みかんばこ 

清水奈都美の公式ブログ:みかんばこ

ディズニー生茶発見

2009-06-27 | Weblog
ただいまディズニーシーにきています。

今日は天気がいいからとても混んでいて、これから本日最初の乗り物、センターオブジアースに挑戦。二時間待ち。
出てくるころは夜かな。最強エレベーターに乗りたい。

写真は、ディズニーの生茶発見です。
妖精代200円。

新宿のくつ修理やさん

2009-06-24 | Weblog
新宿駅のすぐ近くに、お気に入りの靴の修理屋さんがあります。
場所は東口すぐそば。ちょっと目立たない場所。

私時々そこに行って、欠けたヒールをなおしてもらいます。

するといつもきまったおじさんが丁寧に修理をしてくれ、そのうえ靴をぴっかぴかにしてくれます。
壊れた靴が数分でぴかぴかになって返ってくると結構感動する。

このあいだ、履きなれたミュールの中敷が接がれてしまったのでその修理屋さんにいきました。
サンダルに履き替え、おじさんが黒くてごつごつした手で黙々と私のミュールを修理する様子を見ながら椅子に腰掛け数分。

「はい。どうぞ。」

なおした靴を渡してくれるおじさんの顔はいつもうれしそうでちょっと誇らしげ。

「接がれたのなおしただけだからお金はいいよ。」

「え、いいんですか?」

「その代わり、ときどきちゃんとこすってやってね」

「はい。ありがとうございます!」

帰り道、なんだか嬉しくって、あしどり軽く歩いていたら右の金具がパチリと音をたてて壊れてしまいました。
結局またおじさんの待つ修理やさんに戻ることに。

「すいません。また来ちゃいました」

きっとこの靴がこの修理やのおじさんを気に入っちゃったんだな。

体温の伝わる距離で

2009-06-20 | Weblog
最近なんだか、大事なものを思い出しました。

ちょっと前に行ったソーヘイさんの生演奏会でとても素敵なことを教えてもらったんです。

ソーヘイさんのピアノは何度も何度も聴いたけれど、実際本人が生で演奏するピアノを聴くのは今回が初めてでした。

当日はすごく楽しみにしていたのにもかかわらず、なんだかんだでぎりぎりの到着に。

部屋に入るとちょうど司会者の方の挨拶のところでした。
何人かの演奏が終わり、いよいよソーヘイさんのばん。
私はわくわくして完全にほっぺたが上がっていました。

静まる会場。
そこから音楽が静かに柔らかくメロディが流れ初める。

その瞬間からソーヘイさんのピアノの世界がぱぁっと広がり、私は笑顔の筋肉の力さえもすーっと抜けていくのを感じました。

やわらいメロディが頭の後ろの方から流れ込み、胸を通って体にしみこみ、静かに下に流れていく。
なにもない広い世界に、心地いい音だけだけが体を通じて流れ続ける感覚。

そのとき確かに感じたのは「温度」でした。

そして思ったんです。

(ああ。この温度をなくしちゃいけないな)


最近、毎日のなかにいつのまにか温度がなくなっていたことに気がつきました。


とっても感覚的だけど、こんな風に「体温の伝わる距離で」ものごとや人と接したいって思ったんです。
多分、一番大切なもの。

自分の一ヶ月前からのブログを振り返ってみても、なんだか高いところに手をのばして近くにあるものを捨ているかんじ。
未来をみすぎてるのか、今身近にある大切なものを大事にできてない。

急ぎのメールを優先し、送ってもらったメールを後伸ばしにして結局返せなかったり、いろいろ親切にしてもらった人に十分にお返しができてなかったり。
大事な人の顔が次から次へと思い浮かんできて、すごく恥ずかしい気持ちになりました。

これから私は体温の伝わる人と繋がっていたいし、その為にはちゃんと自分もそういう温度を大事にもっていたい。

きっと、無理してたくさんの人と手をつなごうとしなくても
体温の伝わる距離で人と接していけば、その温度はきっとその隣のひとにも伝わっていく
そんな風に人とつながっていたいなぁと思いました。

