東京日記
静岡県焼津市、藤枝市、北海道の札幌市にあるIT企業グループの経営者 松田敏孝の日記です。




21:45頃。静岡駅最終のひかりで東京に向かうべく会社を出ようと思ったら、1Fの会議室が「熱い」!

熱気がすごかった。みんな気合い入ってたなぁ。やっぱりこれだよね。この熱意でやれば、できないことなんてないよ。必ずやれる。ずいぶん知恵もでていたみたいね。いい雰囲気だった。

正直言ってこの1Fの会議スペースは決してきれいな場所ではない。ウチの会社で唯一喫煙が認められたスペースで、「タバコ部屋」なんて呼ばれたりしている。2Fの会議室には大きなプラズマCRTが設置され、快適にプレゼンしながら会議できるのに対して、1Fのこの会議スペースは何もない。ずいぶん古いコピー機能付きのホワイトボードがあるが、肝心なコピー機能ははるか昔に壊れたままだ。

打ち合わせしていたのは企業向けの販売・仕入・在庫管理システムなどを開発・販売する「業務システムグループ」の面々。企業向け業務システムの営業マンとシステム開発エンジニアたちだ。

自分はこのところ、この分野の営業をあまりやっていない。日次、月次で消費税が1円でもあわなければ問題になる、請求書の発行するとき印字位置が数ミリずれれば問題になるこの分野のシステム開発にクリエイティブなものを感じなくなってきていた。一方ホームページの制作・運営はデザイン、ユーザビリティ、マーケティングセンスも必要で、とてもおもしろい。提携戦略も華やかだ。

自分が急速にWeb系の分野にシフトしていく中で、ひたすらウチの会社の収益を支えたのは「業務システム開発」だ。地味だけど需要は確実。業務システム分野で会社のためにがんばってくれている社員には頭が下がる。そして、これだけ熱中して打ち合わせができるってことは、彼らを引きつける魅力もあるのだと思う。クリエイティブなんだと思う。

受託請負型の業務システム開発は一見ハイテクイメージだが実は旧態依然としたゼネコン型のビジネスモデルだ。IBMや富士通やNECが元請けとして受注し、系列の下請けに仕事を発注している。下請け企業の受託金額は厳しく、なかなか展望が開けない構造になっていると思う。

一方、ウチの会社は、実は下請け仕事はほとんど 0 だ。自分たちで直接お客様に出向き、提案し、制作させていただいている。なかなか安定しないし、競合は厳しいけど そのあたりがクリエイティブでいいのだと思う。それから 実は業務システム系の開発とWeb制作・運営の両方をやっている会社って意外と少ない。珍しい存在だ。これもウチの会社の大きな特徴になっている。Webと連動した本格的な販売管理システムの開発などは得意分野だ。

業務システム、Web、いずれにしても成長分野。この分野に熱中する若き営業マン、エンジニア、デザイナーたちの力が結集されたとき、ウチの会社は今よりも確実にスケールアップして、さらに進化した会社になれると信じている。自分も懸命にがんばるから、社員のみんなもがんばってほしい。一致団結して、いい会社を作ろう。明るく夢のある情報化社会の実現に貢献しよう。

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )



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コメント
 
 
 
いいですね (むと)
2005-10-04 08:50:36
お久しぶりです。

私はユーザー側の仕事をして10年近くになりました。

その10年間で業務系のシステムは3社目になります。

本当にそれだけ需要があるのだと思います。

なかなか決められない会社はさておき...。

確かにWeb系に比べればクリエイティブな面はありませんが、

昔よりはグラフィカルになったので、少しはクリエイティブかなと(^^;

グンと発展するシステムより徐々にしか発展できないシステムのほうが

もしかしたらやりがいがあるのかも知れませんね。

特急より鈍行でしょうか。



では、また。
 
 
 
鈍行の旅 (としたか)
2005-10-05 01:53:21
むとさん、コメント どうもありがとうございます。



ご無沙汰してます。「特急よりも鈍行」って言うのがすごくむとさんらしくていいですね。業務系のシステムも進化してると思うのです。やりがいのある分野ですよね。



なんだか「鈍行」という言葉ががーんときました。鉄道旅行に行きたくなりますね。季節もいいし。
 
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