◆2月27日
蒲郡のお試し預かり宅から脱走して早11ヶ月。
直後に駆け付けたものの情報はなく・・聞き込み、チラシポスティング、
新聞記事掲載、友人達と数千枚のチラシ印刷そして折り込み。
藁にもすがる気持ちでアニマルコミュニケーターさんにも依頼しました。
ケーターさんは、「ちーちゃんは帰りたいが方角が分からずに迷っている・・」と いうものでした。
別のケーターさんは、「温泉地が浮かび川のような水がある場所が浮かぶ」と いうものでした。
蒲郡には三谷温泉で有名です。
ちーちゃんが2週間暮らしていたお宅の向かい側に温泉郷があります。
≪ちーちゃん、ごめんね・・待っててね・・≫
数人の方から情報が届きました。
ある人は保護していた犬がいたが逃げてしまった(写メにて別犬と判明)
ある人は墓地で数匹の群れを見かける。
ご心配頂き情報提供して下さる方のお気持ちが嬉しく・・
ある日、女性から電話が鳴った。
駅に向かう信号待ちの早朝、右手の坂道から1匹の犬が下りてきて、赤い首輪をしていた、
運転席の窓に近づき、訴えているような淋しげな目でジッと見て去って行ったというものでした。
写メを見て、シェパード風の毛色も華奢な姿もよく似ているとのことでした。
車は私と車種は違うのですが色あいが似ているようでした。
目撃場所は、失踪場所から3キロもない西側のようですが、
直ぐには駆けつけることの出来ない私にはどうしょうもありませんでした。
◆5月の聞き込みで山麓の畑の持ち主Sさんから情報を得ました。
畑の前の道に赤い首輪をした犬がポツンと立っていたこと、写真を見てよく似ているとのこと。
Sさんの許可を得て、ちーちゃんの毛布とキャリーを置くことになりました。
≪この道にポツンと立っていたそうです・・後方の繁みの中に檻があります≫
◆進展のないまま7月に・・
岡崎のボラ友のTさんが、この辺りで目撃したとの連絡が入りました。
ガリガリに痩せて、ダニだらけとのこと・・2メートルの距離に立っていてジーッと見つめて
そのまま山に向かったそうです。
急いで捕獲檻の設置をするようにとのアドバイスを頂きました。
Tさんは、現地まで1時間近くかけ時間を見つけては頻繁に捜索を続けて下さっていました・・
◆さて捕獲檻はどうしょう・・知人もなく当てもなく、途方に暮れるばかり・・
この時、Hさんを思い出しました!そうだ、Hさんに相談しよう!
Hさんは、ちーちゃん捜しの初日の夜あるお寺で偶然遭遇した女性です。
野良猫のTNR活動をされている豊橋のボラさんでした。
猫がトラップに入るのを待機していたのです。
暗闇の心細い中、Hさんと車中で談話しとても勇気づけられたのです。
「お役に立つことがあれば連絡下さいね」と言って下さいました。
すぐさまHさんに相談しました。 頼もしい方です!
早速「檻の手配が出来ました」との嬉しい返事を頂きました。
◆8月4日
檻設置の立ち会いの為、余裕を持って3時間前に出発したのですが渋滞で間に合わず・・
急きょ、畑の持ち主Sさんに電話しました。
Sさんは快く承諾して下さり無事に設置することが出来ました。
Sさん、本当に有難うございました。
≪多くの方々のご尽力で設置できました≫
更にHさんは
ボラ仲間の蒲郡のKさん、Yさんをご紹介下さいました。
Kさん、Yさんが応援に来て下さり雨よけのシートで覆いました。
Kさんが、檻の管理を引き受けて下さったのです。
先ず入口に餌を置きます、次に徐々に奥へと置いていきます。警戒心を解くためです。
そして夕方には様子を見に行くという大変手間のかかる作業なのです。
どんなに心強く、感謝したことでしょう・・ 全てこの方々のお陰です。
≪目撃情報のあった山麓・街灯もなく夜は真っ暗です・・≫
◆設置してから季節は10月に移り
Kさんから細やかな連絡を頂きました。
「今日はカラスが入っていたので逃がしたよ」
「今度はタヌキだった」 「アライグマも入っていた」
勤務もあるご多忙の中を本当にお世話になるばかりでした・・
◆10月22日
残念ながらちーちゃんの姿はないままです。
畑の収穫期ですので一旦捕獲檻を撤去致しました。
引き続き、檻を設置する予定です。
Hさん、Kさん、Yさん、本当に有難うございましたm(__)m
心もとない中をどんなに心強く思ったことでしょうか・・
皆様の温かさ、優しさを有り難く嬉しく・・厚く御礼申し上げます。
励ましのメッセージを下さいました皆様、情報下さいました皆様
有難うございましたm(__)m
ちーちゃんに再会出来るまで諦めません。
檻は年内に設置する予定です。
今後とも宜しくお願い致しますm(__)m