東京日記
静岡県焼津市と東京秋葉原を拠点に活動する(秋葉原の居住は2018年12月14日まで)IT企業経営者松田敏孝の日記です。




もうちょっと前だけど 本当に久しぶりに「将棋世界」誌を買った。もともと大学時代は将棋部に在籍したくらいだから将棋は好き。あの頃は先輩の下宿にころがりこんで徹夜将棋もよくやったし、電車の中では詰め将棋を解いたりしていた。ヨメさんと出会ったのは大学2年の夏だが、その初デートの待ち合わせ場所(高田馬場のBIGBOX前 懐かしい~)で 自分は短パンにゲタ履きで将棋ジャーナルを読みながら立っていたらしい。「この人に声をかけていいものか」とヨメさんはだいぶ迷ったらしい。

ま、それはさておき1月号の「将棋世界」誌で「名人戦の真実」という特集が組まれた。ページ数にして63ページのこのドキュメントはとてもドラマチックだった。ここではその内容にふれることはしないけど、米長理事長を中心とする将棋連盟の改革がうまくいって もっと将棋ファンが増えることを自分も心から期待している。

自分が将棋に目覚めた頃(小学校高学年)は名人戦の掲載紙は朝日新聞だった。当時自宅では朝日を購読していたので、日々の将棋欄は子どもながらに楽しみにしていた。その頃は「名人」の重みみたいなものはぜんぜん理解していなかった。

名人戦掲載が毎日新聞に移ったのはちょうど30年前。昭和51年とのこと。自分が東京にでてきた頃は毎日新聞に掲載していた。だから東京の下宿で購読した新聞は毎日だった。名人戦掲載以前の毎日新聞は「王将戦」を掲載していた。読売が「十段戦」で産経が「棋聖戦」だったと思う。自分の中では「名人戦」とその挑戦者を決める「順位戦」は別格で、他の棋戦で負けようが順位戦で勝てば、それが強い棋士の証明 というくらいに思っていた。

ただ、それでも「王将」というタイトルはまた重要で、「多分名人の次に値打ちのあるタイトルは王将なんだろう」くらいに思っていた。今思えばどのタイトルもプロ中のプロたちがしのぎを削って獲得するたいへん値打ちのあるものだと思うけど、その頃はそんな風に思っていた。

名人戦が朝日から毎日に移った以降、王将戦の掲載が行き所をなくしてしまい、結局毎日新聞系のスポーツニッポン紙に掲載されたと記憶しているけど、なんだか格が落ちてしまったような印象を当時はもった。今回の騒動をへて、この後、名人戦は朝日・毎日共催になるとのことだけど、自分としてはこの機会に王将戦の「復権」もぜひお願いしたいと思った。

今回の「将棋世界」誌の記事は本当に良心的で将棋界の発展を願う気持ち、伝統ある名人戦への敬意が溢れているものだと思った。それから4月からは大和証券グループが協賛してインターネット新棋戦も始まるとのこと。とても喜ばしいし楽しみだ。新しい時代に対応して将棋界は発展するような気がする。

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