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~南相馬市から発信~

原発災害緊急時避難準備生活 36日目

2011-04-24 03:29:15 | 東日本大地震
先日は東電の社長が県庁に来て知事へ謝罪
正直白けた
まったくどっちもどっちだ。
この1ヶ月、シナリオでも練っていたのか
知事は新聞切り抜きを提示。
子供達をダシに語る。
でも、この知事は再起動、プルサーマルを許可したのだ。
マスコミはきちんと報道しないが
東電があまりにずさんだということで前知事に停止させられていた原子炉である
ずさんさについては再起動させたこの知事が知らないはずはない。

ちなみに
 プルサーマルで60億
 核燃料を入れる時の税金が40億
で100億がどこかに消えている。
箱物作りすぎ実質財政破綻の双葉町への補填か
利用者低迷とJAL撤退による20億の赤字計上をした福島空港への補填か
増えすぎている公務員や箱物の指定管理業者という訳わからない天下り財団法人への管理委託費か
緊急雇用対策という名の期間労働者の給与か
少なくとも一般県民には遠いところ

23日晩、NHKにて特集が組まれた

三陸の市長、宮城県知事などの中、南相馬市の市長が回線経由で出た。
『我々南相馬は原発から金はもらっていない、もらったのは災害だけだ』
この言葉を発信してもらっただけで満足した。

夕方、車で約30分、相馬市のコンビニで河北新報(宮城仙台圏の地方新聞)、福島民友、読売新聞を購入。
河北新報に

 福島ナンバーの車が出て行けと言葉を浴びせされる
 ホテル宿泊を拒否される
 これら人権侵害の可能性がある

という記事を見た。
ネットでは金返してからモノを言えというようなことも多い。
でも金が入るのは立地した町と県だけである。
その隣、さらに隣となると何にも無い。
ましてやここから原発関連で食っている市民は僅か。
ほとんどの市民は農業なり漁業なり製造業なりで食べている。
原発による経済効果についてはほとんど全くといっていいほど影響は無い
逆に迷惑なくらいだ。
そこにさらにこんなことを連日のように見ると腹が立つわ悲しくなるわ
世の中結構こんなヤツだらけなんだろうか?
それが正直な気持ち

さて、なんだか現場市民を置き去りに国では賠償の適応範囲策定をしているようである。
多分、農業、漁業に対しては補償するんだろう。
(今後セシウムが消えるまでの何十年も作物作れないが)
ちなみにこんな田舎だと一般家庭が自家用として畑をやっているなんてザラである。
自分でネギやキュウリ、ピーマン、トマトなんかは結構やっている。
実際ホームセンターに行くと今頃は野菜苗が大量に売られている。
まぁ、そういった農家ではない場合はどうなるのか
実際我が家では
ネギ、小松菜、パセリ、ふき、アブラナ、ケール、大根、はっさくが収穫できず放置されている。
本来なら今は枝豆、インゲン、きゅうり、ナス、シシトウ、唐辛子、トマト、ジャガイモ、サツマイモ等を植える時期である。
他に放置してもこれからミョウガが山ほど出てくる。ミツバも出てくる。
梅が実をつけ、イチジクが熟し、木イチゴが色づき、柿が実りまたミカンが黄色く色づく

しかし何も出来ないこの畑は草が伸びてきて蚊がわいてきた。

田舎に住んでいるメリットの一つはこういう土に触れた生活ができることだと思う。
都内に住んでいるとき、家と塀の僅かな隙間にひまわりを植えている家があった。
もの凄く羨ましく感じた。
そういう物が積み重なり故郷に戻ってきた
というのに全てダメにされ、政府により密室会議で決められようとしている。

何か訴える手段は無いものか

市長がNHKで言った
『謝罪はいい。元に戻して欲しい』
全く同じ意見である