シエスタの午後

秋田にはシエスタがあるんです。
西馬音内盆踊りの踊り子。
(現在子育て中)

長唄 惜しむ春

2012年09月18日 | 日舞
今回踊るのが「長唄 惜しむ春」です。


春の野に、若い娘が逝く春を惜しむ。


そんな叙情的な踊りなのです。







それにしても。


私としてはもうそろそろ「夏」を惜しみたいのですがっ!


暑い~~~~。
暑すぎる~~~~~~
  





沖縄の予想気温が29度で、秋田35度ってどゆこと!?





もうどこにいっても暑い…。家中さ迷う毛皮。







「長唄 惜しむ春」  

春や幾年 惜しまるる 
身にふさわしき振りに袖  
つつむにあまるいろくさや


うつつなき 桜の色に戯れて 
東風(こち)は心に流れ来る
空さえ夢の銀砂子(ぎんすなご)
燃ゆる思いを陽炎(かげろう)に  
たゆたいよれば いつしかに

とけて 吹かるる緋鹿の子(ひがのこ)の  
手がらに顔も染め模様
丘の若草もつれて匂う 霞(かすみ)のおくの 
揚雲雀(あげひばり)
ひとつ姫松(ひめまつ) 
ふたりが命 都恋しや あの山憎や
君が恋しや 都の空は 
涙つづれの花ぐもり なんとえ
濡れてよいよい 恋春雨に 
濡れりゃ色ます糸柳(いとやなぎ)
聞いたかえ  
ほんにやる瀬がないわいな

嘆くわれかな はらはらと 
散り行く花に暮れそめて 
いづくへ帰る雁がねぞ 
帰りはぐれて身を残す
あわれ供養の細煙(ほそけむり)
たなびき渡る静けさを 身にしみじみと 
入相(いりあい)の 鐘を数えて恨むなり
忍べばまして 偲ばるる
その足取りのあさみどり 
春やまぼろし まぼろしの 
春の調べを 君に贈らん





16日の公開練習会↓こんな感じでした。