素晴らしき茜空の会

主に特撮番組の感想文。ブログタイトルは仮面ライダーキバに登場する「素晴らしき青空の会」より。

仮面ライダー響鬼 番外編(ひらパー2017.02.12)

2017-02-14 08:00:00 | 仮面ライダー響鬼
思えば不思議な巡り合わせだった。

仮面ライダー剣を見終わったのが2016年6月。
翌7月23日には剣のライダーたちがマテリアルクラウンに集うオフミーティングが開催された。

仮面ライダークウガを見終わったのが2016年8月。
その8月13日には「真夏の調布でクウガを見よう」の会が開催された。

仮面ライダーアギトを見終わったのが2016年10月。
その10月30日には、東映特撮ファン感謝祭2016の目玉として
アギト主演の賀集さんと脚本の井上さんのトークイベントが催された。

十数年前の番組を楽しむ私に、
ジャストタイムでリアルタイムに提供されるイベント。
夢のような状況。しかし舞台は東京。
行けるかよ!くそっ、地方民をないがしろにしやがって!!!

しかし、希望の光は残されていた。
2017年如月、関西の聖地ひらパーに、響鬼、降臨。満を持して。

これはもう行くしかないよね!だってちょうど前日、響鬼見終わったとこですよ!
いや、昨年末に「響鬼、ひらパー来るってよ」っていう情報を聞いて
いまから見始めたら間に合うな・・・という目算ではあったんですけれど。
正月早々、牡蠣にあたって寝込んだり、エグゼイドにはまって脱線感想記事書いたりしてたら
本当にギリギリ間に合った感じです。ギリセーフ!

これはもう、ガイアが俺に行けと囁いてるよね!
ガイアはそんなに暇じゃねーよ!

などと無理やり因縁をこじつけながら、ひらパー初参戦である。
ガイアやそんなに暇じゃあないが、俺はわりかし暇だったのだ。

というわけで。ここまで読んでくださった方がいらっしゃったら大変申し訳ないのだが、
ここまではひらパー行く前に書いた、内容がまったくない駄文である。
いやぁ無責任な文章書くのが楽しすぎて、ついつい調子に乗りすぎた。

ショーの粗筋は以下から開始です。なお、基本がうろ覚えなので、
あくまでも「粗筋」ということをご了承いただいた上で、続きをご覧ください。




季節の変わり目ということもあり、魔化魍被害が増大。
猛士は衛生省に協力を要請し、響鬼+轟鬼ペアのヘルプとしてエグゼイドが参加する。
「よろしくお願いします、お願いします。お願いします」と、最後に誰もいない空間に挨拶をする永夢。
誰かいる?と舞台袖を確認する、私を含めた観客たち(笑)

「あなた達3人と一緒に戦えるなんて」という永夢のセリフに
「3人?」「他に誰か来る予定あったっけ?」と首をかしげる響鬼達。

もう、この時点で「斬鬼さんがあそこにいるんだ・・・!」とテンション上がりまくりですよ!
そっか、登場予定に斬鬼さんがいるのが不自然だよなと思ってたんですが、
ひらパーの脚本はマジでガチなのだ。やっぱり斬鬼さんは死んでるのだ。

「轟鬼さんは良い師匠に恵まれてて羨ましいです。あの人、轟鬼さんの師匠なんですよね?
 優しい目で見守ってるっていう感じで、いいなって」
「?」
「あの、轟鬼さんによく似た、茶色い角の」
「君には斬鬼さ・・・その鬼の姿が見えるのか。でも彼は、12年前に死んでいるんだ」

おそらく、轟鬼さんが斬鬼さんから受け継いだ音撃弦・烈雷に
付喪神(古い道具に取り憑く神)みたいな形でついているのではないか?と説明する響鬼。

さて一方。サプライズで登場のゲンム。
何をやらかしたのかはわかりませんが(苦笑)魔化魍に取り憑かれ、プロトマイティLv.2の姿になっています。
永夢に「なぜその姿に!?」と言われたり、ゾンビな動きをしてたりして
ちゃんとリアルタイムの設定に寄せてきてます。すごい。



※ちなみにコンデジ撮影なので、画質はそれなりです。
 ツイッターで見るショーの写真は、どれも綺麗に撮れてて本当にすごいですねとあらためて。

頭の中で繰り返される「鬼を殺せ」の声に怯むことなく、ちょうど良いと共生関係を結ぶゲンム。
レジェンドライダーたる響鬼から直接データが取れて、かなりご機嫌です。
目的は仮面ライダークロニクルですね、設定の使い方がうまい。

