梅雨らしく雨がよく降る今日この頃。これだけ雨が降るとバラたちにとっては、黒星病はじめ病気を予防しなくてはならない季節。バラの大敵カミキリムシもそろそろ現れそうな気配です。
昨日の午前中は2時間かけて、殺虫剤(オルトラン水和剤)と殺菌剤(サプロール)を混ぜ合わせての薬剤散布ができたので一安心です。。ちょうど雨の合間に薬散できたのもラッキーでした!
そうした中、今は葉バラとなったバラたちの先月の優雅な花姿をふり返り、或いは、まだ我が家の庭にはない高貴なバラに憧れ想いをめぐらしています。
4~5年前、前橋市の敷島公園バラ園に出ていたバラ苗販売店で、はじめて「マリー・アントワネット」の名を持つバラを見かけました。
それはさりげなく店先に置かれた鉢植えで、房咲きで咲く優雅ですがすがしい花姿といい、アイボリーに中央部分が淡いアプリコットがかった花色といい、何とも言いようもない気品にあふれてました。
その時、瞬間的にとても素敵なバラだな~。と思ったのですが、その頃は我が家の庭にあるバラたちはパステル系の淡い色のものばかりだったので、庭にインパクトがない!と家族からも批判が出てました。というわけで、残念ながらアントワネットのような淡い色系のバラは買いたくともセレクトの対象外だったわけです。
バラ園からの帰り、駐車場に向かって歩いていると、偶然、買ったばかりのマリーアントワネットを抱えたオバさまが私の前を歩いてました。高貴なお姫様のような顔をしたこの花がこっちを向いて、あたかも寂しそうに私を見つめているように見えました。
エレガントなマリー・アントワネットの花姿。うちにはないバラなので、園芸ネット本店さんから、お写真をお借りしてます。
詳しくはこちらをご覧ください。http://www.engei.net/Browse.asp?ID=35034
このバラとの次の出会いは、今年の3月だったでしょうか。行きつけのガーデンセンターで、なんと3月にして開花苗になって売りに出されてました。季節外れに強制的に咲かされてしまったアントワネットは、その気品は持つものの、物悲しさに包まれたもので購入する気にはなりませんでした。
敷島公園バラ園の展示コーナーに飾られていた麗しいマリー・アントワネットの肖像画。
1783年、ヴィジェ・ルブラン夫人による肖像画で、この時、マリー・アントワネットは28歳頃。手にしたバラはオールドローズのロサ・センティホリアだそうです。
彼女はこの10年後、フランス革命の渦中にはかなくギロチンの露と消えることになります。
2014年は京成バラ園さんの販売する「ベルサイユのばらシリーズ」で、もう一つの「マリー・アントワネット」が登場したので驚きました! ぜひ、こちらのサイトをご覧ください。http://www.keiseirose.co.jp/company/versailles/lineup/antoinette.html
ベルばらファンにとっては、眺めているだけでも楽しくなってしまします!
メイアン社作の新マリー・アントワネットはハイブリッド系の大輪で、色も濃いローズピンクになってます。前述のアントワネットが淡い色系で「気品とはかなさ」を漂わせているのに対して、こちらはまさにフランス最後の王妃の華麗さ、優雅さを前に打ち出している作風でおもしろいです。
それでは、今日も長い文章になってしましましたが、この記事の最後は再びこの曲で飾りたいと思います。
http://www.youtube.com/watch?v=eUTotUxJRMw
you tubeで見つけた「ベルばら」のオリジナル・サウンドトラックからで、とてもドラマチックな曲です♪
ブログをご覧の皆さんと共に、マリー・アントワネットとオスカル・フランソワ・ド・ジャルジェの生きた、激動の時代に想いをはせることができたら嬉しいです?
関東地方も本格的な梅雨となり、昨夜はかなり降りました。すでに一番のお気に入りとなった「ビエ・ドゥー」のお花も、切り花となっておうちの中に避難しました。
室内でちょっと暗いけど、どうかしら・・・ 可愛い~でしょ!!
雨の今日は、先月の「オープンガーデンいせさき」に訪れ、その模様を紹介してくださった皆さんのブログをご紹介させていただきます。
まずは、名ブロガー yossy さんのブログで、「赤城山が好き」さんです!
http://blogs.yahoo.co.jp/miyossy47/31833089.html
我が家の外壁のつるバラ、ピエール&フランシス・E・レスターのいい写真を撮ってくださって嬉しいです! またまた我が家の庭で、なんと!おんたけやまさん御夫妻との遭遇もあり・・・ そんな人と人との再会や交流に、オープンガーデンが用いられたら最高です!!
