追記：国王杯準決勝：レアルマドリード 1-0 セビージャ

レアルマドリードはからくもセビージャに1－0で勝利。

この1点を挙げたのがベンゼマ師匠。
今日の師匠は一味違いました。
柔軟なポストプレイに加え、独力で打開しようとする気概にあふれていました。
もしかしたらアデバヨールの移籍が決まったことで、発奮したのかもしれません。
そんな彼の得点は、DFを二人かわしての見事なシュート。
レアルマドリードでのベンゼマベストゴールに数えられる美しいゴールでした。

とはいえ、セビージャも決して弱いチームではありません。
むしろいつ点が入るかひやひやしながら見ていました。
怖かったのがカヌーテの懐の深さと、セットプレー。
特にセットプレーはかなり中の人間とあっていただけに、怖くて仕方なかったです。
前半終了間際には、ゴールに入りかけたボールをレアルマドリードのDFアルビオルがギリギリで掻き出すシーンなど、
もういつ入ってもおかしくない展開でした。

それでも0点に抑えられた要因は、
レアルマドリードの守備陣の統率がとれていたことと、ルイス・ファビアーノのポジショニング。
何度も危ないシーンを作られましたが、それでもカルバーリョ始めDF陣が完全に崩されたシーンは殆どありませんでした。
サイドからクロスを入れられることは多かったですが、中央を突破されることがなかったことが一つですね。
そしてルイス・ファビアーノ。今日の彼はペナルティ・エリアでボールを持つと怖さがあったものの、
それ以外ではオフサイドを連発。まともにチャンスを作れていませんでした。
前述した前半最後の危うく1点のシーンも、厳密にみればオフサイドとも言えるシーンでした。


レアルマドリードは追加点が欲しかったですが、絶好のチャンスを外すなど、決め切れず。
シャビ・アロンソのロングシュート(センターサークル付近からシュート)なんかは、もう入ったと思ったんですけどねー。
まあ、アウェイで勝てたことは大きいです。決勝に向けて一歩前進ですね。


今日のMVPはベンゼマ！！
この調子ならもう師匠とは呼べなくなってしまいますね(笑)。
アデバヨールが加入してさらに肩身が狭くなりそうですが、腐らず頑張ってほしいです。

賽は振られた

現地時間 19:30

前回のあらすじ：レアルマドリードのGKに会ってきた！

本日、履歴書を送付していただくよう、友達にお願いしました。
何事もなければ、1月中にはレアルマドリードへ履歴書が届くでしょう。

その後の結果は分かりません。人員が必要ないのであれば、切られるでしょうし、
日本人の就労者に興味があれば面接、という流れになるでしょう。

もう私にできることはありません。
後は一生懸命勉強するだけです。いざ面接となったときに恥ずかしい真似はしたくありませんし。
しかしやはり不安です、人生一番の目標が他人に委ねられることに対しては。


夢を見て、夢が前にあって、皆の力を借りながら自分の力で切り拓いていって、
でもここからはもう何もできない。良い結果が来るよう待つだけ。
止まっていた夢へのエスカレーターが再び動き出したようです。

最後まで登りきれるのか、途中で降りなければいけないのか。
夢を見ているだけならこんな不安はありません。
夢に向かって今再び動き出したからこそ不安なんです。

やり残したことはないか。何か出来ることはないか。
自分の所在なさが不安です。
もっとこうすればよかったか。こっちを選べば良かったか。
自分の選択が間違っていないか不安です。

でももう、何もできません。
もう動きだしたんです。
出来ることはやった。自分の中で最高のものを作った。
そう信じて見守ります。

風呂借りあうのも多少の縁

現地時間 12:30

先日ちょっと触れましたが、
実は先週金曜の夜からお湯が出ない状態が続いています。

最初は一日だけだ(いつものように)と思って何もしていなかったのですが、
何日も続くのでさすがにいつもと違うと感じて大家さんに連絡。

すると大家さん曰く、
「あなたたちで話し合って対処しなさい」
だそうで。
あーそうですか、そうきますか。
「マッチ使えば点くと思うよ」
そんなもんなんかい、スペインのガスってやつは？
こっちはもう4日くらい冷水シャワーなんですよ。

その対応はどうなのかということは置いといて、まず今日授業から帰ってきて、ガス会社に連絡しました。
そしたらとりあえず相手にはつながったんですが、なんかガスの領収書に書いてある
識別番号が必要なんだそうで、とりあえず保留。

そのことを夜、同居人たちにも話して、大家さんに頼もうということなったんですが…。
その数分後…何故かガス会社の人が。ガスの点検をしに来ました。
何で？呼んだ？誰か？

