あなたは「昇ってゆく生き方」と「降りてゆく生き方」、どちらの生き方で生きているでしょうか?
…と突然言われてもピンと来ないと思いますが。
6月26日、北海道は厚真町福祉センターにて、「降りてゆく生き方」という映画の上映会が行われまして、観てきました!
まずはこの映画の情報のリンクを↓
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降りてゆく生き方 映画&総合情報サイト
http://www.nippon-p.org/mov.html
(作品概要より転載)
映画「降りてゆく生き方」
第二次大戦後、私たちは、ひたすらに右肩上がりの経済成長と物質的豊かさ、そして個人的自由を求め続けてきました。そしてその努力は結実し、私たちはかつてないほど、豊かで便利で自由な社会を実現しました。私たちはみな、しあわせになるはずでした。
しかし、そこにあったのは、幸福に満ち溢れた世界ではなく、暗雲が立ち込めるが如く不安に満ちた社会でした。
世界的な金融恐慌、かつてあり得なかった凶悪犯罪や少年犯罪の増加、数々の偽装問題、年間3万人を超える自殺、派遣切り、うつ病の激増、格差社会・・・現代の日本人の抱える不安は数知れません。
いったい、私たちは、これからどのように生きていったらよいのだろうか?
どうやったら不安から脱し、明るい未来への希望を取り戻せるのだろうか?
そんな現代人の根源的な疑問や不安を問うべく産み出されたのが、
映画「降りてゆく生き方」なのです。
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ネタばれもありますので、内容の詳細は置いておいて。
個人的感想を述べていきます。
とにかく素晴らしかった!です。
ここ最近、私のブログでは五井野正博士に関する記事を多く掲載しておりますが、五井野博士の活動ともリンクする内容の映画です。
今から数十年前からの五井野博士による「ふるさと村」の活動が、まさにこの映画の内容に近いものだと感じました。
映画では、自然と直接向き合って、調和することに最大の価値を見い出すことを、現代社会の様々な背景を凝縮しながらストーリーが展開されていき、途中涙が止まりませんでした。
また、準主役である小学校教諭の方が「森 太熊(もり たくま)」という名前で、映画の中でも「たくま、たくま」とセリフが出てくるので、勝手に自分に言われているような気がしてそれも身の引き締まる思いでした。
とは言っても、映画の中の「たくま」さんは、とても純粋で素直な心を持った素晴らしい方で、同じ「たくま」としてはとても恐縮する次第でございます(苦笑)。
…あまりいろいろ書くとこれからご覧になる方の楽しみを奪ってしまうかもしれませんので、これぐらいにして。
別な観点からこの映画をお勧めするとすれば、何と言っても木村 秋則さんが関係していることですね!
まだご存知でない方々のために、木村秋則さんとは?↓
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木村興農者【木村秋則オフィシャルサイト】
http://www.akinorikimura.net/
木村秋則 Wiki
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%A8%E6%9D%91%E7%A7%8B%E5%89%87
(引用)
木村秋則(きむらあきのり、1949年 - )は、世界で初めて無農薬・無施肥のリンゴの栽培に成功した農家。株式会社木村興農社代表取締役。
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木村さんは絶対に不可能と言われた、リンゴの無農薬・無施肥の栽培に成功した方で、テレビや新聞などではけっこうおなじみとなっております(すごいバラエティ番組でも取り上げられたぐらいなんです)。
私のリスペクトする自然農法家は、主に福岡正信さん、川口由一さん、木村秋則さんでございまして、これらの方々は農業に携わりながらもそれぞれ哲学者的なんですね。
皆さん、農業の形は若干違えども、その哲学はほとんど同じところに辿り着いているような気がします。
そして、昨年私がご縁することが出来た五井野正博士が、それらの方々の哲学を超えて、さらにステップを上げたところで著作や活動を展開していらっしゃいます。
私の個人的な意見でおこがましいのですが、五井野博士の世界を知ることにより、自然農法家の皆さんの哲学がより深く理解できているような気がしています。
ここでもいろいろな視点から物事を判断できるようなきっかけを下さった五井野博士には感謝ですね(^^*)
そして、この映画が終わった後、なんと木村秋則さんの木村興農社という会社を興すきっかけとなった、株式会社ネイチャーズ主宰の伊達 弘恭(ひろやす)さんの講演も聴くことができました!
自然農の重要性について、さらに理解が深まりました。
自分もいつか、この流れの中で活動していきたいという想いが募りました。
最後に、この映画を知るきっかけを下さった、梅内誠さんに感謝です!
梅内さんのブログを以前から読むようになっていろいろ勉強させていただいていたところで、今回の上映会を知るきっかけにもなりました。
梅内さんのブログのご紹介を↓
地球防衛軍 日月塾ブログ
http://ameblo.jp/chikyuuboueigun/
いろいろな熱い記事がありますので、ぜひご参考にしていただければ幸いです(^^)
そして次回、北海道での上映は伊達市での開催となっております↓
■日程:7月16日(土)
■会場:だて歴史の杜 カルチャーセンター 大ホール
(伊達市松ヶ枝町34番地1/電話 0142-22-1515)
http://www.city.date.hokkaido.jp/shisetu/ippan/n96bln000000g6t6.html
■時間--14:30(開演)/14:00(開場)/終演予定17:45
■参加費:
【前売】1,200円(一般)/500円(小中学生)
【当日】1,500円(一般)/800円(小中学生)
※未就学児は無料
※全席自由
※お体のご不自由な方も大丈夫です(お問い合わせ先へ、事前にお伝えください)
※小さなお子様連れでのご鑑賞も大丈夫です(託児所はございません)
めったに観られない映画ですので、札幌などやや遠い場所の方でもドライブがてら伊達市まで観に行く価値は十分にあると思います。
ぜひどうぞー!