南九州採集記

えびの市を中心に昆虫採集、きのこ採集、野鳥撮影な日記
その他日本中への遠征も記録

ダイサギ

2019-09-26 20:58:26 | 
先日の台風

半日家に缶詰状態。

外に行きたくてウズウズウズウズしていて、
窓から外を見ていたらダイサギが活発に活動していた。


カエルを捕らえた瞬間


豪雨で流れてきたカエルを狙ったようだ。

人にとっては困りものの台風。
野生生物にとっては狩りの場が増えるのかもな~。


飲み込んだ瞬間

カエルにはなりたくないと思った・・・(笑)

キオビツチバチ黒化型

2019-09-22 17:57:57 | 膜翅目
山を登っていたら、見慣れない昆虫が視界に入った。

なんだこれ???



???

頭の中でハチ検索をかけても全くヒットしない。

こ、これはとんでもないものを見つけてしまったんでは!

ドキドキしながら下山後、自宅で調べてみた。

が、いくつかの候補は上がったが結局たどり着けず・・・。

このサイズの昆虫で同定ができないのは久しぶりのような・・・(蛾以外)
昆虫関係のMLに質問をさせてもらい、虫屋先輩にご教示いただいた結果・・・

「キオビツチバチ黒化型」

おおお・・・
なるほど、たしかにこれは黄色の紋の無いキオビツチバチだ。
まさか黒化型が存在するとは思わなかった。
調べてみると、オスの斑紋は変異があるそうだ。(たしかにこの個体は毒針はなく、オスなのは確認していた)

他の昆虫でもそうだが、黒化型というのはより重厚感が増すように感じる。
そのおかげか、アカスジキンカメムシ(の採集記→こちら)やフタコブルリハナカミキリ(の採集記→こちら)の黒化型を採集した時のことは印象深く、いまだ鮮明に覚えている。

虫をやればやるほど、普通種のおもしろさに気づく。

ウオノエ

2019-09-19 21:22:54 | 等脚目
ウオノエ


我が家の王子が釣り上げたネンブツダイより

寄生して宿主から吸血、舌の切除、エサを横取りしたりするそうだ。
分類や生態は不明な点が多いそうな。。。


一匹見つかるのは特に驚く事ではない。
なんと・・・・・


王子「もう一匹いた~~~~~っ!!!!」


下からジュニアが姿を現した(笑)

これを見つけた時は驚き&(笑)
でかした王子!!!(笑)ながらw

生き物屋として魚本体よりも、この寄生虫のほうが面白すぎる!




こんな小さな魚に2匹も寄生虫がとりつくとは・・・

海中の生存競争も激しいのだろうな~。

そして、寄生生物に対しての興味がますます深まった。

コムクドリ

2019-09-17 20:58:30 | 
帰宅したら、自宅前の電線に大量に野鳥の影が・・・・

で、速攻で望遠持って来て外出た。


そしたら、
近くの丘に、さらに大きな群れとなって。


コムクドリ

文字通り鈴なり。
コムクドリのなる木。


しばらくすると農道を一台のバイクが乾いたエンジン音と共に近づいてきた。
驚いたのか、一斉に飛びたつコムドリ。


数千羽のコムドリ&ムクドリ

ここまで大きな群れは初めて見た。

よほどエサ環境が良いのだろうなー。
連日居座っているようだ。

自宅でこんな素敵な出会いができるとは。
南九州の自然に感謝。

アンズタケ

2019-09-08 19:54:07 | きのこ
あるきのこが毎年多数発生するポイントを「シロ」と呼ぶ。

通勤路のアンズタケのシロ、今年も例外無く大発生。



その名の通り、
本種は「あんずの香り」がする。
特に乾燥させたものはかなりのもの。
発生後期の現在、本種を撮影していると、むわ~~~っとあんず臭が周辺を漂う。

他国では高級食材として扱われている。
日本でも以前は好まれて食材として活躍していたそうだ。
しかし、微量の有毒成分アマトキシンを含むことが判明。

最近出版されている図鑑では有毒きのことして扱われているそうだ。

とうわけで私も未だ食したことがないこのきのこ。。。
香りを嗅ぐと、あま~~~い香りにそのまま口の中に・・・・・・

とならないように、とりあえず鑑賞菌としてこの菌を楽しもうと思う。

ミミブサタケ

2019-09-07 19:23:19 | きのこ
ようやく出会えた・・・


ミミブサタケ
(もしくはオオミノミミブサタケ)

出会いは・・・・
山奥で夢中で作業中、歩を進めようとしたら

っっっ!!!!???


こ、、、これは!!??

と気づくのが遅かった。
またいで足をついた瞬間、この物体からかなりの音と共に、辺りを白い煙が俟った。


憧れていた菌に出会えた衝撃と、

「しまったっっっーーー!!!」
という思いとが交互に入り混じる。


ミミブサタケ

珍菌である。
(少なくとも私にとっては)

衝撃を受けると、少々のタイムラグの後大量の胞子をばらまく。


先ほど
「しまったっっっーーー!!!」
と思ったのは、一度胞子を大量に放出してしまったら次は全く反応してくれないのではないかという不安から・・・


この写真はドキドキしながらカメラを構えたうえで、
手でポムポム叩いた2秒後ほどに「シュオオオォォォ・・・・」と胞子を噴出した時に撮影したもの。
出てきた時は「うおおおぉ~~~!!!」というのと同時にホッとしたw


子実体の上に白い煙のようなのが上がっているのが見える。これが胞子。

そして3回目の放出時には動画の撮影も試みた。
回を重ねる毎に放出量は減るのがわかった。そして噴出する音は普通のデジカメでは音は拾いきれないと判明。
マイクを用意して別取りするしかないな~。
今回の実験(?)では5回の衝撃まで胞子を噴出する現象が見れた。

この珍なきのこが我がフィールドに発生することが判明し、なおさら南九州の菌類の可能性の無限大さに驚くばかりだ。