幸せは玄関からとよくいわれる。幸せの一番大事な入口玄関、やはり気になり見直してみた。家はつつましやかな二人暮らし、玄関先や玄関口を見渡しても幸せが避けて通るようにはしていないつもりだ。
もとよりインテリア風水には興味あったので、勧められていることは今からでも取り入れようと、図書館で調べてみることにした。
玄関には、絵がよく飾られている。それも風景画が多い。夫は水彩画、私は油絵を多少たしなんでいるが、そう玄関に掛けるような物はない。褒められると、すぐに手放すタイプなので、いいものはどこかに貰われていった。
離れて暮らす子どもも学生時代は美術部員だったが、社会人になってからは、創作の余裕がないらしい。
そこで、風景画を得意とされる夫の友人宅を訪ねて相談してみた。玄関に掛けていただけるとは光栄と快諾してわけていただいた。
玄関の額は窓からの風景として見るとのこと、落ち着いた林道の風景が、我が家をワンランクアップしてくれた。
図書館でインテリア風水関連の本を見ていくうちに、やはりと思い当たる文面があった。「玄関に遊び道具は置かない」ということだった。横で仮眠中の夫に説明すると、「ゴルフは、遊びじゃない」との反論があった。そうこうするうちゴルフバックがたたきから姿を消し、すっきりした空間になった。
その空間に、新しい玄関マットを敷いた。玄関マットは良い運気だけ持ち込む役割があり、敷くだけで運気を上げるといわれる。家の中と外との境界で、お茶室の結界と似たような感じととらえ、奮発して高島屋新宿店で求めた。
花のある生活も玄関から、生花、造花を問わず花を飾ることに、季節の先取り秋色の造花を飾った。
運気アップにと龍も置いてみた。花と龍、映画のタイトルのようになった。
今回のことで一番恥ずかしく知らなかったことは、傘立ては天気に応じて動かすということだった。そう、お茶の先生の玄関口の傘立ては、天気で絶妙に移動されていた。家は気持ちのゆとりもなく、いつも内に置きっぱなしだった。今日のような台風前の雨の日は外に置くと、気が利いた印象になった。
玄関は顔そして心、[ 幸せは玄関から]。 ( ;∀;)