クロノスがゲムデウスを取り込んだことで人々のゲーム病が再発。正宗はゲムデウスクロノスに変身。エグゼイド、ブレイブ、スナイプを圧倒すると、真のラスボスに挑戦する資格があるのはニコのみと告げ、彼女をゲームエリアへと連れ去ってしまう。
寝ころんだ姿勢からむくりと起き上がるゲムデウスクロノスの腹筋。
このロケ地、先日のバラエティー番組(仮面ライダー特集)の
「撮影の舞台裏を紹介!」っていうコーナーで見た場所ですね。
永夢が「お前が医療を語るな!」って叫んでたヤツ。次回かな。
東映さんの公式サイト情報によると、
雨に降られつつも、シーンのつながりを保つために地面が濡れないよう守ったとか
そういう撮影の裏話、大好きです!
上述の番組では、コンクリート面が高温になっていて横たわる役者さんが火傷しそうだったとか言ってたし
熱かったり雨に降られたり、本当にいろいろな工夫のうえで作り上げてる作品なんだなぁ。
本編。
「そうか・・・あいつだからこそ行けたんだ。
無免許医は五年前からずっと、バグスターウィルスの苦しみに耐え続けてきたんだ。
自分たちが味わってきた苦しみを、俺たちに味あわせないために、
一人で戦い続ける運命を、背負い続けてきた。初めて仮面ライダーになった男として・・・」
「自分の命を削ってでも、あいつは一人で戦い続けてきた。
しかしあいつは気づいたんだ。失いたくないものを守るため、命を懸けて戦う運命に」
「だからって、全部ひとりで抱え込むことないじゃないですか!
それでいいわけないじゃないですか!」
「あぁ、どこまでもバカな男だ」
え! いまそこ!?
今まで大我の意図に気づいてなかったの!?
大我と和解ししてたのに、そこは理解できてなかったの!?
とかビックリしましたが、そこは視聴者視点だからこそわかることなのか。
ところで初期の大我は「10個のガシャットを全て揃える」ことにご執心だったわけですが、
もしかして、全てのガシャットを集め抗体を作り、クロノスになることが目的だったの!?
とか、ちょっと愕然としました。・・・が、まぁそれはないのかな?
推測&妄想で話をしますが、
黎斗の作ったオリジナルの「仮面ライダークロニクル」は、仮面ライダーが主人公だったんですよ。
おそらく初期登録時点で
・アクション(マイティアクションX)
・剣と魔法(タドルクエスト)
・シューティング(バンバンシューティング)
から属性を選んでキャラメイキングしていく感じの。
んで、バグスターを倒してガシャットを集め、それでレベルアップしつつ
様々な機能を使いながら10種すべてのバグスターを倒しゲムデウスに挑戦。
ただしゲムデウスを倒すためには、10種のバグスターウィルスの抗体を得て、
クロノスに変身しなくてはならない、みたいな。
だから。序盤ですでに大我が「仮面ライダークロニクル」のゲームシナリオを把握していて
最速プレイで被害を最小に食い止めるために、あらかじめ10種のガシャットを集め
ゲーム開始以前からクロノスへの変身条件を満たそうとした、という可能性も、あり得る?
ただ、その場合は序盤から仮面ライダークロニクルの存在や、その内容を熟知してる必要があるわけで
檀黎斗が敵側であることも把握していたと思われるわけで。
どうかな、そこまで掴んでいたとは考えにくいわけですが、
それを想定したうえでの「すべてのガシャットは俺がいただく」であり
それが、いまここでクロノスに変身したことにつながるんだったら、すげぇな!って思った次第。
ちなみに。その黎斗の仮面ライダークロニクルを改良(改悪?)して、
プレイヤーをすべて能力値の低い「ライドプレイヤー」に。(いや能力値を詳しく把握してないけど)
レベルアップアイテムであるガシャットを、ガシャットロフィーという単なるアイテムに。
バグスターを13体に増やして難易度鬼に仕上げちゃったのが、現行の仮面ライダークロニクルだと思ってる。
しかし、テストプレイヤーである永夢たちには「適合手術」を受けさせてましたが、
市販化された場合には、いちいち手術を受けさせるわけにもいかないだろうし、
そう考えると、黎斗の仮面ライダークロニクルも「プレイヤーがゲーム病になること」が前提であり、
「頑張って抗体作れよ~」的なスタンスだったと思うと、やっぱり鬼ゲーだった感は否めない。
大我。
「そうはいくかよ、前に言っただろ、お前は俺の患者だって。
俺はお前の命を守る。たとえ免許がなくたって、俺はドクターでありたいんだ!」
えっと、いま43話?ですね。
43話まで来て、ようやく「大我の本音が聞けた!」っていう感動。
「お医者さんごっこは病院でやってろ」(8話)という謎名言を残した彼の本音は
やっぱりそこだったんだ!やっぱりそうですよね!!っていうね。
いや、免許をはく奪されながらも、廃病院に住み着いて闇医者やってる時点で
「ですよね!」感が半端なかったですけども。
なんていうか、そういうある意味わかりやすすぎる大我の態度が、
視聴者にはすごくわかりやすくて良かったんですけども。
でも、いまごろ飛彩に「そうか、あいつは・・・」とか言わせるんだったら
もっとこう、「いや本当に悪いヤツなんじゃ!?」っていうくらい極悪でも良かったのでは?
