或るひとつの記録

昔と違い、最近は完全に子供のために生きています。

俺は絶望してるがゆえに俺なのだ

2006年09月01日 08時18分52秒 | Weblog
『ぜつぼう』は確かに玄人筋の作家たちが絶賛するだけのことはあった。

『腑抜けども、悲しみの愛を見せろは』はやはり舞台脚本の域から抜け出せていない。
とてもじゃないが、小説としての体を成しているとは言えなかった。



本谷有希子の本は、どのレベルの本屋なら売っているのかをテーマに探索を続けてみたが、今の段階ではやはり紀伊国屋書店レベルでしか売っていなかった。
実家で一番大きな書店にも、都内の中規模書店でも、新作『生きてるだけで、愛。』さえ売っていない。

紀伊国屋では三冊とも平積みだったのに。