お次は、、登山、グルメ、ガーデニングが大好きな素敵なご夫婦のブログ、「山歩きとグルメ日記」さんです!
http://blogs.yahoo.co.jp/ys045304/12187491.html
我が家の庭をローアングルで、カッコよく撮ってくださいました!!
右手前にアンティークタッチのバラ「イブ・ピアッチェ」と「センテッド・エアー」をさりげなく入れた、肩越しのアングルがさすがキマってますね~☆
うち以外のお宅も素敵な写真がたくさんあって、オープンガーデン仲間も喜ぶと思います!
yossy さん、みーちゃんさん、ご紹介どうもありがとうございました!!
オープンガーデン、そして開花期を終えた我が家のプチローズガーデンは、優雅なバラの花がほとんど姿を消し、緑葉の茂る「葉桜」ならぬ、「葉バラ」の状態になりました。
そうした中、早くも来年のオープンガーデンに向けて庭づくりの構想を練ったり、暇をみてはガーデンセンターに足を運び新しいバラ苗を探したり、コンテナ(鉢)探しをしています。
新しいバラ苗と言っても、狭いスペースの庭なので限られた数株のバラしか増やすことはできません。我が家の庭にどんなバラが合っているのか?あるいは不足しているのか?等、充分に吟味してから購入に踏み切ります。
我が家のプチローズガーデンの中心部は、ピンク&ホワイトのロマンチック系カラーでまとめているのですが、今年はイングリッシュローズの「マサコ」が瀕死の重傷なので、それを補うように色としてはピンク系。花形は、やはりオールドローズを想わせるようなクラシックな花形のものを探しました。他にバラの背の高さや性質、その上、贅沢ですが香りの強いものを候補に上げます。
具体的には、家にある「イングリッシュローズ」の本や「バラ図鑑」を開いて、「アンティークタッチのバラ」等はネットでもよく調べます。但し、調べて目星のバラが見つかっても、実際はそれと巡り合えることは難しいのが現実で、バラの購入もまさに「出会い」です!もちろん、いいバラがあったらネット通販で注文することもできますが、貧弱な苗が送られてきてもそれを受け入れなくてはなりません。
私の場合は、いくつかのバラをリストアップしておいて、開花シーズンに敷島公園バラ園に出る苗の販売店や、行きつけのガーデンセンターに行って出会ったバラを買ってきます。
その方が実際に苗をよく見られ納得できるものを入手できます。
今回は写真のような青いプラ鉢がトレードマーク、デルバール社の「フレンチローズ」をセレクトしました。ちょっと高かったけど、ここぞとばかりにヘソクリから奮発です!
ちょっと見ずらい写真ですが、いちばん左のものは、憧れのフレンチローズ「ローズ・ポンパドール」の新苗です。新苗なので、半額とまでは行きませんが格安でお得! しかも、枝の太さは意外と太くラッキーです♪
店頭ではもっと小さいプラ鉢に植えられて出てましたが、そのままでは発育しないのでリサイクルのプラ鉢に植え替えました。何とかカミキリムシに食われないように守られ、更なる成長を期待してます☆
「ローズ・ポンパドール」との出会いは衝撃的でした! 先月、一緒にオープンガーデンにご参加された隣のお屋敷、マダム・Hさんのお庭で、ご主人が見つけてきた「ローズ・ポンパドール」の貴婦人のような麗しい花姿を初めて見て一目ぼれしてしまいました!! 「ベルばら」なんかに出てきそうな歴史上の人物、「ポンパドール夫人」を思わせるところも、ニクい演出で魅力的です。
残念ながら、我が家の苗は新苗で、秋まで花を咲かすことができません。ローズ・ポンパドールの開花した写真はこちらからご覧ください。
http://www.hanahana-shop.com/SHOP/89790/97837/list.html
↑ 次に、並べた写真の真ん中の葉がよく茂ったバラは、「ビェ・ドゥ」 フランス語で「恋文」という意味だそうです。宣伝文句が「優しいシャドーストライプ(淡い絞り)のロマンチックなバラ」とあり、特に、「ロマンチック」という言葉に魅かれて買ってしまいました。
購入時は蕾の状態でした。上の写真は開花しだしたところですが、ピンク地に白の絞りというのはあまり目立たず、大輪と書いてあるわりには花は小さくあっさりしてます。これだったら、こちらも新苗でよかったかとちょっと後悔しました。
でも数日後、下の写真のように房咲きの周りの蕾も次々開花すると花のボリュームもでてきて、夢見る少女のような素敵なバラに変身しました!
「恋文」という名前と、ピンクのプリティーな花形もよくマッチしているし・・・ このバラのイメージは、高校生の頃に出した?「初恋のラブレター」。勝手に付けたバラ言葉は「淡く儚(はかな)い、初恋の想い出」といった感じのとっても可愛いバラです?
