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素晴らしき茜空の会

主に特撮番組の感想文。ブログタイトルは仮面ライダーキバに登場する「素晴らしき青空の会」より。

仮面ライダー龍騎 第22話「ライアの復讐」

2016-11-11 09:17:36 | 仮面ライダー龍騎
旧神崎邸で神崎士郎と出会った手塚。士郎は「どうしてお前は戦わない」と手塚を責め、一枚の特殊なカードを渡す。そこには「SURVIVE」の文字が記されていた。


おおおおおおお重い。
なんなの、毎回「そろそろ最終回?」くらいのテンションなんですけど。
まだ前半戦ですよね?

今回の「ベストof胸にズシンと来たで賞」は、北岡センセと吾郎ちゃんペアです。
「ライダー全員連れて来い」という浅倉に人質にとられた吾郎ちゃん。

「俺がライダーとして戦うのは自分のためだけなんでね」と
浅倉の誘いにのらない北岡センセ。

行かないの!?ってなったんだけど、これはもうアレなんだよな。妄想で話しますけども。
カードデッキを渡されたときに、おそらく吾郎ちゃんは「自分が先生のために戦う」と言ったんだけど
北岡センセは「これは俺のための戦いだから、俺自身がやらないと意味がない」と言って。
「じゃあ、先生の戦いを命かけてサポートするのが、俺の戦いです」みたいな話になったんじゃないかと。

だから。吾郎ちゃんは北岡センセが助けに来ないと「信じている」からこそ、
「助けに来て」とも「助けに来るな」とも言わない。ただ黙っているだけ。
北岡センセは吾郎ちゃんの気持ちを理解しているからこそ、動かない。
感情的にはどうあれ、助けに行くことが二人にとって最低の選択肢だと理解してるから、動かない。

「感情的にはどうあれ」ですよ。感情に任せたら、ソッコー助けに行くに決まってるじゃないかちくしょう!
吾郎ちゃんの生命まで背負って、北岡センセは自分の望みを叶えるつもりなんですよ。
重い。果てしなく重い。ちょっと待って、そこまでして得る生命に、未来に希望はあるのか。

そんな事情も知らずに、表面だけを見て一方的に責めてくる蓮さんは腹立たしい限りだし、
文句があるならここで戦おうか!って話になるわけですよ。えぇ八つ当たりですよ。

自分の命をかけて、大切な人の命を守ろうとする蓮さん。
大切な人の命を踏み台にして、自分の命をつなごうとする北岡センセ。
どうなんだろう、相手にとって、どちらが幸せなんだろう。
自分が恵理さんだったら、自分が吾郎ちゃんだったら。どちらの在り方を望むだろう。

私はぶっちゃけ吾郎ちゃんですけどね。いや死にたかないけども。

さてそんな蓮さんですが。

「借りが、できたかもな」
ずっと迷走を続けてきましたが、真司くんの言葉で初めて「救われた」ように見えます。
第2話から続く「借金ネタ」は、真司くんと蓮さんをつなぐ絆なんだよな。三万円の絆。

手塚さんに「憑き物が落ちたような顔だな」と言われ、
否定もせず「お前に見透かされるのも、いい加減、慣れたな」と流す蓮さんとか、
それを見た手塚さんに「何かあったのか?」と聞かれ、穏やかな笑顔を見せる真司くんとか。
もう見せ方が最高すぎるだろ!

ていうか、海岸で「何に感謝されてるのかさっぱりわからない」っていう顔してたくせに!
敢えての!敢えての「え、何に?」だったのかよと。
なんなのそのスルースキルの高さ!真司くんそんな器用な子だったの!?

結局、戦うことでしかわかりあえない、のかな。(ブレイド最終話の名セリフ)
それでも、外野からワイワイ好き勝手なことを言うんじゃなく、
同じ土俵におりてきて、気持ちと気持ちをぶつけあおうっていう、
あぁ、真司くんはもともとが「相手を理解したい、理解できるはず」っていう人なんだよな。
だからだよな。

とにかくここ最近の真司くんは見せ場が多くて、
ちょっと前まで「主人公は蓮さんじゃないの?」なんて言ってましたけど、
ここへきて真司くんすごい!と株が急上昇のうなぎのぼりです。かっこいい。

手塚さん。来たるおのれの死を予言してしまった男。
おそらく親友の仇であろうガルドサンダーと戦い、勝利します。
「運命は、変えられる」と言いながらも、
もはや変えるだけの意思の強さが感じられません。生きて!

あとね。今回は珍しく監督もチェックしてまして。石田監督なんですけども。
旧神崎邸の鏡の部屋の、鏡をフル活用した幻想的な映像であったりとか。
あと浅倉と吾郎ちゃんが対峙するシーン、すごく格好よかったです。

そして。
細かいことはまったく覚えてないんですが、メインの謎はなんとなく覚えていたりするので
神崎兄妹の落書きにテンションあがったりしました。

いつも文字数見ながら適当に切り上げるんだけど、
今回は内容濃すぎて、気になったこと全部書き出したら大量になってしまった。長い。


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