昇り龍。
この言葉を聞くと出世街道バリバリのエリートさん、
といった印象を受けます。
この昇り龍、
日光の大猷院(たいゆういん)というお寺で見ることができます。
大猷院は
徳川三代将軍家光の墓所です。
さて、
単に昇り龍が描かれているわけではなく
一緒に下り龍も描かれています。
昇り龍は世間の方々の要望を上層部に伝えるもの、
そして下り龍は願いを叶え市井の方々に伝える役目を負っています。
現代において昇り龍という言葉が
肩で風を切るエリートを指しているとすると
上意下達が進んでいる現代を表現するものかもしれません。
これも現実です。