

今日も日中は、焼け付くように暑かった。昼間が暑かったので、夜に家に帰っても暑い。窓を開けて涼むくらいでした。明日から天気は下り坂で雨が降るようです。
我が家には、昔から畑の畦にお茶の木が植えてあります。何年もお茶の摘み取りや加工をしていません。っていうか畑に行く機会が少ないので畑は荒れ放題です。 「鬼も十八、番茶も出端」といわれるように、自家製のお茶でも作ってみようかと思いました。
うちで作るお茶は、「番茶」と昔から言っています。ところで、番茶ってどんなお茶なんだろうか? なんて思えてきた。 私は、安っぽいお茶や、農家で作るお茶を番茶と呼ぶんだろうと思っています。
文献を調べてみると、
1、柔らかな新芽でなく、硬化が進んだ茶葉(コワ葉という)を原料としたお茶。
2、一度収穫した後、遅れて伸びた茶葉(遅れ芽)を原料としたお茶。
3、仕上げ時に選別された大型の茶葉を原料としたお茶。
この3点に当てはまるお茶が、番茶のようです。いずれも価格の安いお茶です。安いお茶という言い方は良くないかと思いますが、決して粗悪な悪いお茶ではありませんよ。 高級の反対のお茶なのは確かなようです。
お茶は遅く摘むほど品質が落ちるようで、昔は晩茶とも言われていたようです。
高品質の煎茶は販売用に製造し、売り物になりにくい、遅れて伸びた葉や、硬くなった葉を自家消費用に製茶した“晩茶”が、“番茶”になったのでしょうかね?
また、昔から番茶は、含有成分が少ないというイメージが有り、子供やお年寄りには、マイルドな番茶が適しているといわれます。
“番茶”とは関係なく、茶摘や製造時期で
・4月~5月にかけて摘採製造されるお茶を1番茶。
・6月に摘採製造される2番茶。
・7月~8月にかけて摘採製造される3番茶。
・9月~10月にかけて摘採製造される4番茶。
と呼ばれているようです。
番茶には、血糖降下作用のあるといわれるポリサッカライドを多く含むお茶といわれることが増えきました。
また、お茶の保健成分で最も注目されているカテキンと言う成分があります。
そのカテキンには、体脂肪を低減する効果も認められているそうです。
(花王のへルシア緑茶はその効能を前面に押し出している商品ですね、そのせいなのか、かなりのダイエットに成功したという噂もあるようです。)
番茶は価格当たりのカテキン量が最も多く、しかも、熱湯で美味しくいただけるため、体脂肪を低減する効果を含め、研究機関で数多く発表されているカテキンの効能を経済的に効率良く取れるお茶のようです。
お茶の木がたくさんあるのなら、刈り取って加工センターに持って行けば楽ですが、少量とか自宅で番茶を加工したいのなら、そんなに難しいことじゃありませんよ。どちらかと言えば簡単です。でも、手間隙はかかりますし、手は黒くなるのでやってみようと思う人は少ないんじゃないでしょうか?