んで。ゲンムの持つバグヴァイザーには彼に取り憑いた魔化魍のデータも取り込まれていて
「より凶悪に変異したこのバグスターウィルス、これを人に感染させたらどうなるか・・・。
 興味深いとは思わないかい? ここの人間たちで試してみようじゃないか」
などと言って、客席にバグヴァイザーを向けます。おおお、前の方の席にいなくて良かったぁ(ひどい)

観客たちを守るためにバグヴァイザーの前に身を晒す響鬼さん。
ゲーム病に感染し倒れる響鬼さんに駆け寄る永夢たち。勝ちほこるゲンム。
ところが、データ集めばかりを優先してまったく鬼を倒そうとしないゲンムの態度に、体内の魔化魍が猛反発。
ゲンムは苦しみながら戦線離脱。永夢たちは響鬼を病院へ移送し、飛彩さんが執刀するバグスター分離手術が行われる。

手術を終えた永夢は、轟鬼さんを呼び出し、斬鬼さんの話をします。
「僕にだけ姿が見えたのは、ゴーストガシャットを持ってたおかげだと思います」
劇場版の設定まで引用してくるとは!
「このガシャットで作ったゲームエリアの中でなら、みんなにも、斬鬼さんの姿が見えると思います」

そして現れる斬鬼さん。姿を見るや、土下座する轟鬼さん。



「すんません斬鬼さん! 俺が情けないばっかりに。
 あのときも、死んでまで見守ってもらってたのに、今もまだこうして心残りにさせてしまって・・・」
「何を悩んでるんだ、轟鬼。弟子を取れずにいることか」
「すんません。でも俺、まだ未熟者だから・・・」

私の内心の声(轟鬼さんてば、ヒビキさんには弟子とれってうるさく言ってたくせにw)

「未熟者って。おまえ、いくつになったんだ」
「37っす」

(さ、さんじゅうなな!?)

「現役だった頃の俺より年くってるじゃねぇか。
 いいか轟鬼。おまえは弟子をとれ。そして、轟鬼の名前を継がせてやれ」

(継がせるっても轟鬼さんが初代なんだけどな)

「そして、おまえが『斬鬼』を名乗るんだ」

(・・・!)

「お前が引退するときは、弟子に斬鬼の名前を継がせる。
 轟鬼と斬鬼、このふたつの名前を、次の世代に渡してやってくれ」

いやぁ、ひらパーのライダーショーは神脚本だという話は散々聞いておりましたが、
すごかった。俺はいま、すごいものを見ているって思った。

あとはまぁ、そんなこんなで魔化魍に乗っ取られ怨霊化したゲンムが襲い掛かってきて
エグゼイド、斬鬼、轟鬼で応戦。そこに、入院中だったはずの響鬼さんが装甲響鬼として登場!



怨霊化してるゲンムの動きがいつもと違うのも素敵です。

さらに。エグゼイドたちに襲いかかるバグスターたちが一瞬で凍りつく演出。
「こ、この攻撃は!?」と驚く永夢の視線をたどると、客席の後ろからブレイブ登場!!!

などと、うおぉぉぉ!っていう見せ場がてんこ盛りで、
最後は音撃にてゲンムの中の魔化魍が消滅して、めでたしめでたし・・・なのかな?

「音撃が魔化魍だけに集中してたので助かったが、
 あやうくこの私まで浄化されるところだった」

そういやゾンビだもんね、浄化されても良かったのに!(社長好きだけどな)
あの局面で、ゲンムの中の魔化魍だけを狙って攻撃するとか、
鬼のすごさハンパねぇな!って思いました。

「なーんか、あいつ自身もアヤカシみたいなヤツだったな」とゲンムの背中を見送る響鬼さんに、
「はい、ははは・・・」と力なく笑う永夢。

自分の執刀医である飛彩を見た響鬼さんが、永夢に対して
「あいつがおまえの師匠か。・・・いい師匠じゃないか」と言い、
飛彩が「こいつが弟子? こんな弟子、no thank youだ」とお約束のセリフで返す。

自分の身を呈して、ゲーム病になってまで観客を守った響鬼さんとか、
轟鬼さんと斬鬼さんの師弟関係とか、自分にとっての飛彩さんの存在だとか、
そういったもので永夢がひとまわり成長するという、そんな話でした。
ひらパーのショーが神脚本だというのは本当でした。すごかった。



以下小ネタ。

響鬼さんの
「鬼以外にも弟子がいるよ。医者になったやつもいる。
 今も現役を続けていられるのは、そいつがいつも診てくれているおかげかな」
という、明日夢くんを連想させるセリフ。
もう、このセリフだけで、現在のヒビキさんと明日夢くんの関係が想像できて素晴らしい。

