あっというまに桜も咲き出し、春の季節。
桜の華やかさと共に、卒業や入学など新しい門出に心もそわそわ、わくわくしている方も多いのではないでしょうか。
そんな新しい季節に、今年還暦を迎える母から一通のメールが届きました。
「お母さん、芸者大学に入りたい。一緒にいこう。」
オラウータンの里親になるからマレーシアに行きます、以来の衝撃メール。
満開の桜の下で、母の芸者姿だけはみたくない。
あわてて電話をかけると
「あのね、伊東で芸者のお座敷文化大学っていうところがあってお座敷芸を教えてくれるの。面白そうでしょ？なつみも行くでしょ？」
よくきけば、大学と行っても、期間は１泊２日で芸者さんの講座をきいたり、メイクや着付け踊りを教わったりする芸者体験大学ということ。
なーんだ、芸者の体験かぁ。
ちょこっとほっとしつつ、こんな妙なものよく見つけてきたなぁと母の変わったもの大好き探知能力に感心してしまいます。
「お母さん、芸者になってみたい！これ以上年とっちゃったら芸者さんの格好しても綺麗じゃなくなっちゃうでしょ。おばさんって思われちゃうでしょ～。今のうちなの～。」
今のうち～と繰り返し、還暦でもまだまだいけると思っている母に呆れたを通りこしてあっぱれ！エールを送りたい。
数日後・・・
「芸者大学の願書、ゆうき（妹）となつみの分も出しておきました。」
というメールが送られてきました。
ということで、本日私も芸者になりに伊東に旅立ちます。
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