とうとうやってきましたこの日が・・・
今日は縄文杉を見るため10時間歩きます。
縄文杉とは・・・樹齢7200年以上(樹齢説はいろいろあり長いものをあげました)
幹周:16.1m、樹高:30m
というとんでもない杉なのです。
起床→民宿出発→駐車場でバス待機
※道路崩壊により、荒川三叉路より荒川登山口までの区間が全面通行止めになっていたため
シャトルバスを乗り継いで登山口まで行くことに
1ヶ月のうち35日間、雨が降るといわれている屋久島
昨日も2度ほど激しい通り雨が降りました。
どうか今日だけは、今日だけは降らないでください
と心の中で祈りながら標高600mの荒川登山口より登山開始です
※往復22kmの長い旅がはじまりました。
はじめは大正時代に開通したトロッコの線路に沿って歩きます。
このトロッコはかつて切り出した屋久杉を運びだすために作られたそうです。
川を縫うように右へ左へ作られたトロッコ軌道は時には橋もあり
手すりのない足場の板が乗っかっただけの高さ何十mの橋に腰がひけて
歩けなくなったりもしましたが
陽がさしてきて木々の間からの木漏れ日や朝露にぬれたコケがキラキラして
その美しさに感動しながらも「線路はつづくぅ~よぉ~」と
ルンルンで歌いながら余裕で歩くこと50分
小杉谷小学校跡に到着
集落跡に寄って休憩をとることになりました。
しかし、ほんと歌の通りどこまでもどこまでも線路が続いています。
「しんどい~、疲れたぁ~、足いたいぃ~」と弱音が口からたくさん出てきます。
そんなtomiにかまわず旦那さまは楽しそうにテクテク。
ほんとはtomiは石垣島に行きたいって言ったのに。
美味しいものを食べて、きれいな景色を見る予定だったのに。
3ヶ月もほっとかれたんです。(旦那さまの大学忙しかったため)
そもそもこの旅行の資金はtomiの臨時収入
なのに・・・旦那さまのプレゼンにより世界遺産屋久島へ。
そして嫌だって言ったのに縄文杉をみるため10時間も歩くなんて・・・
結局いつのまにやら旦那さまの手の上でころがされて
今まさに歩いているかと思うと、さっきまでの感動は疲れとともに薄れていく一方。。。
2時間後、大株歩道入口到着
※標高900m
ここからやっとトロッコ軌道は終わりで登山になります。
その登山道を見て、tomiは唖然としました。
えっココ登って行くの?!
そして決意しました!
富士山2回も登頂したtomiが登れないわけがないっ!
※去年は9.5合目で挫折したけれど・・・。
この登山で1度も弱音を言わなかったら来年旦那さまは無事に卒業できて
そして日本のどこで生活することになっても、たとえ海外でもtomiはニコニコ生活できる!
と・・・思った瞬間に足を挫きました・・・。
ここからのtomiは別人になりました。
足を挫いたとわいえ、心の中で願掛けしちゃったんです。
旦那さまには言ってないけど、きっと屋久島の神様は聞いていたはずです。
旦那さまに「大丈夫?!」といわれるたびに「大丈夫」と笑顔で答え
「しんどいなら休む?」と言われても「もぅちょっとだけ頑張る」と答え
「足痛いんと違う?」と言われても「全然痛くないよ」と答え
岩場のため邪魔になっている富士登山用の杖をみて
「その杖もとっか?」と言われても「これくらいは自分で持つわ」と答え
※その他の持ち物は最初から全部旦那さまが持ってくれていたんです。
なんだか訳がわからなくなっているうちにもぅ一方の足も挫き。。。ピンチ!
足をくじきながらも、30分後ウィルソン株に到着
ここは豊臣秀吉が命令して切って、その後アメリカの物学者ウィルソン博士が
この切り株を手がかりに屋久杉の巨木を世界に紹介したことにちなんで
「ウィルソン株」と名づけられたそう・・・。
②株の中は空洞になっていて中に入ることができます。
①中は10人くらいゆったり入れる空間で上は穴が開いていて木漏れ日が入ってきて
ちいさな屋根なしお家のような感覚です(笑)
秀吉の時代、こんな大きな木を切って運び出すなんて・・・
何も持たずにヒィヒィ言いながら登ってきた自分が情けなく感じました。
しかし、ありえないほど足場が急です。
立派な木の根っこと岩で足がとられます。
1時間後、大王杉に到着
ゆっくり山を登っているとだんだんまわりの景色も見えてきて
一瞬しんどさを忘れることが出来ます。
やっと二代杉も落ち着いて見れるようになってきました。
二代杉とは・・・切り株の上に種子が落下して発芽育成した杉のことをいいます
夫婦杉【5分】
2本の杉が肩を抱いているような姿で立っています。
そしてやっと30分後目的地に到着です!!
