


フキは、平安時代の大昔から野菜として利用されていたそうです。
現在、店頭に並べられるのはほとんどが栽培された物のようです。我が家というか、近所も同じなのですが、フキは野山に生えているものを採取してきて食べています。(だから山菜)
スーパーなどで販売されているフキは、ハウス栽培で周年出回りますが、露地物の旬は3~5月です。(今年の春は寒暖の気温変化が大きいので、生育はやや遅れ気味です。)
使い残った場合の保存は、1~2日なら新聞紙などに包んで冷暗所に置いておけば持ちます。それ以上のときはアク抜きをして保存した方だいいですよ。アク抜きは、まな板の上で切りそろえた後、塩を振りかけ、手で押しながら転がして塩をよく擦りつけ、鍋でたっぷりの湯で3分ほど茹でます。その後、水に移して冷まし、皮や筋をむいて冷水で30分ほどさらすとアクが抜けます。水に漬けた状態で容器に入れ、冷蔵庫なら1週間ほど保存できます。
フキには特有の成分であるフキノール酸があるそうです。ポリフェノールの一種で、抗酸化作用があります。
もう1つ、フキに特有なのがフキノンです。フキノール酸ともども、抗アレルギー作用が確認されています。フキ特有の2成分の相乗効果で、アレルギーを鎮める働きがあるようです。花粉症を予防したり、アトピー性皮膚炎の症状を抑えたりするらしいです。
フキは、カリウムも含んでいます。細胞の浸透圧を維持したり、心臓や筋肉の機能を調整したりします。血圧を下げる作用もあり、高血圧の予防も期待されます。また、食物繊維も含んでいます。腸の働きを刺激して、排便を促すので、便秘解消に役に立ちます。
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