先週は浅草の酉の市。
「とりのいち」といいますが、「鳥の市」ではありません。
土用の丑の日のようにうなぎを食べる日でも、とりを食べる日でもありません。
11月の鷲神社(おとりさま)で行われるお祭りのことで、露店には熊手がいっぱいならびます。
以前買った熊手を返して、新しい熊手を買いに出かけました。
毎年少しずつ大きくしていくのが習わしのようで、欲張っていきなりおっきくしちゃうと後が続かなくなるので少しずつおおきな熊手にしていきます。
いろいいろな熊手が並んでいて、こんな斬新な熊手もありました。
競馬が好きな方向けの熊手かな?って思ったけど、来年の干支なんですね(笑)
だいたい2万円くらいのが一番売れているようですが、まだ2回目の新参者なので3500円のものを買いました。
大きい物をかうと熊手屋さんが
「家内安全、商売繁盛!ヨォオおおおおおおお!!!」
っといって皆で三三七拍子をしてくれる「手締め」というものをしてくれるみたいですが、まだまだ新参者の私には残念ながらまだしてくれませんでした。
笑顔でありがとうございましたーと行ってくれる熊手屋さんのおっちゃんに、(もっと大きい熊手担げるようにデッカクなってまたこいや!)といわれているようで負けん気になってしまうのは浅草の江戸っ子気分にもうすでにのまれてしまっているからでしょうか。
いつか金銀財宝を掻いたとてつもなくデッカイ熊手を買って10人くらいの熊手屋さんに手締めをしてもらったらこの上なく極上な気持ちになるに違いありません。
それでも、手に入れた中くらいの熊手をみると、小判やら、鶴や鯛や打ち出の小槌やなんやらキラキラしたお宝がのっていて、カラフルで可愛らしくてそれはそれは幸せな気分になりました。
それだけで福がいっぱいやってくるような気分になるのです。
帰り道、必要以上に高く熊手をかかげながら道をずんずんと歩くと、子供のころ空に浮く風船をもってあるいた気持ちを思い出し得意げな気分で家に帰りました。
よーし、来年も福をいっぱい掻くぞー!