或るひとつの記録

昔と違い、最近は完全に子供のために生きています。

第136回直木賞・芥川賞候補者編

2007年01月15日 22時42分49秒 | Weblog
遂に明日発表!
その前に書かなくては。


〈直木賞〉

今回の候補者で注目すべきは北村薫だ。
直木賞は完全な新人賞ではないというのを常日頃から説いているが、彼のノミネートはそれを証明してくれた。

しかし作家歴20年近いベテランにとっては今回がラストチャンスだろう。
学年は村上春樹の一つ下、大学も学部も同じだから、もしかしたら会ったこともあるんじゃないか。

ちなみに彼の覆面作家シリーズは高校生のときちょこっと読んだ。



次に注目すべきは荻原浩だ。
2006年は『明日の記憶』が映画化、『僕たちの戦争』がドラマ化されるなど飛躍の年だった。

小説すばる新人賞受賞時の同期・熊谷達也は『邂逅の森』で既に直木賞を受賞しているだけに、今回こそは俺もと内心思っているだろう。

ちなみに荻原作品は『ハードボイルド・エッグ』しか読んだことがない。


しかし本命は佐藤多佳子かもしれない。
『一瞬の風になれ』を読んだ評論家・書店員・読書家その誰も直木賞候補筆頭格だと思ったはずだ。
前回から続く児童文学出身者受賞の流れが途絶えなければ受賞確定か?


三崎亜記もデビュー作で一気にブレイクし、映画公開も控えている。
1970年生まれと今回の候補者の中で最年少の勢いで一気に受賞となるか?
世間一般には全く若くないけれども。




〈芥川賞〉

こっちは浅田彰の真似で一言。


(前もって言うべきことは何もない。)


以上。

これがわかればかなりの文学賞マニア。



発表は明日の夜六時以降だ。

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