ABE GUITARS

ギター・ウクレレ制作
フレット楽器全般 修理調整

マスキングテープ

2013年04月20日 | その他
今月初め、仙台で塗装・塗料関係の催しがあったので行ってきました。いきなり行って入れるものではなく、塗料を扱っている業者のみが、取次店経由で参加できるという仕組みです。一応、そういう業者に認められているわけです。

といっても、展示ブースは建築・自動車関係が大半で、ギターの塗料・塗装そのものを扱っているわけではありません。なので、とりあえず勉強になる、程度の内容なのですが、意外な製品との出会いがあったりもするので、業種は違えど侮れません。

実は、一番の目的は「サンプルのマスキングテープをもらうこと」です。テープメーカーがかなり出展しているので、会場をぐるぐる回って、何度も「初めて来ました」みたいな顔をして、ちょっと質問して「なるほど」と頷きながら、一杯もらってきました。これで半年くらいは持ちそうです。



マスキングテープの選択は、実は生死を分ける程の、というと大袈裟ですが、かなり重要なポイントなのです。これまで何度泣かされた事か…よくあるのは、フレットすり合わせの時に指板をマスキングし、終わってテープを剥がす時に指板サイドの塗装が一緒に剥がれてしまう、というものです。或いは、テープを貼った部分の塗装が、剥がれないまでも、テープの糊によって塗膜面に悪影響が生じ、バフがけや最悪の場合再塗装を強いられる、ということもあるのです。

なので、選択の際の一番重要なポイントは「粘着力が弱いこと」です。そしてもう一つは「切れやすさ」、力を入れずともササッと切れてくれないと、作業性が悪くて困ります。

今回もらったサンプルで、結構いい感じだったのは

カモイ ミント


これは一番粘着力が弱い。しかし、弱すぎて剥がれてくることもあるのが残念。

ニチバン 2541


カモイに比べると、適度な粘着力で気に入りました。しかし、惜しいことに、切れ味が悪く、作業性は劣ります。

結局、いつも使っている
ニットー 7286


これに落ち着きますね。粘着力と切れやすさが両立している、稀有なテープです。ニットーさんのブースで、ベタ褒めしてきました。

今後も、マスキングテープの探求は続きます。

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