結局ライターを使って直接点ける必要があるようで、残念ながらうちの人たちは全員嫌煙家なので
誰も持ってなかったのですが、お陰様で多分明日には直りそうです。


で、問題は今日の風呂。もう冷水は嫌だぞと。
すると、俺がこの数日冷水でシャワーを浴びていることを話したところ、
ユカが風呂を貸してくあげようか、と提案してくれました。
そんなわけで、大変心苦しかったのですが、お借りすることにしました。

いやー助かりました。困った時はお互い様ですね。
感謝感謝です。


その後バッチリAKB48を見せられたわけですが(笑)、それはまた別の話…。

知ってしまった驚愕の事実

現地時間 18:30


ひゃっほーい。

「16試合目で決めた！！」

ええ、そうですベンゼマ師匠の今季2ゴール目です。
大事なところで決めてくれました。
これでレアルファンの風当たりも多少和らぐのではないでしょうか。

ベンゼマ師匠はこの調子を維持していかなければいけませんね。
いや、16試合に１点のペースで点取れっていうわけじゃないですよ！？
マジョルカ戦でのゴールのように、もっと点を取って行きましょう、ということですからね！？
ベンゼマのことだから、前者の様になりそうで怖いです…。


さてさて、今日も食料を買いにスーパーに。
野菜やら魚やらを調達しに行きました。
野菜などは新鮮さが命。
スペインのスーパーで売られている物は、量が多くて食べきれないことが多いのですが、
あまり賞味期限が大きく切れてしまった物を食べたくないのも事実。
というわけで勿体ない、と思いつつも、ある程度期限が切れたら新しいものを買うことにしています。

話は戻って、スーパーの野菜コーナーをうろうろしていたら、キノコを発見。
おー、たまにはキノコを食うのもありかな、と思い手を伸ばそうと思ったんですが…。
賞味期限を見てがく然。

「22-01-11」

２０１１年１月２２日…？
賞味期限切れとるやん！！そんなん買えるか！！
スーパーの商品で、まさか賞味期限が切れているものがあるとは思いもしませんでした。
さすがにあっけに取られましたよ。

スペインらしいと言ってしまえばそれまでですが、日本だったらニュースでスクープされてしまうような事態ですよ。
他にも中国人のやっている、アジア食品を扱っているスーパーでは、レタス(だったかな？)にカタツムリが付いていたこともありました。
うーん、あそこでもう野菜は買えんなあ…。

まあ、あえて言うならば、産地偽装、賞味期限偽装するどこかの国の食品会社より正直だな、とも言えますがね(笑)。

追記：リーガ第20節：レアルマドリード 1-0 マジョルカ

危ない展開でした！！

マジョルカは本当に難敵でした！


レアルマドリードは今節、先発メンバーをいじってきました。
シャビ・アロンソ、ラスの代わりにガゴ、グラネロが先発。
エジルの代わりにカカーが先発など。

その采配が失敗だったかどうかは分かりませんが、結果前半は無得点。
シャビ・アロンソの存在は大きかった、ということでしょうか。

後半開始からレアルマドリードはガゴ、カカーを下げてシャビ・アロンソ、エジルを投入。
この2名が入ったことで、攻撃が活性化し、前半よりもチャンスを作り出せるようになります。
そしてついにベンゼマの得点が！！
今季2ゴール目。ていうかまだリーガで2ゴールだったんだ、ベンゼマ師匠は(笑)。

その後はマジョルカの縦に速い攻撃で何回もチャンスを作られるものの、
最後はしっかり締めて無失点で終了。正直ヒヤヒヤものでしたよ。

守備陣は大分崩されていましたね、というかマルセロの背後は明らかに狙われていましたね。
あそこから何度もチャンスを作られていました。
もしマジョルカにもう少しフィニッシュの精度があれば、全く違った結果になっていたかもしれません。

今日のMVPはベンゼマ！！
久しぶりに重要な仕事をしたんじゃないですか？
動きも良かったし、シュートの意識も(いつもよりは)ありましたし。

バルも大騒ぎでしたよ、ベンゼマが点を入れた時は。
しかしその後何度も良いチャンスをはずしていたあたりにベンゼマ師匠らしさが出ていますがね(笑)。
隣で飲んでいたおっちゃんがベンゼマが決定機をはずしたシーンを見て、
「あんなのただ押し込むだけじゃないか！
ベンゼマは何やってんだ、ファン・ニステルローイなら絶対決めていたぞ！」
と叫んでいました。

私もそう思いました。あの動き、もはやストライカーでは無いです。