記憶鮮明、文章不明

福祉は権利。平和こそ最大の福祉。保育なめんな、子どもなめんな、保育士なめんなです。

時限爆弾?

2005-07-22 | Weblog
アスベスト・・・石綿。何十年もかけて人の身体の中に入り込み、肺がんや中皮腫という病気を呼び起こすといわれています。

石綿、ときくと、おりがみは小学校や中学校のとき理科の実験でつかった「石綿付金網」というものを思い出します。四角い金網の真ん中に、丸く白い厚紙みたいなのが貼り付けてあって、アルコールランプでビーカーを熱するときは、三脚の上に載せていました。実験には欠かせなかったですよ、石綿!!!!

ランプの炎、ビーカーの底からぷつぷつと生まれ出る気泡。その間に、石綿付金網はいつもいました。
あれは・・・・なんとも・・・・ないんですよね?













中学、高校の体育館は、設計のミスなのか?非常に風通しが悪く、小さな窓を一つ一つ開けるのがとても面倒くさかったです。その小さな窓を我がもの顔で出入りしていたのが・・・平和の象徴(笑)はとぽっぽでした。「あいつら」はサーブ練習をしている私たちの頭上を、バタバタ飛んではフロアへ爆弾(糞)を落っことしました。それを雑巾で拭くのが下級生の練習中の大事なお仕事でした。

たまに腹立ちまぎれに当時はやっていた天井サーブで狙い打つのですが、あいつらはへの河童・・。さっと窓から逃げてゆき、あざ笑うかのようにまた入ってくるのです。

ある日チームメイトのカイちゃんが深刻な顔で言いました。
「新聞で読んだんだけど、はとの糞って吸い込むと脳腫瘍になるんだって」















乾いてしまった「はとふん」をちりとりでカリカリ擦り取ったりしていた私たちは、真っ青になりました。
「あの粉末、きっと私たちの肺に入って、脳まで届いてるね、きっと。」
「うん。もしも在校中に発症したら、学校を訴えられるかな?」
「だめよ、部活を選んだのは自分ですもの」
「大人になって脳腫瘍になったら、どうしゅよう?」
「バカ」
笑って済んだらそれに越したことはありませんが・・・。








今のところ、当時のチームメイトがどうにかなったことは聞いてません・・・。
その後の研究はどうなんでしょう?









もっともっと昔、6才くらいのとき、雨が降っているときに傘をささずに外で遊んでいたら

「放射能が入ってるから雨にぬれると頭の毛がぬけちゃうよ」と誰ともなく言い出したことがありましたっけ。(高知のおっとも、同時期にそういう会話をしたそうです)
米ソの核実験が盛んに行われていた時代のことです。
放射能マグロとかいって、風評被害でお魚が売れなくなりました。





アスベストも、はとふんも、放射能も、すぐには悪さはしないのでしょうが。


繁栄を築き上げてきた・・・ねえ、おじいちゃんたちにいいたいです、当時子どもだった世代として。




どうもこうも、負の遺産ばかりが、子や孫の身体にしみこんでいるのではと思うことが、多すぎませんか?

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2 コメント

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真偽はしらねど (kawahara)
2005-07-22 18:01:50
>放射能が入ってるから



私の育った80年代においても田舎では根強く言われておりました。まあ、隣の県が「原発銀座」ですから、あながち全くのデタラメでもなさそうですけどね。



>繁栄を築き上げてきた・



前、テレビで1945年に比べると現在のGDPは何百倍だったか、だそうで、こんな成長をした国はないそうです。ドイツはきっと1945年以前でも日本の倍豊かだったのでしょうか。詳しいことは知らないですが。要は身長が急に伸びると身体が痛くなったりするように弊害が出るのでしょう。変な話だけどやけに50~60代でガンとかになる人が多くないですか?最近。少なくとも私の周りは多いんですよ・・・。

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今日も朝からアスベスト (おりがみ)
2005-07-23 09:55:43
80代の小児科医の方が、保育園の学習会で「僕が若いころ診た子どもさんが、40代、50代でバタバタ亡くなっているんだよね・・・」と話されていたことがあります。



食事、水、空気・・・どう考えても毒に囲まれているとしか思えない環境の変化によるものでしょう。

ナウシカではありませんが、私たちは毒のない状況下では肺から血を噴出してしまうのかも。なんて思ってしまうです。



アスベストに関してはワイドショーで盛んに取り上げていますが、国も自治体も、なんか、腰が重たいですね。



国中に地雷が埋まっているような感じです。
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