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グレタ・トゥーンベリさんとCO2排出量削減

2019-11-07 16:08:39 | 日記
前回のブログでグレタ・トゥーンベリさんのことを少し書いた。国連で気候変動対策を要求する演説をしたその姿は大変立派であった。また彼女は、「私の声は聞かなくてもいいから、科学者の声に耳を傾けてください」とも言っている。つまり事態は極めて深刻なのだ。そしてこの10年の間に人類がCO2排出量の削減に真摯に対処しないと、地球は灼熱地獄になると力説する科学者もいる。要するに、人間の開発が前例のないスピードで、地球という惑星を破壊し続けているのだ。

グレタ・トゥーンベリさんは、解決策はシンプルだとも言っている。それはCO2の排出量を削減することだと。全くその通りだろう。これを実現するのは、意外と難しくはないのだ。結局、それは私たち人類の心構え。意識の改革。そこから芽生える日常生活レベルの変化なのかもしれない。

私たち人類という種は、今や地球の環境を激変させ、他の種も道ずれにして全的滅亡が可能な核兵器さえ保有する巨大な力を身につけてしまったわけだが、ここは悔い改め大転換を図るべきだろう。その意味では、ブラジルの大規模な森林火災が、国際的反響を受けたブラジル政府の対応で収まりつつあるのは吉報だ。環境保護に後ろ向きであったブラジル政府を、国際世論が環境保護に前向きな方向へと動かせたのだから。

また今年になって明らかになったことだが、インドと中国の植樹事業によって地球全体の緑地が急増しだしたことは、希望の象徴とも云える流れだ。つまり私たち人類は立ち直れる。以前このブログの記事で、インドと中国が古代からの大文明圏であるという話も書いたが、今後の人類史においてこの2つの国は、環境破壊の路線を猛進してきた人類が方向転換をし、自然と共生する道を歩み直す為の大きな役割を果たすのではないか。今や誰かが勝って得をしたら、誰かが負けて損をするというゼロサムゲームでは人類の山積する問題は解決できない。その意味でも、香港のデモが平和的解決に収束することを切に願う。デモの映像を見ると、現場は破壊の痕跡が増えてきたように思える。中国中央政府は国際世論も含めた民衆の声を心の耳で聞いてほしい。政府を動かす要人も、古来から中国大陸に存在する老荘思想を知っているはずなのだ。その英知が試されている。

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