鹿嶋少将の航海日誌second

宇宙戦艦ヤマト新作情報・二次創作他、気になったものなどをお届け(^-^)

宇宙戦艦ヤマト2205新たなる旅立ち外伝◇追憶の戦士◇第十話

2020-09-27 21:20:31 | 宇宙戦艦ヤマト外伝

[波動砲発射15秒前!]

[波動砲への回路開きます!]
[エネルギー充填100パーセント!]

[波動砲発射10秒前!]
[総員!対ショック、対閃光防御!]
[電影クロスゲージ明度20!]

[10.9.8.7.6.5.4.3.2.1]

[艦長!!]
[イスカンダル上空に未確認艦!!]
慌ただしく森が告げて来た。

古代はカウントダウンを中断し、トリガーから、ゆっくりと手を放した。 


    宇宙戦艦ヤマト新たなる旅立ち外伝
                    ◇追憶の戦士◇
                            第十話



[我れは、イスカンダル王家の艦(ふね)。マザー・スターシア。]
[ガミラス、地球そしてデザリアムの民よ、戦闘を即時停戦せよ。]
[受け入れぬ時、貴公らに明日は無いと思え。]
[実力を行使する。]

イスカンダル星上空に出現した白く輝く大型艦は、驚く事にイスカンダルの艦(ふね)であった。
そして、それは停戦を告げて来た。
現ヤマトを預かる艦長代行の古代は、その提案を受け入れたいのだが、アベルトもデザリアムも[おそらく受け入れまい。]と、頭に浮かべていた。

その時であったデザリアムの外骨格に備わる戦闘機射出口に突き刺さるデスラーガミラシア艦は、射出口ごと外骨格から切り離された。

[艦長!デザリアムに動きが見られます!]
[突き刺さる部分ごとデスラーガミラシア艦が切り離されました!]
[ガミラシア艦に対しデザリアムの対空砲による砲撃を開始!]
[ガミラシア艦、後退して行きます!]
切り離された外骨格の破片が乱舞する中、アベルト座乗のガミラシアもまた、被弾してゆく。
国家元首の座乗艦とは思えないほどの崩れた艦形だ。
ボロボロに打ちのめされたボクサーのようだった。
歴史を作ったチャンピオンボクサーが負け、新たなチャンピオンボクサーが、誕生した瞬間のような光景を思わせた。

[デスラー!]
思わず叫ぶ古代は艦長席から身を乗り出していた。

[相原!デザリアムの通信回線を割り出せ!]
[救命艇を出す!発砲するなと伝えろ!]

[了解。]

相原が割り出しをはじめた時であった、ガミラシア残存艦に動きがあった。
ガミラシア第一空母から深紅に塗られた改良型ツヴァルケが一機、発艦した。
デスラーガミラシア艦を庇うようにそれは宇宙を駆け巡る。
けして大型の攻撃機とは言えない機体だ。
だが、火力や機動力は大型機そのものだ。
ツヴァルケ二機を上下に合わせ、高火力兵器を支え、機動力を確保する為の大型メインブースターが機体後部中央に、そして小型可変ブースターがその両脇を固める。
この可変ブースターと追加装備された小型姿勢制御スラスターを併用する事で、ホバーリングを可能にしている。
そんな機体を操るのは、あのメルダ・ディッツであった。


[好き勝手にやりやがってッ!]
[これでも喰らいやがれ!]
機首に装備された46mm陽電子衝撃砲ニ門が牙を剥く。
対艦用に開発された小型陽電子衝撃砲。
発射された蛍光ピンクに輝く陽電子エネルギー光弾は、捻れながら真一文字に突き進み、更に二つの光弾は一つに纏まり、螺旋を描くように更に捻れながら真一文字に突き進む。
上下左右に段違いに列を連ねる対空砲を吹き飛ばした。


空間格闘戦闘機ツヴァルケ改
インターセプター・ホーネット(ツヴァルケ・ブースター)