ちなみにラストには、飛彩さんの
「安達という医者から連絡があって、彼の今後の経過はそちらで診てもらうことになった」
という補足もあり。嬉しい。

京介くんはどうなったのかな。
まぁ残念ながら、京介くんの鬼の名を知らないからなぁ。
きっと元気に活躍していると思う。

ゲンムやバグスターたちがディスクアニマルに襲われるシーン。
アカネタカの声が流れ、ゲンムたちが宙を薙ぎはらう様子に、
もう完全にディスクアニマルが襲い掛かってるのが「見える」んですよ。すごい。

見えない「何か」を振り払いつつ舞台陰に手を伸ばすゲンム。
次の瞬間にはその手に緑大猿のディスクが掴まれていて、
ゲンムは容赦なくそれを割り捨てる。すごいよこれ、響鬼の世界がそこにあるよ。

倒れたゲンムがゾンビの動きで起き上がってきたの、すごかった。
なんでリアルなショーにはリプレイ機能がないのだ!(無理です)

響鬼さんがバチをくるくる回すのとか、
轟鬼さんが音撃弦のネックを持って本体をくるっと回すとことか、熱いよな!

あと、戦闘後の斬鬼さん+轟鬼さんのセッション。
ありがとう!やってくれると信じてました!



戦闘中で最大の見せ場のシーン。
舞台中央に立つゲンムに、斬鬼さんと轟鬼さんが駆け寄り左右から音撃をくらわそうとするんですが、
この一番大事なシーンで、走ってきた轟鬼さんが滑って転んだ(笑)
滑るのはもうどうしようもない。ライブはアクシデントも楽しいですよね。
なお、轟鬼さんの中の人は攻撃受けたときもくるくる回転していて、運動神経がすごく良さそうな印象でした。

響鬼のスーツのマジョーラカラーを楽しみにしてたんですけど、実物は意外と普通に紫だった。
いや、考えてみたらアクションするスーツなんてそういうものですよね?



本編で使用されてた、あの甲虫のごとき光沢のあるスーツは、
どんだけ金と手間をかけて作ったんだろうってあらためて思いました。
そんな芸術品着て山の中でアクションするとか、いまさらですが、すごい。




なんかもう、「ひらパーの年パス買うか・・・」と心の中で何度つぶやいたことか。
ちなみにひらパー野外劇場は、座るところがコンクリートです。
冷え切ったコンクリートはお尻の熱を容赦なく奪うので、厚手の毛布が座布団代わりに大変重宝しました。
常連と思われる人は座布団持ってきてたし、中には雪遊び用のソリ持ってきてる人も。それに座ったのか!?

後方の席は地面むき出しなので、レジャーシートはオールシーズン必要ですね。

ちなみに今回は普通のママさん(?)に擬態するべく、3歳次男を装備していきました。
まぁ場内でかかってる響鬼OPにテンション上がってたんで擬態意味なしだけどな。
下調べでひらパーのサイト見てたら、来月のウルトラマンイベントに6歳長男がえらい食いついてきたので
彼の情熱次第では来月も行くかも・・・です。いやどうかな、来月は映画行くからご予算的に無理かな。


2 コメント

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Unknown (FOREVER HEROS)
2018-01-01 00:42:15
初めまして&明けましておめでとうございます。


「鎧武」が「仮面ライダーシリーズ」関係なく大好きな作品になった23歳のオタクです。



ひらかたパークの「ライダーショー」は「ゴースト&龍騎」の動画がきっかけで観るようになりました!!!  


「響鬼」は真面目に観た回と断片的にしか観ていない回で別れている状態ですが「エグゼイド&響鬼」は(TVシリーズの後日談なんだな。)と思える内容になっていて(やっぱりひらぱーのライダーショーは感動させられるな。)と思いました(しんみり)


(いつか実際にひらぱーに行ってみたい。)と思っていたので(常連と思われる人は座布団持ってきてたし)という文は(マジかよ。)と思いました(苦笑)




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Re: (茜空)
2018-01-08 11:18:24
はじめまして。コメントありがとうございます!
ひらパーのショーは、私も一部しか見たことがないのですが、本編を見てた人には嬉しいネタが満載で楽しいですよね。
(逆に、現行作品程度の知識しかない親子連れの方は置いてきぼりになってたりしますがw)

私は冬にしか行ったことがないのですが、なにしろ野外なので
待ち時間のことも含め、やっぱり暑さ寒さ対策は大切ですよw。
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