縄文杉
※標高1,310m
根っこを踏まないようにと足元までいくことはできませんが、
展望台からすぐ近くで見ることができます。
根っこがこんなに↓
その大きさと偉大さ、そして自然のすごさに圧倒されます。
人間は今の最高年齢の方が114歳
この縄文杉と名づけられた杉はその何十倍も長くこの世に生きてきて
いろんなものを見、いろんなものを感じているんだろうなぁ~と思うと
神々しいものを感じてしまったりします。
きっとここ何百年かで人間が「縄文杉、縄文杉」と勝手に名前を付け勝手に騒ぎ
顔を出すようになって「うるさくなったなぁ~」と思っているのかもしれないなぁ~
でも、そんなこともこの杉からしたらほんのちょっと目をつぶっているような時間のことで・・・
なんて想像しながら?!妄想しながらお昼ごはんに♪
屋久島の天然水とおにぎり
違う!普通のおにぎりなのに全然違う!なんて絶賛しながらパクパク(笑)
おなかもいっぱいになったので、縄文杉にバイバイして帰路へ。
帰りは余裕がでてきて、屋久杉にふれてみたり
コケからしたたる天然水を撮ってみたり・・・
しかし最後の線路はやっぱりつらかった・・・。
右のように線路の木に間隔があいてきたらゴールはもうちょっと!!
日頃の行いが良かったせいか登山中は1度も雨に降られず
気持ちよく縄文杉に会うことが出来ました。
長い記事になりましたが最後まで読んでくださりありがとぅございますっ♪
一緒に世界遺産を感じてくださったら とっても嬉しいです。
最後に・・・
手首と足首だけ細いのが自慢だったのに・・・
両足こんな状態でも縄文杉にたどり着けたのは富士登山のおかげ?!
標高も富士山に比べて低いですし、雨さえ降らなければ
全然のぼれます!
あと、足さえ捻挫しなければ・・・(笑)
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臨場感あるいい日記やね。
こんなしんどい思いしたことが
案外一番の思い出になるかもね~。
しっかし足すごいな。
足 挫いたのに 縄文杉に会えてよかったね!
弱音を吐かないって決めたらやり抜くところが
さすがtomiちゃんの底力!
きっと 神様はtomiちゃんとの約束守ってくれますよ!
涙出る!
だけどあんまり無理しちゃダメですよ!
捻挫の腫れ引きましたか?
うちの娘も今年富士登山して 降りる時
前のめりになりすぎて 親指の爪両足ともはがれてて
3日間象の足みたいにはれちゃいました!
2人ともかよわいのに 気持ちだけは逞しいとこが
似ていて はらはらします!
でも 屋久島 一度は行ってみたいとこですよね!
tomiちゃんブログ見て行った気になった私です!
・・・私も何も知らんかった・・・
そんなに歩かないと、屋久杉に出会えないとは・・・
10時間って、結構な距離ありますよね~!
でも自然に囲まれて、素敵な所ですね! 神聖な場所な感じがします。
屋久杉の根っこなんて、ホントすんばらし~!
ますます実際に見てみたくなりました☆
・・・足首、痛そう!
そんな状態でよく歩けましたね~
ホント、偉かったぞー!
一緒の思い出になったのではないでしょうか。
10時間なんて、想像がつきません~。
私達夫婦には無理かもしれないですよ。
tomiさんの足の腫れで、大変さがとってもよくわかりました。
でもそれ以上の感動だったことでしょうね。
私も読みながら縄文杉の神々しさにウルウルしてしまいましたよ~。
そして、歩けるかどうか益々不安に
なりました・・・
生きているうちに行こう。
そして、年取る前に早めに行こう・・・
で。その足。なんちゅー痛々しい・・・(><)
捻挫を軽く見てはいけません。
それを発端に他の間接も痛めるおそれがあるし
骨折と違って我慢すれば動けちゃうから
時として、骨折よりたちの悪い怪我に
なってしまいます。
オリンピック選手を育てた、迷コーチの
言うことをよく聞いて、しっかり治すこと!
って、もうだいぶ経ってるか!?
「雨の降らない日はないに等しい」と聞いて
雨と湿気が大の苦手な私は諦めました…
雨女だし……
でも…こんな自然の姿って神様の存在そのもの
って気がします。神々しい…
綺麗な写真ありがとうございます。
足を挫きながらも向かうtomiさんもスゴイ!
足の腫れっぷりもスゴイ!!
きっとお願い叶えられると思います!!!
もう直りましたか?
痛々しいです!かわいそう。
今は大丈夫ですか?
しかし、私まで旅行した気分になれた
楽しい日記でした~。ありがとうございます。
屋久島ってすごいな~。
私も毎日山をみて過ごす毎日ですが
木々のきれいさに癒されています。
自然のパワーってすごいですね!
ひとつ質問!
あの・・・、道中トイレに行きたくなったときは
どうするんでしょうか?
この間、TVで屋久島のことしてて、tomiちゃんを思い出しながら見てました。ホント自然がすごくて素敵な島だね!せ~んろは続くぅ~よ~♪♪私はその線路にめちゃめちゃ惹かれた!ところで・・願掛けのお願いは叶ったのかな??
臨場感・・・ん~むっちゃ夫婦の会話でしょー。
っていうかBJはつねに聞いてるから「はいはい」って
感じかな?!(笑)
ぜひ屋久島行ってみて♪かなりオススメ!
でも頑張ったのは後半で、決意するまでは弱音を
いっぱい言ってたんですよぉー(恥)
あっ捻挫はすぐに治りました!
画像は右の足なんですが、同じくらい腫れていた左の足は次の日にさらに腫れて・・・
でもいつのまにか治ってました(笑)
娘さんは3日間も腫れていたんですね・・・大変でしたね。
屋久島ぜひ行って生の縄文杉を見てみてください♪
ブログともテレビとも違う、空気を感じることが
出来るはずです!しかし、足の捻挫には気をつけてくださいね(笑)