ABE GUITARS

ギター・ウクレレ制作
フレット楽器全般 修理調整

インレイ取り外し

2009年02月13日 | ネック関連
指板修正に入る前に、インレイを外します。削り幅が大きく、インレイの厚みが薄い場合は、インレイが消えてしまうこともあるためです。

ヤマキのインレイはヘキサゴンのアバロン貝。

最近のアバロン貝はラミネイトがほとんどですが、これはソリッドのアバロン貝でした。70年代製ということを考えれば、頷けます。

チャキは一見、セルロイドに見えましたがソリッドの白蝶貝でした。


ヤマキは瞬間接着剤で固定されていたため、取り外しは割と容易でしたが、チャキは(おそらく)ニカワで固定されていたため、熱を加えての取り外しとなりました。1967年当時は、まだ瞬間接着剤は登場していなかったと思われます(接着剤の変遷について詳しい方は是非教えて下さい)。

インレイの方向を間違えないように保管します。

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