わくわく・わっくん (ひとりぼっちの塩飽農園)

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もうすぐ、十五夜の月見で団子(だんご)

2008年09月05日 22時48分09秒 | 塩飽農園の活動?
 
 9月といえば「中秋の名月」ですね。
旧暦の8月15日に月を鑑賞し、季節と風情を楽しむ昔ながらの行事です。「十五夜」と呼ばれいますが、年によって日にちが異なるようです。今年は9月14日が十五夜にあたるそうです。

 十五夜に続く「十三夜」は旧暦の9月13日で、今年は10月11日のようです。また、十五夜は、旬を迎える里芋などをお供えすることから、別名「芋名月」ともいわれるそうです。十三夜は栗などを供えるので、「栗名月」とも呼ばれているようです。

そもそもお月見は、中国から伝わってきたもののようです。一説では、中国で行われていた里芋の収穫祭がやがて宮廷行事となり、それが日本にも平安時代ごろに伝来し、お月見が行われるようになったといわれています。ただし、中国から伝わってきたのは、十五夜だけ。十三夜にお月見をする習慣は、日本に入ってきてから加わったようで、地域によっては「十五夜をしたら必ず十三夜もしなければならない」という風習もあるようです。どちらかの日だけ月見をするのを「片月見」といって、忌み嫌う地域もあったようです。
 
 さて、そのお供え物ですが、ルーツである中国ではそもそも里芋の収穫祭だったという説を裏付けるように、日本でも里芋のお供え物が全国的に多く見られるそうです。時期的にも、ちょうど里芋がおいしいころですね。里芋を皮ごとゆでものを供え、あとでつるりと皮をむき、塩を振って食べるのが一般的だそうです。
 
 一般的なお供え物は団子(だんご)じゃないでしょうか。「月見団子」という言葉もあるほどなので、多くの人が親しんでいと予測します。最近ではシーズンになると和菓子店に月見だんごが並びますよね。
 そもそも団子は各家庭で、米の粉をこねて作っていたんじゃないでしょうか。飾り方はピラミッド状に重ねのが一般的じゃないでしょうか。
 団子の数は地域によって異なるようです。あるところでは、1年の月の数を表す12個で、うるう年の年には13個飾るようです。ほかに、十五夜にちなんで15個並べるところもあるようです。
 植物は、「萩(ハギ)」「尾花(オバナ=ススキ)」「葛(クズ)」「撫子(ナデシコ)」「女郎花(オミナエシ)」「フジバカマ」「桔梗(キキョウ)」といった秋の七草を飾るようです。また、お月見の際にススキを飾ると、家族が1年間健康に過ごせて病気をしないという言い伝えもあることから、ススキだけ飾る地域もあります。(うちはススキだけ)
 古式ゆかしいお月見を楽しみませんか?期間は9月13~15日の17時~21時までだそうです。 今年の「中秋の名月」は、せっかくですから、窓辺やベランダに小さなお月見コーナーを設けて、旬のお供え物やススキを飾り、日本の秋を心ゆくまで楽しんでみませんか。静かに月を眺めるのも風情がありますよ。


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