おととい、てっぽうこと鉄炮塚雅よちゃんの出演する「キャッツアイ」を観てきました。
おそらくみなさんご存知あの美人三姉妹の怪盗キャッツアイの舞台化です。
Aストーリー(盗む側)とBストーリー(盗まれる側)に話や演出、出演者さんも分かれていて、私はてっぽうの出演するBを観に行きました。
Bの演出家さんは以前ブログで紹介したことのある「多摩多摩迷子」の塩田泰造さんで、ゲキハロのアイドル達とメインコラボしたのは大人の麦茶のみなさんでした。
写真は大人の麦茶手ぬぐいと、出演者の中神さんが作った神グッズといわれるネコのブローチ。非常にかわいい。
やっぱり今回の公演も、登場人物が可愛かったー!
でも可愛かったと思うのは観終わった今であって、はっきりいって舞台がはじまって登場してきた時はみんなそんなに可愛くありません。
最初はなかなか共感するのも難しい。
あの可愛らしいアイドルさんたちだって最初は可愛くないんです(笑)
でも観ているうちにどんどんどんどん気持ちが変化して、主役も脇役も正義も悪も、みんなみんな抱きしめたくなるほど可愛くて大好きに思えてくるから不思議。
苦手だなっと思ってた人が大好きに変化する瞬間、その役の気持ちがどわっと入り込んできてつい感情移入しちゃう。
だからこの変化がいっぱいあるぶん、観ている方は共感の気持ちがいっぱい生まれて役と一緒に気持ちもどんどん動く。
一緒に嬉しくなって一緒に苦しくなって笑って泣いて、ココロがいっぱい動かされてあっという間に上演時間がすぎていったとても素敵な舞台でした。
てっぽうの役は心に傷を負ったためにおかしくなってしまった母親の役。
そんな設定と役だけとったら、怖い険相の狂気じみた女性をついつい思い浮かべちゃうけど、
そうじゃなくて、状況が痛々しくてもどこか日常的で悲壮感を感じさせないように演じることができるのはきっとてっぽうの技というか、てっぽうの持っている独特の雰囲気なのだなぁと思います。
探偵の話でまだ公演中なので内容はあまり詳しく書けないけど、悔しいくらいに彼女に泣かされてしまいました。
そういえば、終演後、サンシャインの劇場階からスカイツリーが見えるんだよぅ~っと子供のようにテラスにつれていってくれ、
外を観ると想像した以上に綺麗なスカイツリーが見えました。
写真はあんまりだけど、実際はもうちょっとはっきり綺麗に見えます。
夜景をみながら、そういえば登ったときスカイツリーの上からもサンシャインがみえたなぁー、とてっぽうにいうと
「おおお。じゃあ両思いだねー!」
と無邪気に微笑むキャッツアイてっぽうに危うくハートを盗まれるところでした。
街はきらめく passion fruit~♪
月明かり浴びてええ~、ミステリアスガール~♪♪