全長:18.58m(機首46mm陽電子衝撃砲を含む)
全幅:21.5m(機体中央部広域マルチセンサーを含む)

搭乗:1名
※戦術・戦闘A.I搭載(下部機)
 
兵装
46mm陽電子衝撃砲×2門
13mm機銃×12(主翼部・下部機を含む)
30mmバルカン砲×8(機首×4兵装ポッド×4・下部機を含む)
対空・対艦・対潜:ミサイル/魚雷×6基(オプション装備)

高機動力/高火力を備える機体ではあるが、エネルギーの消費が激しく、短期決戦向きの機体と成った。
一撃離脱を基本的戦闘としている。
アベルトは、この機体の能力を高く評価、物質転送による奇襲戦闘を戦術に加えた。
ホーネットの愛称はメルダ・ディッツが付けた。
※少佐に昇級したメルダ専用機も存在する。
機体カラーはパーソナルカラーである深紅カラーである。
また、ツヴァルケ時代のエンブレムであるバタフライは、ホーネット(キラービー)に変更された。



[艦長!]
[やはり、デスラーの言葉通り、内部は波動エネルギーに脆いかと思われます!]
[今、あの改良型ツヴァルケが撃ち放ったエネルギー光弾を解析したところ、陽電子エネルギー光弾だと解りました。]
[対艦用と思われますが、あのデザリアムは波動砲をも弾く特殊な合金で造られていますが、内部と格納されている兵装は、その合金では造られておらず、たった46mmの光弾にあれだけの破壊力は考えにくいです。]
[脆過ぎます。] 
[もう少し解析してみなければわかりませんが、元々は波動エネルギーに過剰なまでに反応、崩壊する金属で出来ていたものを新たに開発したか、発見した鉱石から造り出した合金で、その脆さを隠すように回りを加工したと思われます。]
[そして、推測ですが彼らデザリアムは、その合金の改良型と言うか、小型化に成功したか、しつつあり、ですが量産化にはまだ時間が莫大に必要。]
[だからコスモリバースいえ、時間断層そのものが必要不可欠なのではと。]

[なるほど。流石だな。桐生。]
[ならば、我々に勝旗はある。]
そう古代が、呟いた時であったメインレーダーを監視する森雪から、驚きを隠せない報告が飛び込んだ。

[マザー・スターシア発砲!!]


最終話②へ
つづく。


この物語りは(オリジナル)でありますが、今年の冬公開予定、劇場版[宇宙戦艦ヤマト2205新たなる旅立ち]の二次創作です。
使用している挿し絵的画像はイメージです。

宇宙戦艦ヤマト2202総集編劇場版

2020-09-25 14:05:09 | 日記



やっと来ましたね(^ー^)


ツヴァルケ・ブースター(^ー^)完成

2020-09-24 21:33:41 | 宇宙戦艦ヤマト外伝


空間格闘戦闘機ツヴァルケ改
インターセプター・ホーネット(ツヴァルケ・ブースター)

全長:18.58m(機首46mm陽電子衝撃砲を含む)
全幅:21.5m(機体中央部広域マルチセンサーを含む)

搭乗:1名
※戦術・戦闘A.I搭載(下部機)
 
兵装
46mm陽電子衝撃砲×2門
13mm機銃×12(主翼部・下部機を含む)
30mmバルカン砲×8(機首×4兵装ポッド×4・下部機を含む)
対空・対艦・対潜:ミサイル/魚雷×6基(オプション装備)



高機動力/高火力を備える機体ではあるが、エネルギーの消費が激しく、短期決戦向きの機体と成った。
一撃離脱を基本的戦闘としている。
アベルトは、この機体の能力を高く評価、物質転送による奇襲戦闘を戦術に加えた。
ホーネットの愛称はメルダ・ディッツが付けた。
※少佐に昇級したメルダ専用機も存在する。
機体カラーはパーソナルカラーである深紅カラーである。
また、ツヴァルケ時代のエンブレムであるバタフライは、ホーネット(キラービー)に変更された。