或るひとつの記録

昔と違い、最近は完全に子供のために生きています。

シリーズ・六本木の女たち(三)

2005年10月24日 23時07分41秒 | Weblog
「夢をために生きる女」
ショップコーディーネーター。
いろんな店をアレンジする仕事。
空間を飾る仕事。

そんな仕事に就きたいと彼女は思っている。
でも簡単に始められる仕事ではなかった。
20歳前後の女が、そんな肩書きを名乗ったところで仕事が回ってくるわけがない。

夢を追い、勉強をしながらも、彼女はバイトを始めた。
酒が好きだからという安直な理由で、バイト先には居酒屋を選んだ。

しかし今ではキャバ嬢も掛け持ちしている。
この仕事は働きながら酒が飲めるのだ。
これが彼女の天職なのかもしれない。


シリーズ・六本木の女たち(二)

2005年10月24日 09時01分16秒 | Weblog
「家族と学校に内緒で働く女」

昼は普通の女子大生、夜は六本木のキャバ嬢。
そんな二足のわらじを履く女。

彼女がキャバ嬢デビューしたのは、女子高生のときだった。
出来の良い兄と弟の板挟みとなり、抑圧されてきた自分を解放したかったのかもしれない。
キャバ嬢生活のせいか、彼女は大学受験に失敗し、さらに窮地に立たされる。

浪人時代はキャバから足を洗い、予備校に通った。
しかし大学合格後は再びお水の世界に舞い戻ってきている。
とても優しい話し方をする彼女自身が、現実を忘れたいからかもしれない。