先日の記事で「人間のロボット化」について触れましたが。
今日も固い思索内容なので覚悟してお読みください(笑)
一見ネガティブな感じもする「人間のロボット化」。
実はそうでもない、と考えました。
というのは、優れた精神と技術を持っている人の場合。
あらゆる業種の優れた職人や、仕事の出来る経営者や会社員、また音楽家・画家などの優れた芸術家、更には料理の得意な主婦などの作業や取り組みを、もしはたから見せてもらったら、その無駄のない動きと手際の良さ、創造性を見て感動するでしょう。
その動きはまるでロボットのように正確。
そういった人がそばにいるだけで、場の創造性が高まると思います。
優れた親から優れた子供が育つ、というのは、家庭にもこういった場が存在し、言葉では伝えられない創造性を肌に感じながら育つから、かもしれません。
逆に創造性が低下したロボット化。
これはあらゆる依存症に陥った人々によく見られるでしょう。
アルコールやタバコ・麻薬などの依存症の人々、DVなど家庭内暴力や自傷行為、ギャンブルやセックスなど快楽依存症者、最近ではテレビやネット・携帯・ゲームなどのメディア依存などなど。
依存、というだけあって、それがないと気分が落ち着かなく衝動的にそれらを求めてしまう。
はたからそういう人たちを見ると、ほとんど自動的にそれらの行動を行ってしまっているのがわかるでしょう。
そのような人がそばにいると、不可解な場が出来上がってしまう。
まして自分の身を滅ぼす行動を続ける人を見続けることは、人間の本質を知らない人の場合は苦痛となってしまい怒りを増幅させ、それがまた互いの悪影響を及ぼしあうことになってしまうでしょう。
普通の人はこの二つのロボット化の間で、その人なりの行動となっているでしょう。
この二つのロボット化の背後にあるものは?
自分は「フィードバック」にあるように考えます。
フィードバックとは…?
------
Wiki フィードバックより
フィードバック (feedback) とは、ある系の出力(結果)を入力(原因)側に戻す操作のこと。元来はサイバネティックスの用語であり、生物の恒常性や多様性を支えるしくみから見出された。システムの振る舞いを説明する為の基本原理として、エレクトロニクスの分野で増幅器の特性の改善、発振・演算回路及び自動制御回路などに広く利用されているのみならず、機械系や生物系、経済などにも広く適用例がある。自己相似を作り出す過程であり、それゆえに予測不可能な結果をもたらす場合もある。対義語は
フィードフォワード。
------
Wikiの説明でもあるように、あらゆる生命体はこの機能を備えており、その生命体としての維持を実現させています。
例えば、日陰の植物の茎が異常に伸びるのは、光が得られない場合茎を伸ばす、というフィードバックが働いているからで、光が得られる日なたの植物の茎は、そのフィードバックを働かせる必要がないため、それらに比べるとかなり短くなっています。
人体も風邪などのウィルスに対する抗体や発熱、ケガの治癒なども生命体としてのフィードバックが正常に働いているからこそのものです。
人の行動について簡単に言えば、何かこうしよう!とやってみて、その結果と自分の意図の違いを検証し修正すること、ということでしょうか。
前者の創造性に富む人というのは、このフィードバックが正常に動作して、自分の意図と結果の違いを正しく記憶して、次回同じことを意図した場合に意図と結果が近づくように反映させる能力がある、ということが言えます。
後者の依存症の人の場合は、このフィードバックが異常で、苦しみが増えているにもかかわらずその苦しみの結果を認識できず、次回も同じことを繰り返してしまい苦しみが増えてゆく、ということが言えるでしょう。
では、フィードバックが正常に動作するための条件は?
それはその人の「心」の問題となるでしょう。
どのような「心」が正常なフィードバックへ向かわせるのか???
次回更に思索を深めていきたいと思います。
今日も固い思索内容なので覚悟してお読みください(笑)
一見ネガティブな感じもする「人間のロボット化」。
実はそうでもない、と考えました。
というのは、優れた精神と技術を持っている人の場合。
あらゆる業種の優れた職人や、仕事の出来る経営者や会社員、また音楽家・画家などの優れた芸術家、更には料理の得意な主婦などの作業や取り組みを、もしはたから見せてもらったら、その無駄のない動きと手際の良さ、創造性を見て感動するでしょう。
その動きはまるでロボットのように正確。
そういった人がそばにいるだけで、場の創造性が高まると思います。
優れた親から優れた子供が育つ、というのは、家庭にもこういった場が存在し、言葉では伝えられない創造性を肌に感じながら育つから、かもしれません。
逆に創造性が低下したロボット化。
これはあらゆる依存症に陥った人々によく見られるでしょう。
アルコールやタバコ・麻薬などの依存症の人々、DVなど家庭内暴力や自傷行為、ギャンブルやセックスなど快楽依存症者、最近ではテレビやネット・携帯・ゲームなどのメディア依存などなど。
依存、というだけあって、それがないと気分が落ち着かなく衝動的にそれらを求めてしまう。
はたからそういう人たちを見ると、ほとんど自動的にそれらの行動を行ってしまっているのがわかるでしょう。
そのような人がそばにいると、不可解な場が出来上がってしまう。
まして自分の身を滅ぼす行動を続ける人を見続けることは、人間の本質を知らない人の場合は苦痛となってしまい怒りを増幅させ、それがまた互いの悪影響を及ぼしあうことになってしまうでしょう。
普通の人はこの二つのロボット化の間で、その人なりの行動となっているでしょう。
この二つのロボット化の背後にあるものは?
自分は「フィードバック」にあるように考えます。
フィードバックとは…?
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Wiki フィードバックより
フィードバック (feedback) とは、ある系の出力(結果)を入力(原因)側に戻す操作のこと。元来はサイバネティックスの用語であり、生物の恒常性や多様性を支えるしくみから見出された。システムの振る舞いを説明する為の基本原理として、エレクトロニクスの分野で増幅器の特性の改善、発振・演算回路及び自動制御回路などに広く利用されているのみならず、機械系や生物系、経済などにも広く適用例がある。自己相似を作り出す過程であり、それゆえに予測不可能な結果をもたらす場合もある。対義語は
フィードフォワード。
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Wikiの説明でもあるように、あらゆる生命体はこの機能を備えており、その生命体としての維持を実現させています。
例えば、日陰の植物の茎が異常に伸びるのは、光が得られない場合茎を伸ばす、というフィードバックが働いているからで、光が得られる日なたの植物の茎は、そのフィードバックを働かせる必要がないため、それらに比べるとかなり短くなっています。
人体も風邪などのウィルスに対する抗体や発熱、ケガの治癒なども生命体としてのフィードバックが正常に働いているからこそのものです。
人の行動について簡単に言えば、何かこうしよう!とやってみて、その結果と自分の意図の違いを検証し修正すること、ということでしょうか。
前者の創造性に富む人というのは、このフィードバックが正常に動作して、自分の意図と結果の違いを正しく記憶して、次回同じことを意図した場合に意図と結果が近づくように反映させる能力がある、ということが言えます。
後者の依存症の人の場合は、このフィードバックが異常で、苦しみが増えているにもかかわらずその苦しみの結果を認識できず、次回も同じことを繰り返してしまい苦しみが増えてゆく、ということが言えるでしょう。
では、フィードバックが正常に動作するための条件は?
それはその人の「心」の問題となるでしょう。
どのような「心」が正常なフィードバックへ向かわせるのか???
次回更に思索を深めていきたいと思います。