを殺すな。必ず生け捕りにしろと。」

「アイサー!」

「砲雷士。牽引アンカー射出よーーい!」
「続いて一番発射管、亜空間魚雷装填!但し信管をオフでな。」
「推進機を狙え。」

「アイアイサー!」

フラーケン大佐の号令にUX-01の艦内は慌ただしく動き出す。

レプタポーダ商船右舷に並走するケルカピア級から改良された牽引ワイヤーが、射出された。
改良された牽引ワイヤーには人一人が乗り込めるカプセルが固定されている。
ケルカピア級後部甲板に増設された発射管4門から射出されたカプセル付き牽引ワイヤー、第一波白兵戦隊がレプタポーダ商船に乗艦と同時にワイヤーは巻き戻され、第二波白兵戦隊が乗り込み、再び射出された。

「此方、第一波白兵戦隊!エアロック室を制圧完了!」
「第二波白兵戦隊を歓迎する!」

「第二波白兵戦隊、ラジャー!」

「さあ!一気にブリッジを制圧(おとす)よ。」
「第三波、第四波は乗り込んだら、機関区を制圧せよ!」

「ラジャー!」



後編へ
つづく。


この物語りは、リメイクシリーズ【宇宙戦艦ヤマト2205】の外伝的オリジナル二次創作外伝です。
挿し絵的画像はイメージです。

宇宙戦艦ヤマト2205-新たなる旅立ち-二次創作外伝③

2021-06-23 21:33:00 | 宇宙戦艦ヤマト2205外伝


「総統。朗報でございます。」
「伝説と云われた制御兵器"ハイドロコスモ・ジェーン・カノン"が有れば、我がガミラス星の寿命をあと1.000年は引き伸ばす事が、可能です。」

「1.000年!?」

「はい。1.000年、いやそれ以上かも知れません。」

「……。」
「して、そのハイドロコスモ・ジェーン・カノン"とやらは何処に?」
「効果は確かなのかね?」
「伝説なのだろ!?」

「それは…。」

「ここからは私が説明致しましょう。」
その台詞と同時にギムレーの背に立つ一人の士官が横に並んだ。

「……君は?」



「はい。申し遅れましまた。」
「自分はヴェルテ閣下の下で兵器開発に携わっておりましまたイローゼと申します。」
そう口を開いた女性士官。

「……。」
デスラーは眼を細め、モニタを見つめた。

「……君は同化政策によって我がガミラスに取り込まれた植民地惑星の出身かな?」

「いえ。」
「私は純血なガミラス人です。」
「先の対ヤマト バラン星沖海戦にて負傷、幸い一命は取り纏めましたが、首から下は機械の身体と成りました。
「この身体はヴェルテ閣下が設計、開発された身体です。」
「いわゆるサイボーグです。」
「この通り、肌の色は変える事が可能です。」
そう云いながらイローゼは軍服を脱ぎ、機械の身体をさらけ出して見せた。





「ほう。」

「ヴェルテが設計、開発したのなら間違いは無いだろう。」
「本題の答えを聞こうか。」

「はい。」そう答えるとモニタの右半分に現在の宙域を映し出した。

「現在、我々が居る宙域から銀河中心部方向20.000光年のこの辺りに伝説の惑星(ほし)シャルバートが、存在すると云われる場所です。」
「そのシャルバートの王家の墓に、それは眠ると云われています。」

惑星シャルバートが保有する、恒星や惑星の核融合を自在に制御する兵器。 王家の墓に永久封印され、保管されている兵器。
それが"ハイドロコスモ・ジェーン・カノン" 対恒星・惑星用の戦略兵器だと云う事が、これまでの研究と調査で解っています。 惑星(ほし)の中心核の核融合制御が可能な兵器。
理論的には「惑星の中心核にマイクロ・ブラックホールを造り出し、余剰エネルギーを吸収させる兵器です。
また、その逆も可能でエネルギーを流入、膨張、至っては惑星(ほし)を死滅させる事も可能です。

「これを使用する事で、我がガミラス星の末期を止める事が可能です。」

「成る程。」

「ギムレー。君は、親衛隊艦隊を率いり、ハイドロコスモ・ジェーン・カノンとやらを我がガミラス星に持ち帰りたまへ。」

「ザーベルク。」



「タラン提督。ガミラス星へ進路を取れ。」


~THE.END~


この物語りは、リメイクシリーズ【宇宙戦艦ヤマト2205-新たなる旅立ち-】の冒頭を予想(^-^;私ならと二次創作した一話完結の物語りです。
また、私的設定と願望wが混ざってます。
挿し絵的画像はイメージです。

宇宙戦艦ヤマト2205-新たなる旅立ち-二次創作外伝②

2021-06-20 12:19:00 | 宇宙戦艦ヤマト2205外伝
ヤマト、ヒュウガ、アスカによる火星沖宙域アステロイド・ベルトでの訓練航海中、遥か168.000光年彼方、大マゼラン銀河に存在する惑星ガミラスでは、大規模な戦闘が繰り広げられていた・・・


-大マゼラン銀河・サレザー恒星系第四惑星ガミラス-


「反射衛星砲沈黙!!」
「ボラー連邦艦隊、更にワープアウト!!」

「ガ……ガミラス星が囲まれる………。」


「タラン!我が基幹艦隊をネレディア警務艦隊の、いや、イスカンダル護衛に回せ!」 
「改・ゲルバデスのコントロールを我が戦闘空母へ移行、ガミラス星軌道上に転回する気圧・気候変圧変更衛星作動せよ!」
「遺憾ながら我がガミラス星を放棄する!」

