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阿波池田「禿頭」の酔っ払って候(元福寿司2代目)

ブログ開始9年目、75歳になった。家族、師、友にブログ通じ少しでも恩返しが出来れば幸いなり。

禅の公案修行と只管打座 4

2015年08月31日 23時06分17秒 | 仏法
つん様の焼きさんま、頭と尻尾は焦げてなくて、身の部分がこんがり、とても美味しそうでした。

やっぱりさんまは塩焼きですね、子供の時は、開きのさんまばかりでしたね、それでも

母親が焼いたさんまは美味しかった・・・母親は91歳、ちょっと足が弱ってきましたが

元気です、さんまから母親が恋しくなりましたね。

ーーー  さて


実は、武者さんの本を読むように勧めてくれたのは、初めての職場の先輩で2歳ぐらい年上の

豊田さんでした、下のお名前は忘れました、すこしタイプの違う方でしゃべり方は女性ポイ方でした。

退庁時間が来ると、みんなと話をしていてもさっさと帰られるし、それにかなり潔癖な方でした。

豊田さんの影響か武者さんにはまってしまい、休みの日には、神田の古本屋さんに行き、

読んだことのない武者さんの本を集めて、豊田さんに見せたものです、終いには豊田さんが

知らない本まで見つけ、豊田さんより武者さんの本を読んでいるようになりました。

そんなある日、ドカンが来ました、(見性体験としか思えない)夜中の1時か2時だったのですが

ほとんど寝ることが出来ないで出勤して、豊田さんに会いました。一言二言話すと

にこにこしながら、君も来たかと言うようなことを言われました。豊田さんはドカンの体験者だったんですね、

竹村牧男学長も言われていますが、悟り(この場合は見性体験)の経験者は他の者が経験者かどうか

分かると、ですから公案にたいし、弟子が回答(見解)をした場合出来ているかどうか

すぐわかるということです。


しかしその日のうちにまた普通に戻ったので、あれは一体なんだったんだろうかで

一生頭の隅に残っており、いつまでも自分を支配続けているようです。

豊田さんの態度が変わり、一緒に2人で旅行に行こうとまで言われました、結果青森の

浅虫温泉に行ったのです。なんでそこになったのかさっぱり分かりません、ただ東京以北に

それまで行ったことがなかったので、多分同意したんだと思うのですが、

男2人で浅虫温泉ちょっと今思うと変ですね、武者さんファンクラブの2人ですから

話は尽きない、宮崎のあたらしき村に仕事やめて行きたいなと言うと、豊田さんは

その気全然なかったみたいです。でもそのご豊田さんとは2人切りの旅行は

行きたくなくなりました。だってお酒類は飲んじゃだめ、女性に話し掛けてもだめ、

浅虫温泉には若くてかわいい女中さんがいてなにか誘ってくれているようだったのに、

豊田さんは拒否するんだもの・・・参りました。でもよく思い出すものですね。

続きます。