味わい一筆

季節感ある暮らしをいっしょに楽しみましょう

福よ来い来い 春よ来い

2016-01-16 20:09:16 | 暮らし・ライフスタイル

今日暖かい陽射しの昼間、夫と二人で古家(家族の別称 メモリアルハウス)を片づけていたら、新築祝いに貰った大きなものが数々見つかった。「福よ 来い来い」と鯉が二匹画かれている大皿、白い髪が親、赤い髪が子の親子人形で、紅白おめでたい連獅子のケースは「新築祝い」の贈り物の定番だった。バブルの頃は、何でも一回り大きいものが豊かさの象徴として周りにあふれていて、それに流されてきた。

夫は愛おしく眺めては何回も大事そうに乾拭きして、元の艶を取り戻そうとしていた。そして、これぞ大きいものに憧れた頃の遺産だと玄関にまた飾ってみた。

 

久しぶりに見た大きなものに心を打たれ、気持ちが高まり若返った。

 

そんな折ブログを開くと、「このブログの人気記事」欄の、上位に「一回り小さいもの」が紹介してあり、不思議に感じた。1昨年の5月につぶやき・ひとりごとで載せた何でもない小さなことだった。それが、正月早々誰かの目にとまり共感していただいたことが嬉しかった。

リタイア後の小さな生活の一コマを、再び思い起こして、玄関に行ってみた。一回り小さい植物も元気にこの冬を乗り越えていた。気が付かないでいたことに気付かせていただいた。ブログを見てくださっている方々に感謝だ。

 いまや落ち着くものは、身の丈程の小さい暮らし、直ぐに、小さいものに囲まれた生活に帰ることになりそうな気がするが、しばらくはこうしておこうと思った。

年齢で移り行く好みを体感できた、いい一日だった。 (^^;)