1970年代。
近畿日本ツーリストの均一周遊券で2週間のひとり旅。
北海道・阿寒湖でのこと。夕暮れ近かった。
湖畔の土産物の店で、アクセサリーを選んでいた。
最終バスまでまだ時間があるからと、つい油断したのがいけなかった。
木彫の人形を選んだあと、アクセサリーがなかなか決まらず…。
あれこれ決めかねて、やっと選んで包んでもらった。
ほっとして、時計を見ると、バスの時間はとうに過ぎて…。
「どうしよう…最終行っちゃった?!うっそ~」
「さ~どうする?何とかしなくちゃ!!!」
「こうなりゃ~ヒッチハイクしかない?」
なんと無謀にもそんなことを考えた。
30年以上前のことで、車もそんなに多くない。
社名の書かれた車(看板を背負ってる…)に絞り、
社用車が通った時だけ手を上げることにした。
乗用車ばかりが過ぎてゆく…
「なんとしても駅まで乗せてもらわなくちゃ~」
そしてついに、社名入りの大型トラックが来た!
祈るような気持ちで、思いっきり大きく手を上げた。
トラックがス~と目の前で止まった。
人の良さそうな小父さんが言った。
「どうしたの?どこまで行くの?」
「駅まで行きたいんです」見上げながら答えた。
「じゃ~乗って。送ってあげるよ!」
「ありがとうございます!よろしくお願いします!」
生まれて初めて大型トラックに乗った。
その気分はなんとも言えず、気持がいい。
車のなかでいろいろおしゃべりをした。
どこから来たのか、どこを見てきたのか、どこが良かったか…。
しばらくして車が止まった。
「ちょっと待って」そう言って小父さんは車を降りた。
手におにぎりとお茶を持って戻ってきた。
「はいよ!」
「ありがとうございます!!!」
車に乗せてくれただけでなく、お腹の心配までしてくれる。
小父さんの優しさが心に響いた。嬉しかった。
だいぶ遠回りになるのに、駅まで送ってくれたのだった。
さわやかで頼もしい小父さんの笑顔を一生忘れない。
古き懐かしき昭和には…人情があった。
20代初めのころの思い出は、今も鮮明に心に刻まれている。
近畿日本ツーリストの均一周遊券で2週間のひとり旅。
北海道・阿寒湖でのこと。夕暮れ近かった。
湖畔の土産物の店で、アクセサリーを選んでいた。
最終バスまでまだ時間があるからと、つい油断したのがいけなかった。
木彫の人形を選んだあと、アクセサリーがなかなか決まらず…。
あれこれ決めかねて、やっと選んで包んでもらった。
ほっとして、時計を見ると、バスの時間はとうに過ぎて…。
「どうしよう…最終行っちゃった?!うっそ~」
「さ~どうする?何とかしなくちゃ!!!」
「こうなりゃ~ヒッチハイクしかない?」
なんと無謀にもそんなことを考えた。
30年以上前のことで、車もそんなに多くない。
社名の書かれた車(看板を背負ってる…)に絞り、
社用車が通った時だけ手を上げることにした。
乗用車ばかりが過ぎてゆく…
「なんとしても駅まで乗せてもらわなくちゃ~」
そしてついに、社名入りの大型トラックが来た!
祈るような気持ちで、思いっきり大きく手を上げた。
トラックがス~と目の前で止まった。
人の良さそうな小父さんが言った。
「どうしたの?どこまで行くの?」
「駅まで行きたいんです」見上げながら答えた。
「じゃ~乗って。送ってあげるよ!」
「ありがとうございます!よろしくお願いします!」
生まれて初めて大型トラックに乗った。
その気分はなんとも言えず、気持がいい。
車のなかでいろいろおしゃべりをした。
どこから来たのか、どこを見てきたのか、どこが良かったか…。
しばらくして車が止まった。
「ちょっと待って」そう言って小父さんは車を降りた。
手におにぎりとお茶を持って戻ってきた。
「はいよ!」
「ありがとうございます!!!」
車に乗せてくれただけでなく、お腹の心配までしてくれる。
小父さんの優しさが心に響いた。嬉しかった。
だいぶ遠回りになるのに、駅まで送ってくれたのだった。
さわやかで頼もしい小父さんの笑顔を一生忘れない。
古き懐かしき昭和には…人情があった。
20代初めのころの思い出は、今も鮮明に心に刻まれている。
ヒッチハイクの話・・・嬉しいと言うのか懐かしさがこみ上げてきますね。時代がゆっくり流れていたのでしょうか・・ほのぼのとしてますね。
遠回りが・・・幸せをくれるような?
女性のヒッチハイクは勇気が言っただろうとな~と思います。
70年代の北海道・・津軽海峡の連絡線とか・・
北の国からも放映がない時代・・北海道は憧れでした。
良い時代ですね。
いい運転手さんでほんとに良かった! 旅でのこんな出会いは宝物、ですよね。
私のたびの素敵な思い出は美山町で全国を回っている二人のきこりさんとの出会い。夕食時に姉と「琵琶湖就航の歌」を歌っていたらふすまの向こうから拍手が それから一緒にカラオケをしました。苦労されている話に涙を流し、あったかい人柄、いい思い出です。
ヒッチハイクはかなり勇気がいりました。
いい人に出会えてよかったです。
人情も厚く、いい時代でしたから。
今の時代、地方だからといってもヒッハイクはできにくくなりました。
青函連絡船、懐かしいです。
乗りましたよ。
ふすまの向こうから拍手が…素敵な話ですね!
それから一緒にカラオケをしたなんて…
ますます素敵!
楽しそうな情景が目に浮かぶようです。
そして、苦労されている話に涙されて…
忘れがたい思い出ですね!
私も、阿寒湖の近くで、ヒッチハイクをしました。
もともとバスの乗継が悪く、YHまでたどり着けないことが明らかでした。
家族連れの乗用車を探して乗せてもらいました。
トラックは怖くなかったのかなあ。
五箇山では、マイクロバスに乗せてもらいました。車を選ぶって、大切なことですね。
forever-greenさんもヒッチハイクしましたか。
それも阿寒湖の近くとは、うれしいですね~。
会社の看板しょっていましたから、恐くありませんでした。
今年もよろしくです。
ほんと、昭和はよかった・・・
今は安心できない世の中ですものね~
ユーミンじゃないけど
あのころに帰りたい・・
でも1ヶ月でいいです。
今年もどうぞよろしくね。
ふぁんさんたちの取り組みに感心させられてばかり…。
人も花畑もどんどん広がっていますね。
本当に素晴らしいです!!