「……総統。」
「お言葉ですが、まだ三分の二以上の臣民たちがガミラス星に閉じ込めらたままです。」

「タラン。ユリーシャと三分一の臣民は脱出したのだろ!?」
「奴らにこれ以上、好き勝手に臣民を殺らせる訳には行かん!」
「我が手で終止符を打つ。」

「……ザーベルク!」

「改・ゲルバデスのコントロールを掌握!」
「軌道上に転回する気圧・気候変圧変更衛星、フル稼働を確認!」

ガミラス星特有の無数の大穴=外殻岩盤からおよそ数十キロメートル内側、通称:"ガミラスの天井"付近に軌道上から集められた幾つもの気圧・気候変圧変更衛星が、デスラー座乗艦戦闘空母からのコントロールにより、超低気圧が発生させられていた。
地球で云えば超大型ハリケーンだ。
数十個も超大型ハリケーンが帝都バレラスをはじめ、各地の主要都市、山岳地区、海洋地区を襲った。
デスラーは間髪入れずに改・ゲルバデスを降下させた。
改・ゲルバデスに搭載されたデゥスーラー・コアシップを起爆剤にしようというものだ。
コアシップには初期の波動コアがメイン機関として組み込まれている。
小型化される前の代物で大型の波動コアである。
このコアに臨界まで波動エネルギーを蓄えさせ、爆発させる事で、ガミラス星そのものをもって襲撃して来たボラー連邦艦隊を消滅させる。

そのトリガーをデスラーは自ら引いた・・・








「……ああ。なんていう事を…………。」
「……アベルト……。」




あまねく星々の救済。
これがアケーリアスの女神から女神テレサを通し、イスカンダルがイスカンダルの民たちが課せられ、救われる唯一の路。
そう。代々王家を担うスターシャ家に伝わる御言葉。
幾度となくガミラスから申し入れのあった救済。
軍国に邁進するガミラス。
そのガミラスに「救いの手を差し伸べる」事を代々、拒んで来た。
武力による同化政策が続く限り、わたくしを含めスターシャを継ぐ者は皆、拒んで来た。

「自業自得。」と云い放せばそれまで。
わたくしも「同罪。」


-同サレザー恒星系内-




「閣下。報告致します。」
「我が宿敵、ボラー連邦の艦隊はガミラス星と共に消滅。」
「ガミラス残存艦隊はイスカンダル星を背に再終結を完了したと思われます。」

「うむ。」

「データの艦隊を向かわせろ。」
「我がゴルバはクローキング・デバイス=光学迷彩作動。この宇宙の海に同化せよ。」

「了解……。」
「閣下。」

「何か?」

「本国からダイレクトメッセージです。」

「本国から!?」
「うむ。」
「クローキング・デバイス作動は中断せよ。」



「報告は聞いたよ。メルダーズ。」
「だが、ガミラス星を失ったのは、誤算でしたね。」
「イスカンダルはなんとしても抑えねばなりません。」
「誤算でしたは、二度は聞きたくありませんから。」

「御意。」

マゼラン銀河方面侵攻総司令メルダーズは顔をひきつらせ、頭(こうべ)を垂れたまま、※聖神子(せいみこ)サーダの通信を聞いていた。

※聖神子サーダ。
太古の昔、その名を銀河に轟かせた惑星(ほし)シャルバート。
そのシャルバートの巫女として聖神子の修行者の一人がサーダである。
当時、シャルバートは優れた科学力と武力で銀河系を支配していた星間国家であったが、武力による支配では真の平和が訪れないと、銀河系の支配を放棄して歴史から姿を消したうえ、高元空間の結界により、その存在を隠していた。
その為、存在は歴史上の伝説に近い存在となっていた。
しかし、ボラー連邦による恐怖政治がもたらす長期の圧政や、ボラー連邦とガルマン・ガミラス帝国による戦乱に苦しむ人々は、過去に強力な力を持っていたシャルバートに救いを求め、歴代の女王マザー=シャルバートとともにシャルバート信仰を生み出すことになる。
この信仰は、独裁国家であるボラー連邦やガルマン・ガミラス帝国にとって、体制を揺るがす潜在的脅威であった。
また、伝説の超科学力と軍事力は脅威であると同時に魅力であり、両陣営ともにその存在を探索していた。
その科学力は、シャルバート王家の谷に封印された超兵器群。
ボラー連邦やガルマン・ガミラス帝国でも不可能であった恒星=太陽や惑星を制御を可能にするハイドロコスモジェン砲や重核子爆弾(ハイペロン爆弾)を生み出すほどであった。
そのシャルバートの巫女サーダは当時、アケーリアス祭の巡礼中、マゼラニックストームを利用して航海していたが、機関故障により座礁、当時の暗黒星団帝国皇帝スカルダートによって保護され、恩返しとして、機械化の身体をはじめとする科学と技術を教えたとされ、現在の暗黒星団帝国の基盤を作り、今ではNo.2の地位を獲得したとされている。



無限に拡がる大宇宙。
死にゆく星 産まれくる星。
そう。宇宙は生きているのだ。
生命(いのち)から生命へと、永遠(とわ)に終わる事はない。
生命(いのち)の唄で奏でられる星の海、それが大宇宙・・・

時に西暦2205年
静かに見守る暗黒の眼・・・

地球は地球人類はまだ、この事実を知る者はいなかった・・・




~THE.END~


この物語りは、リメイクシリーズ【宇宙戦艦ヤマト2205-新たなる旅立ち-】の冒頭を予想(^-^;私ならと二次創作した一話完結の物語りです。
また、私的設定と願望wが混ざってます。
挿し絵的画像はイメージです。