一ヶ月ほど前の私は、読んだことも無いのに吉田修一を馬鹿にしていた。
今の月9のくだらないドラマの原作者だと思っていたからだ。
しかしそれは誤解だったことに気付く。
ただ脚本家が改悪していただけなのだということをバイト仲間から聞いたからだ。
韓国ブームにのってあんな変なドラマになってしまったようだ。
吉田修一は「人間の距離感」を小説で描こうとしているのだと思う。
『パレード』も吉田修一の他の作品同様、それを主題にしている。
村上春樹の『アフターダーク』のテーマも同じようなものだったが、吉田のほうがそれを描くのに長けているし、『パレード』も秀逸であった。
生きるうえでは必ず誰かと関わらなければならない。
そこでは適度な距離を保っていく必要がある。
心的にも肉体的にも。
人間同士の適切な距離は存在するのだろうか。
たとえば自分がある人物に対し適切だと思う距離をとっていたとしても、相手からみればそれは近すぎるかもしれない。
そんな事態も起こりうる。
私もそれを見極めるのに苦心することがある。
とにかく私は『パレード』という小説を読み終えたときに、すぐに最初から読み返した。
時間を置かずに小説を繰り返し読んだことなど今まで一度もなかった。
そんなことをさせる小説だった。
今の月9のくだらないドラマの原作者だと思っていたからだ。
しかしそれは誤解だったことに気付く。
ただ脚本家が改悪していただけなのだということをバイト仲間から聞いたからだ。
韓国ブームにのってあんな変なドラマになってしまったようだ。
吉田修一は「人間の距離感」を小説で描こうとしているのだと思う。
『パレード』も吉田修一の他の作品同様、それを主題にしている。
村上春樹の『アフターダーク』のテーマも同じようなものだったが、吉田のほうがそれを描くのに長けているし、『パレード』も秀逸であった。
生きるうえでは必ず誰かと関わらなければならない。
そこでは適度な距離を保っていく必要がある。
心的にも肉体的にも。
人間同士の適切な距離は存在するのだろうか。
たとえば自分がある人物に対し適切だと思う距離をとっていたとしても、相手からみればそれは近すぎるかもしれない。
そんな事態も起こりうる。
私もそれを見極めるのに苦心することがある。
とにかく私は『パレード』という小説を読み終えたときに、すぐに最初から読み返した。
時間を置かずに小説を繰り返し読んだことなど今まで一度もなかった。
そんなことをさせる小説だった。
私も読み返します。
いきなりですが…ホンット同感です。
東京湾景、すげぇ好きな作品なのに
頓珍漢なドラマになってしまい個人的には憤慨しております。
しかも仲間由紀恵主演だなんて…(私感)
誰かを求める強さと弱さを
恋愛という“それ”が顕著に表れる境遇で
繊細かつ鋭角な描写を用いて具現した作品。
僕はそう捉えて、大事にしていました。
だから…憤慨です!
ちなみに個人的には
『最後の息子』も好きです。
ビデオカメラを再生しながら、過去を思い出してくところなんかが。
あと『熱帯魚』に収められてる「グリンピース」も好きです。