野に撃沈

多摩地区在住の中年日帰り放浪者。ペンタックスK10Dをバッグに野山と路地を彷徨中。現在 野に撃沈2 に引越しました。

丹沢大山を登る

2008-04-26 | 登山
 今年になってはじめての登山だ。丹沢には何度か登っているが、大山(おおやま)に登るのは学生時代以来だから数十年ぶりになる。

< 行程概略> 10時半前伊勢原駅北口から大山ケーブル駅行きのバス→11時前ケーブル駅到着、そのまま男坂を登山→11時40分大山下社。表参道から登る→12時50分ヤビツ峠との分岐通過→13時5分頂上に着く、30分ほど昼食→雷の峰尾根を下山→14時30分見晴台→15時30分日向薬師バス停→15時45分のバスに乗って伊勢原駅へ

 バスから降りて急坂をのぼり始める。一緒に降りた人は20数名、平日にしては結構多い。


 鯉のぼりが青空にはためき、すがすがしい。


 追分ケーブル駅までは土産物屋の店先を縫いながら登って行く。


 往年の賑わいはないのか、戸を閉ざしたままの店も幾つか見られた。


 男坂、女坂の分かれ道を越えたところで若い鹿を見つけた。画面中央少し右よりの所。


 下社まで一時間かかって着く。狛犬が迎えてくれた。


 阿夫利神社の下社


 神社の地下には湧き出た冷水があり、飲めるようになっている。美味しかった。


 神社の左隣から阿夫利神社への参道を登って行く。以前は神社への登山は一年の一定期間しか認められてなかった。その謂れを伝えるため、今でも参道への入り口は半開きとされている。


 この辺から山の花が多く見られるようになってきた。

 ミヤマカタバミ


 ヤマルリソウ


 スミレも多い。


 ナガバノスミレサイシン(多分)


エイザンスミレ


 春霞に覆われて展望は余り利かない。黄色い花の木はアブラチャン。


 赤い蕊が可愛いハナネコノメ


 頂上が近くなった。アズマイチゲも白色や青みがかった色の花を咲かせている。


 やっと頂上に着いた。1252mの頂上とはいえ、標高差は900mをこえている。しかも久しぶりの登山だ、すっかり息が上がってしまった。


 奥の院


 昔はなかったと思うが、今はすぐ裏手にこんな無粋な物が建っていた。頂上の裏には大きなトイレが出来上がっていた。


 丹沢は花はさほどでもないが、富士山、相模湾と展望の良い頂上が多い。が、今日はあいにくの春霞で近くの塔ノ岳や丹沢山すら朧にかすんでいる。昼食を済ませ、木の階段の多い雷ノ峰尾根を下った。

 途中見かけた等身大の石仏。


 麓の日向薬師付近では八重桜が見頃を迎えていた。木の下ではシャガやオドリコソウが咲いている。ここには去年彼岸花を見に来たことがあった。今でも里山の雰囲気を残している心落ち着く土地だ。


 半年後の秋には田や畑を彼岸花が赤く縁どることだろう。


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