東京一極集中について
様々な記事・報道・意見・コラム・etcを拝見します。
私はこれを戦後日本の歩んだ道の必然の行き着く先と考えます。
そもそも戦後安い労働力をベースに
世界の工場として生産・輸出に特化しました。
つまり生産を日本に集約して規模を追い、
コスト安で勝負していたわけです。
プラザ合意後の円高を転機に
コスト安で勝負できる状況は一変します。
コスト安を追っていた従来モデルの延長ですから
企業合併が相次ぎ
調達コストの低減と規模の追求が叫ばれます。
コスト安と生産の集約がベースですから
発想が、安い・コントロール・集約が主体となります。
そのような発想であれば
なにもかもが集まる東京に一層一極集中するのは明らかです。
何でも集約してコントロールする発想の持ち主が
現在の日本人の集合ですから。
類は友を呼びますから。
その発想の集まりが「東京」です。