記憶鮮明、文章不明

福祉は権利。平和こそ最大の福祉。保育なめんな、子どもなめんな、保育士なめんなです。

年の瀬に

2006-12-31 | Weblog
おりがみ家のある団地の近くの住宅地、大正生まれのご夫婦がすんでいらっしゃいまして。
そのおうち、岡田さんというんですが、何故か飼ってる犬はトラではなくベイというお名前。(息子さんがベイファンだったのであります。)

「ベイのおじいちゃんチ行って来るね」と月に一度はご機嫌伺いに行くおりがみ。
今年最後のご機嫌伺い、冬休みのふたりむすめも「行く!!」「ベイに会いたい」とくっついてきました。

ベイはよく吠えますが、けっして人嫌いではない。
心を許した人に対しては



このとおり。腹見せてうっとり。


子どもたちが小さい頃はしょっちゅうお邪魔してましたが、トンとご無沙汰。

「大きくなられたのね」
「ハイ」
「うえちゃん大学決まったの??」
「ハイ」
「まぁま、おめでとう、しっかり勉強なさいね」
「ハイ」

親が言ってもこんな素直な返事は返ってきませんて。

奥さまは81歳。
両手にこぼれんばかりのお菓子を持ってきて、したちゃんのトートバックにざらっと入れてくださいました。

こどもたちが小さい頃と同じように・・。
息子さんも独立されて久しく、お孫さんもご結婚なさったとか。
お正月はまたにぎやかな岡田家になることでしょう。

「したちゃんは高校受験ね?」
「ハイ」
「うちのこは昔受験の前の日に火事にあってね、それは大変だったのよ。」
「げげ!!」
「でも、頑張って合格したの。」

そんな話初めて聞きました。奥様。

「あなたもしっかりお勉強してね。女学校を出てもうずっと長くになるけど、この年になってからでも、若いときに先生から言われたことがこういうことだったのか、って初めて気がつくことがあったりするのよ。」

81歳のお言葉には本当に重みがあります。
したちゃん、神妙なお顔でした。

しこたまお菓子をいただいて失礼いたしました。



で、ふたりむすめは帰り道

したちゃんの通う中学の前の公園で、キャッチボールなぞやりました。
今年の投げおさめか?

夕焼けの富士山が綺麗でした。




富士丹沢の迫る山並み
さやかにも
大気の澄みて
○○の丘
町外れちゅ~がく~



も一枚。




富士の嶺は豊かに晴れて
乙女らの希望は高し
立たん いざ
自由の友よ
つつましく
篤く祈りて
人の世に御言葉の福音つたえん





校歌に富士山が出てくるのって神奈川県のガッコの特徴なのかな?

お正月は晴れたらいいな。そんなこんなの年の瀬でした。

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