でも、きっと感覚的なものだからきっとまた知らずになくしちゃう日が来るかもしれないな。
そんなときはまたピアノを聴こうかな。

そんな素敵なソーヘイさんのピアノ演奏会は7月12日にあります♪




バナー変えました♪

2009-06-16 | Weblog
あたらしく、タイトルバナー変えました。

なんとこれ、カリスマ書評ブロガーの鹿田尚樹さんに作っていただきました。

もう感激。
絵がいっぱい入っていて、とても気に入っています。

鹿田さんは、私が人生初参加したセミナーの講師。
それからもうずうーっとお世話になりっぱなしです。


セミナーでの鹿田さんの言葉は、一生懸命ノートに書き出さなくても大丈夫。
言葉の選び方、使い方がすごく面白くて、一度きいただけでそのあとふとしたときに、何度も頭に浮かんでくる。

コトバの職人さんみたい。

定期的に開催されている『聞くが価値』セミナーはとても面白くてお勧めです。

このバナー、ちょっとNHKの「みんなのうた」みたい。

鹿田さん、素敵なバナーありがとうございます☆

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最後に、私の好きな言葉をひとつ。

『マスオさんになるな。ブラックジャックになれ。』 
                    by鹿田尚樹 (聞くが価値vol3) 
                   
(解説)
マスオさんを嫌いな人はいない。でもすごい好きって人もいない。
だったら、みんなに好かれなくっても一部に強烈に愛されたほうがいいじゃないか。

注意:「鱒になるな、ブラックバスになれ」じゃないよ。

おじいちゃんとカレンダー

2009-06-07 | Weblog
「包丁研いでやるから今度もってこい」

おじいちゃんが、包丁を冷たい水でぬらした赤茶色の四角い砥石でシャーっシャーっと研ぐと、先がピカピカして、切れにくくなった包丁が生き返ります。

「なつみ、かりんとう、くうか?」
おじいちゃんがいつもくれるお菓子のかんからは中身と外見があっていません。

「駅まで送っていってやらぁ」
時々、白い軽トラでがたがたゆっくり駅におくっていってくれます。
正直運転はちょっと恐い。

そんなおじいちゃんが去年、病院に入りました。
ベッドからもう起き上がれません。

私もなるべく週末は静岡にお見舞いに戻ります。

ある日、冗談でおばさんが
「お父さん、なつみに嫁ぎ先探してやってよ」
と笑いながらいうと
「んなこといったって、こんな体じゃなんもできない。」「なんもしてやれない」
と本当に悲しそうな顔をしたので驚きました。


今まで私たちのためにいろんなことをしてくれたおじいちゃん。
病院に入って、自分が誰かの為に何にもできないことが悔しいのかもしれない。

それから、おじいちゃんに手紙を書きました。
最初鉛筆で書いたけど、見えにくいので筆のアイラインで書きました。

『おじいちゃん、長生きしてくれてありがとう』

おじいちゃんはやっぱりぶっきらぼうに
『ありがと』
と言いました。


そして今週、おじいちゃんが亡くなりました。

おじいちゃんは会うたびに「今日は何日だ?」とききました。
最後に会った時も「カレンダーを近くにもってこい」とカレンダーを病院のベットの手すりにくくりつけて、透明な目で日付をじーっとみていました。


病院の同じ景色の中を生きるおじいちゃんは、そのカレンダーをみながらその日1日をどういう思いで生きたんだろうと思います。

今は、「長生きなんかしたくない」という人が沢山います。
でも、「一日生きれる」って本当はめちゃくちゃすごいことなんだと言いたいです。

そして、目には見えにくいけど、誰かひとりが一分一秒を生きていることって、絶対同じ時間に生きている他の誰かの幸せになってるんだと思います。

私も長生きしたいし、大切な人には長生きしてほしい。



静岡でちょっぴり休憩したらまた仕事もブログも復活です♪