↑ 最後に紹介するバラは、並んだ写真でいちばん右側の「スール・エマニュエル」です!
ディープカップ咲きで花びらの数が多いエレガントな花姿と言い、ライラックピンクの色と言い、ミルラ香のいい香りと言い、どこをとっても満足度120%の豪華なバラで気に入ってます!!
実は、和名で「シャンテ・ロゼ・ミサト」という立派な名前が付いて出回っているわけですが・・・ 渡辺美里さんもいいのですが、私としてはオリジナル名の「スール・エマニュエル」と呼ぶことにしました!
英語では「シスター・エマニュエル」だそうで、このバラは、ベルギー出身のカトリック教会のシスター(修道女)、シスター・エマニュエルさんの名前が付けられています。
シスター・エマニュエルはスラム街の貧困層の人々の中に身を投じ、貧しい人々の幸せのために情熱を燃やし続けたフランスのマザーテレサとも呼ばれる国民的人気のシスターで、惜しくも2008年に99歳で召天されました。このバラは2004年に誕生し、その功績を称えシスター・エマニュエルに捧げられたバラです。
そういえば、2004年は私たち夫婦が結婚した年でもありました。今年は結婚10周年なので、このバラを、結婚10周年記念のバラにして大事にしようと思います。
最後にシスター・エマニュエルの名言で飾って、今日はおしまいにします。
「あらゆるところ常に、諦めることなく助ける手段を探そう。そして希望をふりまこう。
そうすればそれが活力を与え、あなたの愛が奇跡を起こすだろう。
↑ いけない!我が家のフレンチローズ、もう一つあるのを忘れてました。4~5年前に入手して花壇に植えられた「サン・テクジュペリ」が、今年も綺麗に咲きました。
遅咲きなので、毎年今頃、オープンガーデンが終わってからひっそり咲きます。このように開ききる前に、花びらが星型になる時があって名前が「星の王子さま」の作者になっているというわけです。
オープンガーデンを終えて5日が経ちましたが、伊勢崎市は今日も真夏日となり、誰もいない庭に太陽の光がとどまることなく燦々と降り注いでました。
鉢植えのバラたちには、朝夕、水やりをしなくてはならず、害虫の退治も欠かさず、オープンガーデンが終わっても、ロザリアン(バラ愛好家)にはなかなか休息がありません。
フェンスのつるバラは、純白のシティ・オブ・ヨークに代わって、遅咲きの「ニュー・ドーン」が咲いています。日ざしの強い中でも、淡いシルバーピンクのお花がたくさん咲いてすがすがしいです。
一人、庭に佇んで、思い出すのはやはり、ご来場くださった沢山の皆さまの笑顔です。
井上陽水のような、サングラスをかけて現われた Fさん。素敵なお庭をお持ちの I さんとお友達の美女軍団。ネットで知り合い初めて対面した、しょうちゃん。
またまた、ご近所のケアホームのおばあちゃん達。職員さんと共に、皆さん車椅子でお花見に来てくださいました!この時だけは、道路から庭までバリアフリーで良かった~!とつくづく思いました。
素晴らしい、570名の皆さん!我が家の庭に訪れてくださって、本当にありがとうございました!!
そして、いつも私たちを見守ってくださった「オープンガーデンいせさき」の生みの親、お花と樹木のお師匠のK先生。「Go!いせさき」の丸男さん。公園緑地課の皆さん。ご近所で、オープンガーデンに一緒に参加してくださった Tさん、Kさん、Hさんに感謝の気持ちでいっぱいです。
「また、来年も一緒に頑張ろうね!」とうなずき合って、ご近所の皆さんとの交流は更に深まり、いっそう強い絆で結ばれました。
またそれぞれに、「来年の庭はどうしようか? どんなバラを選んで追加しようか?」、とか・・・ 早くも「オープンガーデンいせさき2015」の青写真が頭の中によぎっています。
午後に、バラの一番の大敵、カミキリムシの成虫が株元に卵を産まないようにするため、防虫ネット代わりに台所用の水切りネットを100均に物色しに行きました。
ところが、買って来たものは写真のような素敵なランチョンマットでした!
まるで、ローラ・アシュレイ・ホームのような可愛い花柄のファブリックがキルト加工されてます。2枚で税込、216円!なので、思わず買ってしまいました!!
友人のプレゼントでとっておきの、軽井沢丸山珈琲ハイブレンドの豆をひき、こちらも頂きもののロッシェのお菓子で、ひさびさのティータイムができました。。
ジューンベリーの実も、今年はたわわになりました。ジャムにするとおいしいです。こうなると、収穫は人間が先か、ひよ鳥が先かという競争になってきます。