・・・などと思ったりもしたんですが、
初期の大我は患者の命を平気で盾にしたり、永夢を後ろから撃ったりとかいう
わりと極悪キャラだったんですよね。かなりのね。
なのに、スナイプエピソード0の煽り文句「花家大我という男の見方が180度変わる」に対しても
「いや多分思った通りのキャラだと思う」って感じちゃうあたり
キャラクター描写って難しいもんですね。
ともあれ。
東映公式さんいわく、この回は敢えて大我には白衣を着せない演出をとったそうで、
永夢から受け取った白衣をまとう大我が、そりゃもうめちゃくちゃ、
「白衣ってこんなに格好良かったのかよ!!」ってうっとりするほど格好良かったです。
んで。
「お前の犠牲など、ノーサンキューだ」
「不養生は良くありませんよ、ドクターは多くの患者の命を預かる身なんですから。
忘れちゃいけないんです。患者の命を救うためにも、
僕たちドクターこそ、生き抜く責任があることを!」
医者、すげぇな!って。
いやドクターだけがすごいわけじゃないんですけども。すげぇな!って。
でな、「生きぬく責任」ですよ。自分が生きることが、大事なんですよ。もう本当にそれ。
「大事なものを守るために、自分ひとりが犠牲になればいい」なんて、ダメなんですよ。
もう、クウガ見てた頃から言ってるけど(っても私の場合は一年前ですけどね)本当に、それ。
あと。話はそれるけどドライブの再放送見てたら泊さんが死んで生き返る展開があって。
初見時は「簡単に生き返るな、っつーか、簡単に殺すなそもそもが!」とか思ったんですが、
いま見ると、生き返って地上に降り立つ泊さんを見て、ただ「気持ち悪っ!」って思ったんですね。
なんかね、エグゼイドを見て、飛彩の「ありえない! 人の命が取り戻せるなど、絶対に」って言葉を聞いてから?
死者の復活に、なんか生理的な嫌悪感を持つようになったようです。
いや、考えてみるとアマゾンズのシグマやイユを見た影響かもしれない。そっちか。
ゴーストのタケル殿は良いんですけどね。彼は一年かけて頑張ったから。
とにかく。死ぬ覚悟で何かをやるとか、実際に死んでみせることで犠牲の大きさを表現するとか
そういうのは好かない。そんなことより、地べた這いつくばってでも生き延びて見せる、
泥まみれになって、それこそプライドも何もかなぐり捨てて敵に命乞いしてでも、
それでも死にたくない、生きたいっていう人の方が、格好良いと思う。
なんの話だ、完全に俺の趣味の話ですね。
えっと、今回の感想は話が脱線しがちな気もしますが
いろいろ、熱かったですよね。以下箇条書き。
・「あいつの抗体を、リプログラミングするしかない!」
それ!もっと早く!
っていうか、リプログラミング。もっと活用できるのでは? しようよ。
・正宗さんには使って欲しくなかった「紅蓮爆龍剣!」
・5年前からバグスターウィルスに身をさらしている大我はともかく、
永夢には完全な抗体がないのかな?と思ったりしました。
というわけで「抗体」でググってきましたが「特定の異物を生体から除去する分子」だそうで
永夢に抗体ができたら、パラドは駆逐されて消滅しちゃうのか。
あの二人は、「排除」ではなく「共存」の方向に進化しちゃったからなぁ。
・ラスト。永夢と飛彩の必殺技!からの、大我のゼロ距離射撃がめちゃ熱い!
なぜ「ゼロ距離射撃」はこんなに胸躍るんだろう。戦法としては間違ってると思うのだが。
・変化するラスボス。わかります、わかります。
ラスボスは第3形態(すごくでかい)まであるのがゲームの常識ですよね!
※ただし最後にRPGプレイしたのが10年前な私の常識
・パンデミック! 実家で見てたのに思わず「えらいこっちゃ・・・」と口走ってしまい
実家の母に「大人がいちばん夢中になってるじゃないw」とバレた。いや接触感染とか怖いよね。
・貴利矢の個体識別が不能になってしまった。アロハで見分けるしかないのか?
・っていうか、バグスターでも罹患するんですね。
東映公式さんの
「結局、人間を苦しめるのは人間―――。
正宗が苦しみを与え続ける人間たちを救おうとするのは、人間に憧れ続けたバグスター2人です」
という言葉が、胸にズシンときてます。切ない。
んで。最近の仮面ライダーのラスボスは「人間が利用しようとした大いなる力が暴走したもの」みたいな。
なんか天災?みたいな感じだったのに対し、今回は明確に「人の悪意」がラスボスなんですね。
意外とそういうの、仮面ライダーシリーズでは珍しい・・・というか、
平成では初のパターンじゃない?
いままでは、ラスボスが人間でも「いろいろ事情があったんすよ」みたいなストーリーが多かったし、
ここまで個人の欲望が肥大化しちゃったパターンは、逆になかったような。
正宗さんは、人の命を支配することが目的なんですが、
そのために自らがゲムデウスと融合して異形化し、
人々をバグスターウィルスに大量感染させた。
満足そうに高笑いしているけれど、これが本当に正宗の望んだ世界なのかな。
彼の望みは、幻夢コーポレーションのゲームを世界中の人にプレイしてもらうこと、じゃなかったのか。
それは本当に「あくまで通過点」に過ぎなかったのか。
なにはさておき、残り2話。たった2話。
次回ビルド登場ということで、コラボ回を前倒しにして
最終回を全力投球で見せてくれるという姿勢に、否が応にも期待が高まってます。
・・・でもさ、終わって欲しくないから、続きはすっごく見たいけど、見たくなかったりもします(苦笑)
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