味わい一筆

季節感ある暮らしをいっしょに楽しみましょう

堀切峠と魚うどん

2015-07-14 22:37:41 | お出かけ・旅行

今年の梅雨は台風接近の影響も重なり大変長く、まだ続いている。湿度の高い日が続き、部屋のエアコンは除湿能力を連日発揮している。

 

貴重な梅雨の晴れ間、堀切峠を経由して人気の飫肥城下町まで出かけた。内海のバイパストンネルが開通したので、最近は日南海岸も堀切峠を通らなくなった。

 

久しぶりの堀切峠からの眺めに、やっぱり宮崎のシンポルはここだなと思った。

 

道の駅フェニックス前の展望台ではますますの迫力、目の前には鬼の洗濯岩が美しく映え、遠くまで太平洋の紺ぺきの海が広がっていた。

 

美しい海岸線を南下してやがて飫肥に、桜の名所竹香園を散策した。日南の郷土の偉人小村寿太郎候の銅像を見上げて、しばし夫の歴史話を聞いた。夫はよくこのような場面をそれとなく設定する。

 

小村寿太郎候の功績:

20世紀初頭、日英同盟を結び、日露戦争後の講和会議では全権大使としてポーツマス条約を結ぶ。 また、不平等条約を改正し、関税自主権を獲得した。 その功績で日本は名実ともに独立主権国家となった。

 

城下町の雰囲気漂う小路傍にある器食堂でお昼にした。日南名物魚うどんを懐かしくいただいた。魚うどんは、トビウオのすり身に卵等を加えて混ぜ合わせ、ミンチ器でうどんのように突き出したもので、よく油津漁業組合の婦人部の方が催し物のとき振る舞ってくださっていた。

 

それをこの城下町で味わえ、とても新鮮だった。しこしことした食感は今も変わっていなかった。器食堂とあるだけに山葡萄の絵柄の素敵な器が、すべての料理に使われていた。

 

 

いつの間にかすっかり忘れていた堀切峠からの眺めと日南の素朴な味の魚うどんを堪能できたいい一日だった。(*^^*)

 

 

 

 

 

 

 



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